2007年11月27日

今日はコレを買って帰ろう

B000YKXQWUPLAYBOY (プレイボーイ) 日本版 2008年 01月号 [雑誌]
集英社 2007-11-24

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4253233112フランケン・ふらん 1 (1) (チャンピオンREDコミックス)
木々津 克久
秋田書店 2007-11

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4344410289銭ゲバ 上 (1) (幻冬舎文庫 し 20-4)
ジョージ秋山
幻冬舎 2007-10

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4344410297銭ゲバ 下 (3) (幻冬舎文庫 し 20-5)
ジョージ秋山
幻冬舎 2007-10

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PLAYBOYは池澤夏樹特別寄稿「ミステリ中毒者のための警察小説」を目当てで。『あなたに不利な証拠として』級のできるだけヘヴィーな警察小説が読みたいのだけれど、ローリー・リン・ドラモンドにとっての警察/警官社会は命の手触りや人生の雰囲気を描くツールのようなもので、おそらくはティム・オブライエンにとってのヴェトナムのようなものだからジャンルに沈み込むようなことはなさそうで、期待の仕方がちょっと違う感じ。あとは、人体改造系を1冊とジョージ秋山稀代のマニフェストを。「告白」もどこか文庫化してくれないかな。

※今月号のPLAYBOYは“特製プレイメイトカレンダー”が付録なので、全体がシュリンクラップされていたこともあって中身を確認できないまま買ってきたんだけど、目当てだった池澤夏樹の記事が見開き2Pだけでちょっとガッカリ…。
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2007年11月05日

買った本買う本読みたい本

490668128X佐藤泰志作品集
クレイン 2007-10

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佐藤泰志はある時期貪るように読んでいたので、コンピレーションとは言えこうして“新刊”に向き合えるのは本当に嬉しい。単行本未収録作品2篇や触れる機会の少ない小説以外のエッセイ、詩作を含んでの二段組688Pだから¥3,465は全然高くないし、現在の古書の高騰ぶりからすればまずこうした機会が生まれただけでも素晴らしいと思う。装丁の青も美しい。

4309709419オン・ザ・ロード
ジャック・ケルアック 青山南
河出書房新社 2007-11-08

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「ザ・ダルマ・バムズ」はやはり若年寄風な訳文で会話部分がどうにも弾まなかったのが少しばかり残念。こちらはおそらく時代と我々双方の意識の彷徨きを経た後の正統なブラッシュアップになると思うのでけっこうワクワクしてる。『エスクァイア』12月号と併せてのお楽しみ。

4152088664巨乳はうらやましいか?―Hカップ記者が見た現代おっぱい事情
スーザン・セリグソン 実川 元子
早川書房 2007-10-17

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こういうのって例えば佐藤泰志とケルアックの間にでも文庫でサラッと読みたい気分の本だから、ハードカバー新刊で買うかどうか思案中。でもムチャクチャ面白そうなんだよねえ。

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2007年10月28日

SAM PREKOP/PHOTOGRAPHS


Sam Prekop Photographs1

Sam Prekop Photographs2

Sam Prekop Photographs3
PRESSPOP GALLERY

サム・プレコップ初の写真集。端正に切り取ったシカゴのスナップと、そのままアルバムのジャケットに使えるんじゃないのといった柔らかなミニマルがモノクロで45作品収録。ザ・シー・アンド・ケイクにしろソロにしろ、この人の“目を閉じて息を弾ませてごらん”とでもいうような微熱の風情が大好きなのだけれど、これらはその目を閉じてみた時に浮かび上がるイメージの断片のような数々で、この人が写真で切り取るのは瞬間/時間ではなくて“在りよう”とでも言える手触りの記憶のようなものなのだろうなと思う。初回特典として付属するCDに収録された録り下ろしのインストなど再生しながら頁を繰れば、なお一層それが立体的に立ちのぼって短編映画の趣で、気持ちが緩やかに折り重なっていって静かにとても楽しい。
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2007年10月12日

打海文三氏逝く

これはちょっとまいった。ブログも割と頻繁に更新されていたし、もともと持病をお持ちだったのだろうか。それにしても早すぎて全く納得がいかない。もう新しい言葉をこの手に出来ないのか。

シニカルになっている暇などない、なぜなら私達は生き延びて幸福にならねばならないのだから。例えそれがどんなに悲惨と悲嘆に彩られようと、この人が描いたのは幸福を追求する人々の折れることのない祈りにも似た意志の姿であって、できればご本人自らが思い描いた幸福の幾ばくかにでも包まれての夭折であったことを祈ってやみません。もはや完結することのない三部作になってしまったけれど、「覇者と覇者」は未完のままでもいいから刊行して欲しいと切に願います。

4043615027ハルビン・カフェ (角川文庫)
打海 文三
角川書店 2005-07-23

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4048735578裸者と裸者〈上〉孤児部隊の世界永久戦争
打海 文三
角川書店 2004-10

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4048735586裸者と裸者〈下〉邪悪な許しがたい異端の
打海 文三
角川書店 2004-10

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4048737198愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱
打海 文三
角川書店 2006-09-26

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4048737201愚者と愚者 (下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ
打海 文三
角川書店 2006-09-26

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2007年10月09日

JET SEVEN/THE ART OF PHIL NOTO


Phil Noto1

Phil Noto2

Phil Noto3

Phil Noto4
オフィシャルサイト

ディズニーのアニメイターとしてのキャリアもあるPHIL NOTOのモノグラフ。角張ったあごと凛々しい眉の女性がすごくクールでカッコよくて、彼女達と銃、刀、機動系メカをマッチさせたデザインコンシャスな作風はかなり好み。これはお薦め。
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2007年10月02日

血と暴力の国/コーマック・マッカーシー

4594054617血と暴力の国 (扶桑社ミステリー マ 27-1)
コーマック・マッカーシー 黒原 敏行
扶桑社 2007-08-28

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この世界に唯一揺るぎなく在るのは絶対の悪とでも言うべきもので、それは世界のつながりを断ち切るためだけにただそこに在って、それにひきかえ善などというものは、悪でないもののうちの幾ばくかが悪それ自体と背中合わせになったものに過ぎない。それ故に善は最後の時まで悪を見やることが出来ず、目に入るのは彼方でどちらでもないもの達が悪によって世界から無慈悲に断ち切られていく様だけである。エド・トム・ベル、アントン・シュガー、ルウェリン・モスの三者に割り振られた善と悪とどちらでもないもの達の物語は、血と暴力を敷き詰めながらこうした世界の構成への異議申し立てと却下の手続きとして、ある種の陳述書のように淡々と綴られていく。これらのうち純粋悪/絶対悪を独り体現するアントン・シュガーの造形が完璧で、中でも世界の代弁者としてカーラ・ジーンと邂逅する場面は、闇が運命を食い尽くす様を奇形の饒舌のうちに描いて見せて作中の白眉。また、全篇を貫く引用符(鉤括弧)の全く設けられない会話は世界が一人ごちる独白のようで、背景の透徹した叙事が生み出す突き放したかのような俯瞰もその印象を強くする。
この作品については、こうして充分堪能した上でまだまだコーエン兄弟による映画化というサプライズがあるわけで、クライム・ノヴェルとしてのサスペンスが弾け飛んだ中盤以降が真骨頂となるこの作品をどのように映像化してみせたのか、ハビエル・バルデム演じるシュガーのスチルを見ただけでも傑作の予感が漲ってくるので、年明けの公開が本当に楽しみで仕方ない。
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2007年09月29日

テルミンmini/大人の科学マガジン vol.17 ふろく


テルミン

楽し〜い!けどチューニングが難し〜い。でもチューニングがうまくいった時はホントに2オクターブくらいつかまえられてスゴイスゴイ。で、この音色だったらまずは荒城の月しかなかろう(小山田君曰く「ギターでいうスモーク・オン・ザ・ウォーター」らしい)と思って右手を怪しくゆらゆらさせてみたけど何だか半ベソでダダこねてるようにしか聞こえないので、とりあえずはキラキラ星を弾いときました。あと、当たり前だけど電池は別売りなので単三×4を忘れず買って帰ろう!

4056048746大人の科学マガジンVol.17 テルミン
大人の科学マガジン編集部
学習研究社 2007-09-29

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2007年09月21日

Terrance Lindall


CREEPY#108

先月のスーパージャンクショーの時に、マイミクのヒゲダンゴ先生のブースで手に入れた何冊かのCREEPY MAGAZINEの内の一冊がTerrance Lindallによるこのカヴァー。明らかに他のカヴァーアートとは毛色が違うボスやブリューゲル直系の悪夢が素晴らしくてちょっと驚いた。その後もWARREN系の雑誌のカヴァーアートを手がけたりはしていたようで、息せき切って集めたのが下の3冊。

CREEPY#116

EERIE#103

VAMPIRELLA#86

他のファンタジー・アートの作家とは既に出発点が違うのは一目瞭然で、西洋圏から足を踏み外したマジック・リアリズムのタッチがムチャクチャ素晴らしい。ただ、ヴァンピレラですらこんな風に手繰り寄せてしまうアクの強さが邪魔をしたのか、それ以降はそれほどコマーシャル・アートの世界で前面に出るような活動はしていないようで、当然モノグラフなんかも存在してないのが残念。アーティストとしてのキャリアでは1983年の「失楽園」(出版社不明)に付けた挿絵がオーバーグラウンドでもかなり高い評価を獲得したようで、それはこちらで閲覧可能。にしてもやはりプリントで見てみたいなあと思っていたら、何というタイミングか彼の挿絵による版の「失楽園」が近々再刊行されるようで、これは運命なのかと勝手に震えながらクリック。こういう出会いはホントに嬉しいし楽しいな。
0679642536The Complete Poetry and Essential Prose of John Milton (Modern Library)
John Milton William Kerrigan John Rumrich
Modern Library 2007-11-13

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2007年09月18日

大人の科学マガジン vol.17 ふろく:テルミンmini


大人の科学 テルミン
大人の科学マガジン

これはホント楽しみなので発売が待ち遠しい!50〜60年代SF/ホラー映画の劇伴で耳にする脱力系の音色や70年代サイケデリックサウンドの今となっては時代がかった色づけ、最近だとジョン・スペンサーが鬼の形相と大仰なアクションでガンガン使ってて大笑いした記憶や何かのせいでどうもキワモノ的なイメージが強いんだけど、発明者のレフ・セルゲイヴィッチ・テルミンともども数奇な運命を辿った楽器であることは映画「テルミン」にも描かれていて、この何ともウィアードなもの悲しさをダメ押ししてくれる黄昏色のドキュメンタリーも機会があれば観てみるとよいです。

テルミン ディレクターズ・エディションテルミン ディレクターズ・エディション
レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン クララ・ロックモア ブライアン・ウィルソン

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2007年09月15日

ベクシンスキー画集/TREVILLE(1997)


Beksinski

「ミサイルマン/平山夢明短編集」のカバー画から始まって、ようやくトレヴィル版の画集まで辿り着いた。先に入手していた“The Fantastic Art of Beksinski”と比較するとかなりの収録作品が重複しているうえに各作品のレイアウトサイズも小さめなのだけれど、やはりトレヴィル版の方が発色が美しいので(それがオリジナルに忠実かどうかは残念ながら不明だけど)入手できたのはやはり嬉しい。彼の作品では、“その後/彼方”の世界で墓標のように杭打たれて佇む、もろともに結晶化した思念と肉体が描かれた作品群にどうしようもなく惹かれるのだけれど、それは作者の塗り込んだオブセッションの発生というよりは自らの心象を忠実にトレースした凄まじくテクニカルな眼差しが勝っているからで、「自分の絵は世界を変えるという意図で描かれていないし、世界を映し出すための歪んだ鏡でもない」すなわちそうしたキックなど私の表現において必要ですらないという姿勢が達成した作品の、一片の共有/共感もこちらからは望まないとする屹立した孤高の鋭角がキリキリとしてたまらなくて、画集のページを繰るにつけオリジナルが見たくなってしまって仕方がない。
彼の作品はこちらのオフィシャルサイトでほとんどアーカイブされているようなので是非。画集はトレヴィル版、復刻版ともプレミアがついてるので(ワタシはまあまあ正常な価格で買えたけど)、前述の通りさほど内容に遜色はなくて入手しやすい洋書をお薦めしときます。

188339838XThe Fantastic Art of Beksinski (Masters of Fantastic Art)
Zdzilsaw Beksinski
Morpheus Intl 1998-11

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433492557Xミサイルマン―平山夢明短編集
平山 夢明
光文社 2007-06-20

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2007年09月12日

文庫本チェック

4309462987麻薬書簡 再現版 (河出文庫 ハ 5-4)
ウィリアム・バロウズ アレン・ギンズバーグ 山形 浩生
河出書房新社 2007-09-04

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4061984896ザ・ダルマ・バムズ (講談社文芸文庫)
J. ケルアック 中井 義幸
講談社 2007-09-10

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4594054617血と暴力の国 (扶桑社ミステリー マ 27-1)
コーマック・マッカーシー 黒原 敏行
扶桑社 2007-08-28

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4488505031青い蛇―十六の不気味な物語 (創元推理文庫 F オ 2-2)
トーマス・オーウェン 加藤 尚宏
東京創元社 2007-05

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旧訳のひどさは折り紙付きだったので、きちんとなおしたものが出せるのは本当にありがたいことです。」と新訳者が言ってるのでこれは読まざるを得ないってことで。ケルアックは「ジェフィ・ライダー物語」の新装版ってことでいいのかな。まあ「禅ヒッピー」でもあるんだけどよく分からん。それにしても¥1,995の文庫本ていうのもいかがなもんかとは思うけど仕方ないから多分買います。あと、これはハードカバーだけど近々刊行される「オン・ザ・ロード」の青山南訳も楽しみ。

※「ザ・ダルマ・バムズ」はやっぱり「ジェフィ・ライダー物語 − 青春のビートニク」(講談社文庫)を底本に加筆修正しての再刊なので、「ジェフィ・ライダー物語」を探してた人はこれを買えばいいね。そしてワタシもこれ以上家の中を探さないで済んだということで、これはめでたい。
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2007年08月30日

今日じゃないにしても近々買う本

4861990440絶滅危惧ビデオ大全
植地 毅
三才ブックス 2007-08-25

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4882933292首吊少女亭 (ふしぎ文学館)
北原 尚彦
出版芸術社 2007-08

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4152088516バッド・チューニング
飯野 文彦
早川書房 2007-08-25

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ゼーバルト「土星の環」がそろそろ読み終わる。「大冒険時代」は各エピソードが短いので寝る前に一つ二つと少しずつ。「アメリカン・デス・トリップ」は文庫落ちを待ちすぎて臨場感なくなってるので、タブロイドをおさらいしてから読む。ということで、今回は林田球のカバーと素敵すぎるタイトルと第14回日本ホラー小説大賞落選作品をそれぞれ購入予定。何だかみんな黒だね。

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2007年08月27日

ヤン・シュヴァンクマイエル氏@TSUTAYA TOKYO ROPPONGI サイン会


人間椅子

昨日、一昨日とタイミングが合わず、最後のサイン会にすべり込んで来た。少しばかりアワアワしてしまって「悦楽共犯者が私のフェイバリットなんです」などとしょうもないことしか通訳の方に伝えることができず、それでもうんうんとうなづきながらしてくださった握手の力強さには参っちゃったな。

まだ帰りの電車でパラパラとページを繰ってみた程度だけど、とてもポップなイラストが添えられた絵本という感じで、自ら「絵が作品のプロットあるいは雰囲気を表わすという根深い慣習を避けるようつとめた」と言っているように、いわゆる挿絵からは当然のごとく逸脱しているけれど、捻れた生命感が脈打つ感じは原作の仄暗く艶めかしい鼓動を反映しているようでとても素敵なコラボレーションになってるし、何より目の前でいただいたサイン入りなんだからこれはもう宝物。

人間椅子人間椅子
江戸川乱歩 ヤン・シュヴァンクマイエル

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2007年08月16日

戦士ブラク対吸血双生児/武部本一郎によるカヴァー


戦士ブラク対吸血双生児1

この時に騒いでた「戦士ブラク対吸血双生児(ジョン・ジェイクス)」がこれ。モチーフはおそらくこのシーン。

男の長い靴、上衣、外套の裏張り、女のパンタロン、ジャケツ、上っぱりの裏張りなどのいたるところこまかい宝石が鏤められていた。何者だか知らないが、宝物をしょっているわけだ。互いの腰に手をあてて、彼らはブラクを見つめていた。

左が兄のカイ、右が妹のカイアの兄妹にして淫靡な吸血鬼。武部先生の跳躍力が素晴らしすぎます。

オマケに大きめのを1枚!
戦士ブラク対吸血双生児2
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2007年08月02日

読みたい本買いたい本

4140812516国のない男
カート・ヴォネガット 金原 瑞人
日本放送出版協会 2007-07

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B000TM1J36S-Fマガジン 2007年 09月号 [雑誌]
早川書房 2007-07-25

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4560027315土星の環―イギリス行脚 (ゼーバルト・コレクション)
W.G.ゼーバルト 鈴木 仁子
白水社 2007-08

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4152088419大冒険時代―世界が驚異に満ちていたころ50の傑作探検記
マーク・ジェンキンズ
早川書房 2007-07

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4835616731日本ロック写真史 ANGLE OF ROCK
撮影:伊島薫/井出情児/ヒロ伊藤/迫水正一/鋤田正義/平間至/三浦憲治/ハービー山口 君塚太
ぴあ 2007-07-28

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「国のない男」の翻訳者とは相性が今ひとつなので少し気になる。ゼーバルトの破壊の記憶を辿る旅は待望の翻訳。「大冒険時代」はページを繰るのが今からすごく楽しみ。“日本のロック”って軸がとても曖昧なのでこれは中身をチェックしてからでないとちょっと危険。それとエルロイの「アメリカン・デス・トリップ」もようやく文庫化だし、福澤徹三も書き下ろしが文庫で出てたから買わなきゃな。
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2007年07月09日

今日買った文庫本

4309462928勝手に生きろ! (河出文庫 フ 3-5)
チャールズ・ブコウスキー 都甲 幸治
河出書房新社 2007-07

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4480423249変な映画を観た!!
大槻 ケンヂ
筑摩書房 2007-06

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4334742548写真への旅
荒木 経惟
光文社 2007-05-10

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1/何か読んだ気もするけど探すのめんどくさいし、映画観る前に読んどきたいので購入。映画はマット・ディロンの雰囲気がすごくいいし、監督がベント・ハーメル(『卵の番人』『キッチン・ストーリー』)だから結構期待しちゃってる。
2/オーケンに対しては80年代にサブカルでがんじがらめになった身として勝手に同志愛を抱いてるので、小説以外は見かけたらまず買うよ、文庫でだけど。
3/これとか森山大道の「遠野物語」とかほとんど500円で買えちゃうし、おそらくいつの間にか版切れするだろうから買った方がいいと思う。河出に入ってる森山大道の『犬の記憶』『犬の記憶/終章』なんかも700円チョイで買えて素晴らしいな。文庫にしたって届くモノは届くし、何より持って歩いて電車や喫茶店で眺められるのがいいよね。
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2007年06月23日

ESQUIRE April 1971


Esquire April 1971 1

Esquire April 1971 2

「断絶/Two Lane Blacktop」を特集した「エスクァイア」の1971年4月号。公開前にも関わらずオリジナル脚本を全文掲載する入れこみようなんだけど、表紙の煽りっぷりにもかかわらず関連テキストはこの脚本のみでオリジナルのスチルなんかは全く載ってない素っ気なさが、とりあえず表紙だけでも行くぜ!てなノリの当時の息せき切った熱狂を顕してる感じ。まあ、ご覧の通り表紙自体がオリジナルカットで無茶苦茶カッコイイから、それだけでもこの号を手に入れた価値があるかな。ここに掲載されたオリジナル脚本は「エスクァイア」日本版7号(1991年)に全訳が掲載された後、先頃リリースされた「断絶 コレクターズ・エディション」封入のブックレットにも転載されているので、DVDを買うなら絶対にこっちの方をお薦め。というか、このパッケージは当時のポスター、チラシ、パンフの縮小版をすべてたたき込んだ上に、青山真治のテキストも含んだ前出のブックレットは80ページを超えた立派な“「断絶」読本”と化してこの熱量はちょっと異常なくらいで、虜になったらここまで走らせる映画のポテンシャルはやはり想像を超える震えがあって、夜中に観ると凍りついてしまうので気をつけないといけないね。
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2007年05月30日

近々買う本読む本

4622072963囚人のジレンマ
リチャード パワーズ 柴田 元幸/前山 佳朱彦
みすず書房 2007-05-24

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やっと出たパワーズの長篇。6/17には柴田先生登場の刊行記念イベントがあるので立川近郊の方はGO。

4152088214Self-Reference ENGINE
円城 塔
早川書房 2007-05

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大森望が「わたしたちはいま、ひとりの天才作家の登場に立ち会っている。あいにく、なんの天才なのかはまだよくわからない」とのたまった何やら一部で騒がしいデビュー作。これは絶対読む。

4582833543ボクシングはなぜ合法化されたのか―英国スポーツの近代史
松井 良明
平凡社 2007-04

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これも必ず買うつもりだけど、この間から探してる(自分ちでね)ジョイス・キャロル・オーツの「オン・ボクシング」がなかなか見つからなくてちょっと焦ってきた。ケルアックの「ジェフィ・ライダー物語」も見つからないし、脳内インデクスが全然機能しなくてかなり困った。半月くらい仕事休んでいろいろと整理したい。切実。
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2007年05月25日

David Lynch/The Air Is On Fire

0500976694David Lynch
David Lynch
Thames & Hudson 2007-05-28

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ここを覗いては溜息ばかりついていたので、とりあえずはカタログだけでも手に入れられそうでひと安心。本当に素晴らしい展覧会になっているようなので、パリが終わったら日本に巡回して来ないかなあ。肝心の「Inland Empire」も7月に恵比寿で観られるし、滝本氏のリンチ本も近々出版される予定だそうで、久々のリンチ・イヤーはスクェアな日々をやり過ごすキックとしてはありがたすぎて涙と涎がこぼれちゃうね。

いらっしゃいませ〜
Inland Empire

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2007年05月23日

X51.ORG THE ODYSSEY/佐藤健寿

4860620593X51.ORG THE ODYSSEY
佐藤 健寿
夏目書房 2007-04

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99.999%が塵芥でしかないweb上で、本当に数少ない存在の意義と価値を併せ持ったサイトX51.ORGの祝福されるべき書籍化。まあ、日々巡回してきた身にとっては既出のテキストだったりもするのだけれど、今までそしてこれからも楽しい一時をありがとうということでお布施にしても充分お釣りが来る内容で素晴らしいなもう。ただ、ここにまとめられているのは佐藤氏の巡礼の旅とでもいうべき記録で、もちろん真実の追究という点では目線はぶれることはないのだけれど、これが答えだ!などとうわずった声で叫んで物語を閉じてしまうような無粋なオチが用意されていないことは氏のサイトに慣れ親しんだ者なら当然承知にしても、オカルト本としてのケレンを期待し過ぎると少々はぐらかされるかもしれないので、まずはサイトを嘗め尽くしてから書店に向かうなりクリックするなりすればよろしい。思わず上から目線で書いたけど、ワタシは崇拝してるから仕方がないんだよね。氏は正しい。
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2007年05月15日

Need Eric Fischl Monograph

3775713794Eric Fischl: Paintings and Drawings 1979-2001
Eric Fischl Gijs Van Tuyl
Hatje Cantz Pub 2004-01

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1580930751Eric Fischl, 1970-2000
Arthur C. Danto Eric Fischl Robert Enright
Monacelli Pr 2000-12-18

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3936646368Eric Fischl: The Krefeld-Project
Eric Fischl Martin Hentschel
Kerber Christof Verlag 2004-03

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Eric Fischlの画集が欲しいなと思ったら、この値段は何なんでしょうか。これが市場価格ってわけでもないだろうから神田辺りに漁りに行こうかと思ったけど、最近は時間も気力も体力もひねり出せない体たらくなので、またまた困った時のeBay頼みということかなあ。
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2007年05月11日

The Magic of Remedios Varo


The Magic of Remedios Varo1

The Magic of Remedios Varo2

The Magic of Remedios Varo3

2000年にワシントンD.C.のNational Museum of Women in the Artsで開催された回顧展の図録。見映えのする“星々の捕獲者”あたりが収録されてなかったりするけど、この人の作品は個人所有が多いので出展が叶わなかったりしたのかな。書物自体はそれぞれの図版がやや小さめなのが残念だけれど、オールカラーで印刷も美しいし価格も手頃なので、バロの作品をまとめて見てみたいと思っている方にはお薦め。というか普通に流通している出版物が他にないんだけどね。

The Magic of Remedios VaroThe Magic of Remedios Varo
Luis-mart!n Lozano Elizabeth Goldson Nicholson Liliana Valenzuela

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2007年05月09日

Naked City / Weegee


Naked City Weegee1

Naked City Weegee2

Naked City Weegee3

ザラ紙に印刷されたみたいな粗い粒子の写真のせいか、写真集というよりはタブロイド紙を読んでるみたい。ただリアルであることだけをルールに好奇心のフラッシュを焚いて撮りまくった写真の奇妙に渇いた感じはポップですらあって、それはWeegee自身のキャラクターによるものであろうことは添えられたキャプションなどからも漂ってくるし、やはりこの人はパフォーマーとして優れていたのだなと改めて納得。となるとやはり「パブリック・アイ」が観てみたいなあ。仕方がないから中古ビデオでも探そうかね。

Naked City (Da Capo Paperback)Naked City (Da Capo Paperback)
Weegee

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2007年04月24日

テート・ギャラリー所蔵 ターナー展/1997年 横浜美術館


Turner1

Turner2

Turner3

Turner4

当時購入しなかった展覧会の図録を先日入手。ターナーが本当に凄いのはキャリアの晩年である1840年代以降の作品で、図録の表紙にもなっている「吹雪―港の沖合の浅瀬で信号を発しながら、測鉛で水深を測りつつ進む蒸気船。作者はエアリアル号がハリッジを出港した夜、この嵐のただ中にあった。」(これがタイトル!)を始め、すべての妄想が光の向こう側へ流れ込んでいくような作品が本当に素晴らしい。ピクチャレスクを体現して同時代的な成功を獲得しつつも、最終的に向かったのがこうした妄想の強度と純度の高い世界だったことに芸術家の孤高の尖端などを感じて何だかやたら感動したことを想い出す。もう一度実物を観たいとずっと思っているので、いつか渡英の折りにはまずはテート・ブリテンへ行ってみたい。
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2007年04月20日

読み終えた文庫本2冊

4334742394遠野物語
森山 大道
光文社 2007-04-12

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前半の作品頁を過ごしてから後半の語り下ろしを読み、もう一度作品頁に戻って見る。混乱を抱えた旅の最中に残された写真は、とても近くまで行くけれど交わらないささくれた俯瞰と昼夜すら問わない光と影のまぜこぜに昂揚しつつも、抒事が抒情を突き放した冷熱が何だか切ない。ロバート・フランクがアメリカを旅しながら撮った写真も多分そんな感じ。にしても、これだけ遠くに旅して540円なんだからとりあえず乗っとかないと。

4309462871ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
ブライアン W.オールディス 柳下 毅一郎
河出書房新社 2007-01

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荒涼とした風景にフリークが泣き叫ぶ様はどことなく「蜂工場」(イアン・バンクス)のようで、この灰色のファンタシーは完全に好み。おそらく、このおかしみと哀しみとグロテスクをオミットしたところでようやく映画は成り立ってるんだろうなと思ったので、観ずじまいだった映画はDVDもスルーでいいかな。部分的に転載されたオリジナルのイラストが素晴らしいので視覚的な補完はこちらで充分だし。というか完全版のイラストが見たくて仕方ないので原書を探そうかなと思ったら、高騰してて困った。せっかく映画化されたんだから版権持ってる会社は商売気出してキチンと再発すればいいのにな。
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2007年04月17日

買えたらいいな

3822825174Men's Adventure Magazines in Postwar America (Midi Series)
Max Allan Collins George Hagenauer
Taschen America Llc 2004-05-30

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155297538XIn the Arms of Morpheus: The Tragic History of Laudanum, Morphine, and Patent Medicines
Barbara Hodgson
Firefly Books Ltd 2001-10

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1933112069Come Fly With Us!: A Global History of the Airline Hostess
Johanna Omelia Michael Waldock
Collectors Pr 2006-05-19

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1933108096Follies of Science: 20th Century Visions of Our Fantastic Future
Eric Dregni Jonathan Dregni
Speck Pr 2006-08

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最近は、視界に入るDVDやら積ん読やらの各種タワーが無言の内に物欲を抑え込んでるので、ウィッシュリストだけがやたら肥っていく感じ。とは言えこの辺はず〜っと気になってる本なので、遅かれ早かれ自爆気味にクリック必至。
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2007年04月03日

Tapestry:The Paintings of Robert McGinnis


Robert Mcginnis Tapestry1
"Rose Hips"


Robert Mcginnis Tapestry2
cover to The Streaked-Blonde Slave by Carter brown


Robert Mcginnis Tapestry3
cover to Take a Murder, Darling by Richard S. Prather


Robert Mcginnis Tapestry4
The Assassination Bureau, Ltd movie poster

Tapestry: The Paintings of Robert McGinnisTapestry: The Paintings of Robert McGinnis
Cathy Fenner Arnie Fenner Al Fick

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2007年03月29日

今日はこれを注文した

0306812045Naked City (Da Capo Paperback)
Weegee
Da Capo Pr 2002-12-17

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できればオリジナルが欲しいけど、それもなかなか叶わないのでとりあえずこちらをクリック。ジョー・ペシがWeegeeを演じた「パブリック・アイ」のDVD化も絶え間なく切望。

1904832318The Magic of Remedios Varo
Luis-mart!n Lozano
D Giles Ltd 2007-03

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バロに関しては展覧会の図録と『レメディオス・バロ 予期せぬさすらい』(リブロポート)があれば十分なのは承知の上で、こちらは条件反射のクリック。
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2007年03月09日

「ロング・グッドバイ」レイモンド・チャンドラー/村上春樹訳

4152088001ロング・グッドバイ
レイモンド・チャンドラー 村上 春樹
早川書房 2007-03-08

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待ちきれずにミステリマガジンでフライングしてしまったので、“私/僕”問題については解決済み。まだ何ヶ所かをとりあえずパラパラと目を通しただけだけど、アルトマン・ヴァージョンの「ロング・グッドバイ」(先日、今までで最も良いスクリーンで観たけど、ヴィルモス・ジグモンドが捉えた何層もの黒が本当に美しい!)と通じるオフビートどころか、訳者があとがきで書いているように、「同時代作品としていきおいをつけて訳された清水訳と、いわば『準古典』としてより厳密に訳された村上訳」ということで、メランコリーな騎士っぷりは相変わらずというかさらに気怠い優雅が加わっている感じ。これに関しては、文庫本で読んだ「長いお別れ」と比べると単行本の活字のつまり方や段組などもおそらくかなり影響して、文章のスピードの印象が変わっているせいかもしれないので即断は避けとくけど。原書を読んでいないので清水訳に関して言及される“端折と意訳”についてはワタシはわからないしそうした比較対照にあまり興味もないので、また新鮮な気持ちで読み返せる機会をもらえたことに少しワクワクして週末にページをめくるつもり。
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2007年02月13日

PLAYBOY MARCH 1968


PLAYBOY 68 MARCH  1
1968年3月号のプレイボーイ・マガジン。この年の秋に公開を控えた「バーバレラ」のスタジオ特報が目玉(ワタシはね)。他にはカポーティのインタビューも掲載されてるけど、センターフォールドはやたら地味な娘でイマイチ。


PLAYBOY 68 MARCH  2
ページ右端の旦那を見やるジェーン・フォンダの軋んだ目線がちょっと痛い。彼女のパリ出奔やロジャー・ヴァディムとのもつれた結婚生活も弟ピーターの無軌道人生同様、父親への反抗から始まったもので、その後のハノイ・ジェーンも振り子が逆に振れただけの話だし、空虚な真芯を抱えてふらふらするのがこの人の生き様。


PLAYBOY 68 MARCH  3
右端のハーネス姿でジュリアン・ムーア@ビッグ・リボウスキを想い出した。ここで脱ぐのかよっ!っていう彼女の脱ぎっぷりは結構好き。


PLAYBOY 68 MARCH  4
高純度の妄想だけでゴールを駆け抜けるその一点に叡智が結集された映画なので、真剣に付き合うよりは途中でご飯食べたりトイレ行ったり風呂に入ったりして、巻き戻しや早送りしながらこっちのペースで観ると楽しいかも。


PLAYBOY 68 MARCH  5
オマケ。アルベルト・ヴァーガスのイラストがさらっと1ページ。いいよねえ。
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2007年02月09日

Jazz Age Beauties: The Lost Collection of Ziegfeld Photographer Alfred Cheney Johnston

0789313812Jazz Age Beauties: The Lost Collection of Ziegfeld Photographer Alfred Cheney Johnston
Robert Hudovernik
Universe Pub 2006-10-10

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Alfred Cheney Johnstonの死後に発見された、彼の私家版として撮影したと思われるヌード写真をコンパイルした写真集。いわゆる職業的モデルではない女性達をどのような経緯で撮影したのか等は全く不明ということだけれど、それだけに妄想の余白が何ともそそるので思わずクリック。

Jazz Age Beauties
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2007年01月27日

アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本


ゲゲゲの鬼太郎

例のこれを毎晩ちびちび見てるんだけど、やっぱりこれは日本屈指のファンタジーでしょう。ほんの30分足らずの間に一気に持っていかれて、昼間の間のザワザワやイライラやムカムカから完全に逃避してます。当分の間(全110話収録)精神の安寧がはかられそうでこれはとてもとてもイイ買い物(買ってもらったんだけどね)でした。

4062137429アニメ版 ゲゲゲの鬼太郎 完全読本
1週間編集部
講談社 2006-12-28

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こっちは昨年暮れのDVD BOXのリリースに合わせて出版されたガイド本で、TVアニメ版全4シリーズのエンサイクロペディアと言っていい、いささか偏執狂的に充実した内容。目玉おやじの茶碗風呂の総入浴回数や、茶碗以外ではどんな風呂のバリエーションがあったか、あるいはネズミ男が企んだ金儲けの商売リストおよび名乗った肩書き一覧等々、役に立つのかなんだか分からないけどその熱量には恐れ入るようなデータがぎっしり詰まっててちょっと圧倒された。その一方で野沢雅子や大塚周夫のインタビューもきちんと収めたバランスも目端がきいてるし、巻末の原作リストも単行本から掲載誌まで網羅しててデータベースとしても極めて優秀なので、ちょっと高めの値段も元は充分取れる内容でこちらもかなりお薦め。と言ってもこちらも頂き物なのでした(しかもかなり年下の知人から…)。では今晩もこれから一話だけ見て寝ます。
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2007年01月24日

柳柊二原画展


怪奇画帖

2007年1月20日(土)〜2月2日(金) 於:タコシェ@中野ブロードウェイ

柳柊二怪奇画帖に収録された作品中の20点を原画で展示とのこと。もう始まってたのか、行かねば。ちなみに画像の作品が展示してあるかどうかは分かりませんのであしからず。

※見てきた。画像の作品もちゃんと展示してあったし、どれもこれもやはり本で見るより素晴らしい!複製画作ってくれないかなあ。
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2007年01月16日

ソングス・イン・ザ・キー・オブ・Z/アーウィン・チュシド


songs int the key of z
詳細は出版元のmapさんで

まだ第1章のザ・シャグズしか読んでいないのだけれど、ダメだこれは面白すぎる。埒外から空気を震わせ続ける偉人/異人達のおもしろうてやがて悲しきドキュメントを"彼らは勇敢にルールを破るんじゃない。ルールの存在すら知らない""やばいくらい才能に乏しい上に、自覚にも羞恥心にも欠けている兆候を示す""メインストリームから外れているだけではなく、メインストリームから切り離されている人たち"の"作品と奇行を俯瞰"して、必ずしもそれを悪趣味ではなく苦笑混じりの愛情のうちに紡いでみせていて、読み終えるのが今からもったいなくて仕方ない感じ。アウトサイダー・ミュージックという言葉がピンと来なくても、卑近なところではダニエル・ジョンストンがある種のスーパースターとして君臨する小宇宙とでも言えば、その歪みと乱反射の具合が伝わるだろうか。とにかく彼らは誰かに聴いて欲しいのだ。それが自分にしか聴くことのできないメロディやその体内でしか脈打たないリズムであったとしても、挙げ句には音楽も聴かれずにこうして弄ばれようとも。何とも素敵な秘書じみた装丁も含めて、これは久々に大当たりの予感がする一冊なので舐めるように愛でつつ読むことにする。というわけで読み終えてないけど既に全力推奨。

1556523726Songs in the Key of Z: The Curious Universe of Outsider Music
Irwin Chusid
Chicago Review Pr 2000-04

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2006年12月26日

柳柊二怪奇画帖

怪奇画帖1柳柊二怪奇画帖
柳 柊二
ラピュータ 2006-12

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怪奇画帖2

怪奇画帖3
イラストや挿絵と言うよりは"画"ゆえの念が強烈な柳柊二の怪奇画をコンパイルした待望の一冊。出目が洋画ということで日本人離れした相貌や体型が煽る非現実感と、その一方で徹底的に描き込まれたリアルとの不可思議なバランスで感情をさぁっと漂白してしまうその筆致の何とも奇妙でウイアードな味わいはこうしてテキストから切り離してみるとなお一層際だって見える。また、題材を外国に取った場合の無国籍風な匂いとクリーチャーの解釈には唯一無比なものがあるので、柳柊二によるクトゥルフ神話など成立していれば至福の一片など味わえただろうになあと思うのだ。アイディアとしては石原豪人が楽しいのだが、多分ワタシに刷り込まれているのは柳柊二の過剰で真摯なリアルであって、それを子供相手に果たしてくれたことには感謝さえしてしまう。とはいえノスタルジーで済ませられるような代物では到底ないので、今年最後に全身全霊でお薦めしときたい。
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2006年11月29日

THE WORLD OF THE DARK CRYSTAL/Brian Froud

cover1129The World of the "Dark Crystal"
Brian Froud
Pavilion Books 2003-09-26

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「ダーク・クリスタル」関連でもう一つ。いつの間にか再販されてたBrian Froudによるコンセプト・アート集。作中で使われたマペットなども収録されているようだし、このサイズ(約27×32cm)でこの価格はかなりお買い得だと思うので、近々クリック。

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2006年11月21日

『壜の中の手記』ジェラルド・カーシュ/角川文庫版

4042961010壜の中の手記
ジェラルド・カーシュ
角川書店 2006-11-21

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以前紹介した晶文社版に『冷凍の美少女《イギリス異色作家奇談集》』(朝日ソノラマ文庫)に収録されていた「凍れる美女(冷凍の美少女)」「壁のない部屋で(この世ならぬ部屋で)」(カッコ内はソノラマ文庫収録時のタイトル)の2編の新訳および晶文社版の「狂える花」の加筆版を収録とのことなので、当然のごとくこちらも購入予定。前述の『冷凍の美少女《イギリス異色作家奇談集》』は入手が困難でそれなりの価格がついてまわるので(ワタシもちょっと無理した)、このコンパイルはありがたいのではないか。短編でありながらも一気に底の見えない深みに引きずり込まれていき、読み終えた後にはその濃密な翻弄と陥穽で頭の中が上気してしまうほどで、初めて読んだ後には何かとんでもないものを"発見"した気分になること請け合いなので、未読の方はこの機会に一読されることを全力でお薦め。

冷凍の美少女
『冷凍の美少女《イギリス異色作家奇談集》』(朝日ソノラマ文庫):昭和60年刊

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2006年10月30日

The Art of H.P. Lovecraft's the Cthulhu Mythos

1589943074The Art of H.P. Lovecraft's the Cthulhu Mythos
Pat Harrigan Brian Wood
Fantasy Flight Games 2006-10

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クトゥルフ関連のアートワークを集めた画集。とは言え出版元はクトゥルフのカード/ボードゲーム等をリリースしており、そちらで使われた図版のオリジナルなどがメインになりそうなので、これまでに描かれた様々なクトゥルフの意匠を面白がる内容ではなさそうなのがちょっと微妙。ただ、1年近く延期された挙げ句にようやく店頭に並び始めたこの方々がいかにもSOTAらしい劣化ぶりで目線もついついつま先を見がちなので、とりあえずはこうした新しいネタに縋ってしまいたくてクリック。

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2006年10月29日

須賀敦子全集 第1巻(全8巻)

4309420516須賀敦子全集 第1巻
須賀 敦子
河出書房新社 2006-10-05

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好きな作家ではあるのだけれど著作を全て手にしてはいないので、今回の文庫化はとても嬉しい。孤独と孤独を重ねてみた時に浮かび上がる色の様々な在り様に、仄かに照らす明かりには思わず頬を寄せて目を閉じ、予期せぬ漆黒にはうつむきながらも明けの兆しを探す、そんな風に過ぎていく日々を美しく静謐な日本語で息を乱すことなく綴っていく須賀敦子の文章が本当に大好きだ。第2巻は12月初旬発売とのことで待ち遠しい。
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2006年10月06日

Dangerous Dames 2007 Calendar/Robert McGinnis

0740758527Dangerous Dames 2007 Calendar: A Hard-Boiled Collection of Femme Fatale Paintings
Robert E. McGinnis
Andrews Mcmeel Pub (Cal) 2006-07

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dangerous dames

カレンダーが必要だなと思ったこともないし実際に家のどこにもないのだけれど、これは速攻でクリック。画集やら何やら、ここ最近ワタシが勝手に盛り上がってるRobert McGinnis初のカレンダーリリースということでドンピシャ過ぎるタイミングが吃驚だし、30X30センチのほぼLPジャケットサイズで12人のハードボイルドなファム・ファタルが拝めるとは素晴らしすぎる。2部買おう。

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2006年09月25日

Isabelle Huppert : A Woman of Many Faces

0810959909Isabelle Huppert: A Woman of Many Faces
Isabelle Huppert Simon Jones Steven Lindberg
Harry N Abrams 2005-11

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イザベル・ユペールは神経症的なのにタフという矛盾した感じが大好きな女優で、これは夏の初めに東京都写真美術館で開催(NYやパリなど巡回中)された『イザベル・ユペール展(Woman of Many Faces)』の図録とも言える写真集。72人の写真家が撮影した彼女のポートレートのみを集めた展覧会で、アヴェドンやらブレッソン、ニュートン、リッツ等の大御所が当然のごとく名を連ねる中、やはりお目当てはロバート・フランク。素っ気なくも親密なモノクロは相変わらずだし2005年のクレジットが健在ぶりを顕して何とも嬉しい限り。会場では\5000近い価格で販売されていて躊躇してしまったのだけれど、やはり手元に置いておきたいのであらためてクリック。
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2006年09月21日

愚者と愚者(上)(下)/打海文三

4048737198愚者と愚者 (上) 野蛮な飢えた神々の叛乱
打海 文三
角川書店 2006-09-26

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4048737201愚者と愚者 (下) ジェンダー・ファッカー・シスターズ
打海 文三
角川書店 2006-09-26

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「裸者と裸者」でも上巻で佐々木海人、下巻で月田椿子とパンプキン・ガールズと言った具合に主軸を書き分けてたけど、今作も副題を見る限り同様な感じ。どっちみち全面共闘はできないだろうし、その方が両者が邂逅した時はテンションあがるからね。それにしてもこの装幀には激しく萎えた。中身の投影でなけりゃいいんだけど。
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2006年09月14日

ダーティ・サリー/マイケル・サイモン

416770532Xダーティ・サリー
マイケル サイモン Michael Simon 三川 基好
文藝春秋 2006-08

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ノアールのこちら側にはエルロイが血走った目をして居座っていることを承知で姿を現したデビュー作。予め失われた母への歪んだ慕情や放置された頭部/四肢切断死体、正気を保つための黒ずんだ暴力など、もうどうしようもなく馴染みの暗黒が臭って仕方ないのだが、意外なほど破綻しないプロットで歩みを止めずに最後まで一気に転がっていく。主人公はキース・ムーンのドラミングを日々のメトロノームとして持ちこたえているのだが、唯一彼とボンゾのみが白人オリジナルのビートを獲得したことを考えると、エルロイが纏った奥底に沈殿するジャズほどの退廃はないにしても、この無骨に断続するホワイトビートを叩き切ろうとする意志と野心はかなり頼もしく思える。作者は本作の主人公であるオースティン警察殺人課部長刑事ダン・レリスを中心に据えてアトランタを舞台に暗黒のクロニクルを紡いでいく(既に3作目まで上梓)ことになるのだが、救済の欠片とそれを覆い尽くす暗雲で途絶えた本作がまだまだ始まりに過ぎないことを考えると心奪われるノアールの登場に何とも胸が弾むところで、エルロイ絶賛の惹句は伊達ではないどころか、公開も間近な『ブラック・ダリア』の素晴らしい露払い。
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2006年09月09日

読後感三題

4594051944始末屋ジャック 深淵からの脅威〈上〉
F.ポール ウィルスン F.Paul Wilson 大瀧 啓裕
扶桑社 2006-07

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4594051952始末屋ジャック 深淵からの脅威〈下〉
F.ポール ウィルスン F.Paul Wilson 大瀧 啓裕
扶桑社 2006-07

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アドヴァーサリ・サイクルにシフトして以降、ジャックというキャラクターの魅力で読ませはするもののカタルシスの欠けた小さな決着が続くことに少しばかり不満があったのだけれど、今作は双頭の巨大ワニガメや角の生えたアリゲーター、異界から現れた殺戮の権化カミツキバチといった面々との活劇も大盤振る舞いな上に、初めてジャックの父親が登場してその過去を纏わせながらジャックと共闘まで繰り広げ、上下巻があっという間に過ぎてしまう久々の充実ぶり。ラストでは"ヤツ"がラサロムの名の下に登場までして、ついに終末への最終カーブにさしかかり始めたというところ。次作を早く!

4488288057砂漠で溺れるわけにはいかない
ドン ウィンズロウ Don Winslow 東江 一紀
東京創元社 2006-08

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今作をもってニール・ケアリーシリーズは完結(といっても原書は10年前なんだけど)。前作『ウォータースライドをのぼれ』に続いて今作もエピローグ的な色彩が色濃く、初期3作とは物語の熱量という点ではまるで比較にならない感じ。本来このシリーズはバランスを欠いた生を受けたニールが自らその欠落を埋めていく成長譚でもあったので、こうした幸福な着地を読者は喜ぶべきなのかもしれないが、ニールの人生が窮地に陥るほど物語がドライブすることを考えると、決してニールの幸福=読者の幸福とはならないところがフィクショナルな世界の皮肉なところでこれはもう仕方がないのかなという感じ。ということで、さよならニール・ケアリー。

cover0909出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」
塩山 芳明 南陀楼 綾繁
筑摩書房 2006-07

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未知の業界の内実が分かって興味深いと言う点では面白いけれど、エロ漫画の編集者という点はこの際あまり重要ではない。痛烈な呪詛も沈殿した屈託も容赦なく活字として叩きつけられはするものの、それが卑屈な印象をまったく与えないのは、著者が人生をある程度見切った(見限った、じゃないよ)上での確信と諦念で全てを視ているからなのだろう。固有名詞や実名の氾濫はそのきわどい臨場感がキックになって、日記という疑似ノンフィクションによる露悪趣味が結果的にエンタテインメントとして成立しているのが素晴らしい。また毀誉褒貶の鮮やかなコメントによる読書記録は、ブックガイドとしてもかなり有効。文庫版は単行本から三分の一程度抜粋したものとのことなので、これは是非とも完本(「嫌われ者の記」)で読んでみたい。
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2006年09月06日

本日の読まねば買わねばリスト

4152087471悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く
タラス グレスコー Taras Grescoe 仁木 めぐみ
早川書・ 2006-07

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修辞的な“禁断”でなく、“禁止された”という点で面白そう。

4152087447死体闇取引―暗躍するボディーブローカーたち
アニー チェイニー Annie Cheney 中谷 和男
早川書・ 2006-07

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実は『ソイレント・グリーン』の一歩手前まで来てたりもするんだろうか。

416770532Xダーティ・サリー
マイケル サイモン Michael Simon 三川 基好
文藝春秋 2006-08

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“エルロイ絶賛”という惹句は非常に効きます。そう言えば『ブラック・ダリア』も近日公開だけど、ヴィルモス・ジグモンドがカメラというだけでもうOK。ワクワク。

1595800115Captured!: Inside the World of Celebrity Trials
Mona Shafer Edwards Jody Handley
Santa Monica Pr Llc 2006-04-28

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撮影禁止の法廷に召喚されたセレブリティ達のスケッチ集。表紙だけでも、OJやマイケル、コートニーなんかがチラホラ。


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2006年08月22日

The Paperback Covers of Robert McGinnis & Some paperbacks

これは以前紹介したRobert McGinnisの画集から。

Robert Mcginnis1
from "Stanley Ellin / The Eighth Circle"
表情を全く構図に捉えていないにも関わらず、何とも怠惰でやるせない雰囲気に満ちた一瞬。二人とも、今さら幸福を願うには見なくてもいいものを見過ぎてしまったというところか。

Robert Mcginnis2
from "George Harmon Coxe / The Widow had a Gun"
八頭身の美女の右手には、未だ引き金に指がかかった銃。その銃に命を奪われたのであろう男が一人横たわる。後悔どころか満足げに睨めつける目線が艶めかしい。

こんなドンピシャなカットを何ページも眺めているうちに何やら気持ちがザワザワしだして、彼のカヴァーをあしらったペーパーバックをeBayあたりで何冊か入手。何しろ膨大な仕事量をこなしている人なので、気に入ったカヴァーだけ少しずつ集めていこうかなと思案中。

Robert Mcginnis3

Robert Mcginnis4
タイトルロゴと併せると殊更素晴らしい。まさに"Some like it Cool"!
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2006年07月26日

読まねば買わねばリスト

悪魔と博覧会悪魔と博覧会
エリック ラーソン Erik Larson 野中 邦子

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ぼくがカンガルーに出会ったころぼくがカンガルーに出会ったころ
浅倉 久志

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アラビアの夜の種族〈1〉アラビアの夜の種族〈1〉
古川 日出男

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アラビアの夜の種族〈2〉アラビアの夜の種族〈2〉
古川 日出男

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アラビアの夜の種族〈3〉アラビアの夜の種族〈3〉
古川 日出男

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ピースサインピースサイン
福澤徹三

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図解 クトゥルフ神話図解 クトゥルフ神話
森瀬 繚

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『悪魔と博覧会』はどう考えても面白そうなので、舌なめずりしながら読む。ワタシはそんなにヘヴィーなSF読みではないけれど、この人がいなかったら届かなかった事がたくさんあるはずなので、『ぼくがカンガルーに出会ったころ』は是非とも読んでおきたい。『アラビアの夜の種族〈1〜3〉』は待望の文庫化。とりあえず今週末はこれをバッグに突っ込んで苗場に向かう。福澤徹三は出れば買うので『ピースサイン』も当然のごとく。『図解 クトゥルフ神話』は怪獣図鑑みたいで面白そうなので手元に置いとこうかなと。とりあえず、苗場から帰ってきたらまとめて買い出しにでかけよう。

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2006年07月22日

虐げられしテクラ−暗殺者ヴラド・タルトシュ/スティーブン・ブルースト

4150204195虐げられしテクラ―暗殺者ヴラド・タルトシュ
Steven K.Zolt´an Brust スティーヴン・カール・ゾルターン ブルースト 金子 司
早川書房 2006-07

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時系列では一作目に連なる時間軸を持つ三作目。今作では帝国のヒエラルキーを縦断するヴラド・タルトシュが背負う二律背反を再設定すると共にシリーズにおける思春期の終了を宣言しており、感触としてはヘヴィーなインタールードといったところ。馴染みのマローラン、アリーラ、セスラといった面々が姿を見せないどころか、自らに屈辱的な苦痛を与えた仇敵の命をある理由によるとは言え奪わずに解放してしまうのだから、暗殺者の憂鬱が窺い知れるというもの。次作では再び過去に話を戻し、マローランやアリーラ、そして幾度となく断片的に登場する“死者の道”に分け入る話が語られるということで、今作と対をなす形でヴラドの設定が完了するものと思っていいのだろうか。
今作の何とも砂を噛むようなこの読後感は、最近では『逸脱者(グレッグ・ルッカ)』で味わったものと全く同じで、1)共にシリーズもので順調な助走期間を過ぎ、2)主人公の存在意義に真っ向から向き合ったがための鬱モード展開、3)作中で最も華のあるパートナーシップ(ヴラドとカウティ、アティカスとブリジット)の修復不能ともいえる瓦解、といった点に加えて、両シリーズでの“人を殺める”行為が投げかける陰影で主人公を揺らす点での合致ぶりもなかなか興味深い。自律する精神がドライブするキャラクターとしてはボブ・リー・スワガー以来の愛着を感じるアティカス・コディアックを生み出したグレッグ・ルッカのシリーズも、ボディーガードという立場から命のやり取りを極限で描き切った素晴らしいハードボイルドなので、未読の方は是非一読を。

逸脱者〈上〉逸脱者〈上〉
グレッグ ルッカ Greg Rucka 飯干 京子

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逸脱者〈下〉逸脱者〈下〉
グレッグ ルッカ Greg Rucka 飯干 京子

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2006年07月13日

TOMMYROT/The Art of Ben Templesmith + ”HARD CANDY”

1600100058Tommyrot: The Art of Ben Templesmith
Idea & Design Works Llc 2006-06-28

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アメコミ版『サイレントヒル』のアートワーク等も手がけたベン・テンプルスミスのコレクション。フォトコラージュっぽいのはあまり好きじゃないんだけど、『サイレントヒル』同様アートワークを担当した『30デイズ・ナイト』をチラ見した感じだとアシュレイ・ウッド系のペイントタッチがなかなか目に麗しい感じなので、一応ウィッシュリスト入り。前述の『30デイズ・ナイト』は極北の地アラスカを舞台にした静謐で閉塞感に満ちた吸血鬼ホラーで、既にサム・ライミのプロダクションが映画化権を獲得してデビッド・スレイド監督の下、この夏より撮影開始とのこと。で、このデビッド・スレイドという監督は密かなこの夏の期待作『ハード キャンディ』がデビュー作ということで、新たなヴィジョナリストの誕生か!という空気がワタシの脳内では漂い始めており、名前と動向をしっかりと記憶しておきたいところ。
30デイズ・ナイト30デイズ・ナイト
スティーブ・ナイルズ ベン・テンプルスミス

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"HARD CANDY" POSTER
hard candy poster

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2006年07月01日

memoranda-Remedios Varo & TONY THE TIGER


varo memoranda1
バロが特集されているということで、ちょっとばかり熱くなってeBayで落札したメキシコのアート系マガジン。1990年9/10月号。

varo memoranda2
まあ、当然と言えば当然だけれど全編スペイン語な上に図版はすべてざら紙にモノクロ。ということで国内盤CD2枚分くらいのお金をつっこんだ価値があるかどうかは微妙というか、あえて考えないことにした(既に十分愚痴ってるけど)。
テキストに関しては『レメディオス・バロ 予期せぬさすらい』ジャネット・A. カプラン/中野恵津子訳リブロポート、図版に関しては1999年の回顧展図録で十分事足りているのだけれど、バロ関連のアイテムがあるどうにも素通りできなくて時々火傷をしてしまう。

Tony the tiger
これじゃあ寝つきが悪いということで、5番打者とクローザーが離脱して重苦しい戦いを続けるタイガースの厄払いの意味もこめて、ケロッグのヴィンテージ・キャラクターシリーズ『トニー・ザ・タイガー』のミニ・スタチューを買ってきた。500個限定。高さ13センチ。こじんまりとしている割には国内盤CD3枚分くらいの結構なお値段。その甲斐あってか、昨晩は瀕死の讀賣の傷口に山盛りの粗塩をすり込む勝ちっぷりで爆笑。我が最愛のピッチャー久保田の勇姿が当分拝めないのは残念だけど、これからはこのスタチューを傍らに念力を送りつつタイガースを応援しようかと。
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2006年06月25日

ミッドサマー・イヴ 夏の夜の妖精たち

4309906842ミッドサマー・イヴ 夏の夜の妖精たち
辺見 葉子
河出書房新社 2006-06-21

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1996年刊の後、長らく絶版だった本書が改訂版として嬉しい復刊。妖精画の成立と変遷を分かりやすく解説した辺見葉子氏のテキストが有り難く、画集としても解説書としても機能して素晴らしい。ラッカムやデュラック作品が多数収録される中、どうにも心奪われたのが、たった1作品のみ収録されたリチャード・ダッドの『妖精の木こりの神技』。精神病院で9年の歳月をかけて描かれたというこの作品は、剥き出しの精神が隅々まで高密度に投射されて幻想の強度を恐ろしいほどに推し上げており、視えないものを現実に呼び込んでしまった異質さが凄まじく魅力的で、是非ともオリジナルのサイズで見てみたいと上ずってしまった。
価格からすると判型はコンパクトだけれど、ラッカム等は本来挿絵作品だから気にならないし、値段にしても10年前からさほどアップしていないことを考えれば頑張ってくれたねえという感慨なので、幻視好きの方々は是非一読を。
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2006年06月05日

渋く、薄汚れ。〜ノワール・ジャンルの快楽/滝本誠

4845906880渋く、薄汚れ。―ノワール・ジャンルの快楽
滝本 誠
フィルムアート社 2006-05

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一部(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』への言及等)加筆されてはいるものの、基本的には既発の原稿を集めた評論集。キーワードは“ノワール”。当然ながら一度目にした文章もあるけれど、こうしてコンパイルされるとその目筋の確かさを再確認することになり最敬礼。エドワード・ホッパーを引き合いに出して語られるノワールの光と影の成立を読んでゴソゴソと彼の画集を引っ張り出してきたり、いたく刺激される未観の作品を慌てて探し始めたり、この古洋書はeBayのチェックリストに入れねばとメモってみたりと、ルーティーンの目線を思いがけない角度で遮ってくれるのが大変ありがたくて、当分の間カバンに突っ込んどくことにしたよ。


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2006年06月01日

物欲サーチライト−洋書の部

086719622XFreaks, Geeks, And Strange Girls
Teddy Varndell Johnny Meah Jim Secreto
Last Gasp of San Francisco 2005-03-30

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freaksgeeks
カーニヴァルの見せ物小屋で使われたバナー(宣伝幕)を集めたもの。これは買わねば。

1886937745Uncovered: The Hidden Art of the Girlie Pulp
Douglas Ellis
Adventure House 2003-07-15

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uncovered

上記のバナーと一緒で、ニュアンスなんかをすっ飛ばした直接性が魅力。真ん中の表紙なんかムチャクチャ可愛い。

1853753939Hellcat Amazons: Tough Girls And Warped Women From The Pulp Classics (Pulp Postcard Series)
Pc Designs
Prion Books 2005-01-30

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1853753947Thrill-Mad Pussycats: High-Voltage Temptresses from the Pulp Classics (Pulp Postcards S.)
Pc Designs Prion Books
Prion Books 2000-10-05

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0762409363Bad Girls in Big City (Magnetic Postcards)
Running Press
Running Pr 2001-02

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これらはポストカードのセット。中身が確認出来ないのがギャンブルだけれど、一番下のはマグネット式らしいのでこれは欲しいかな。

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2006年05月23日

99999【ナインズ】/デイヴィッド・ベニオフ

410222522699999(ナインズ)
デイヴィッド ベニオフ David Benioff 田口 俊樹
新潮社 2006-04

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スパイク・リー監督作品『25時』(傑作!)の原作および映画化脚色を手がけたデイヴィッド・ベニオフの短編集。ありがちな展開ながらもラストですくいあげた情景が何とも言えない夜の余韻を残す表題作や、かつて人生に鮮やかにフィットした或る一日の想い出が痛切な現実に結びつく「幸せの裸足の少女」、ニューヨークを舞台にしたマジック・リアリズムが美しい「獣化妄想」、“君を想って僕は糞を漏らす”話が哀切かつ静謐に語られる「幸運の排泄物」など、諦念と希望の間で立ちつくす人間を端正に描いた好篇が印象に残る。ただ好みから言えば、情景の描写がややクリアすぎて映像的な想起が容易すぎるのが逆に物足りない気がしてしまう。もともとそうした資質を持ち合わせているからなのか、現時点では『トロイ』など大作の脚色を手がけ映画人としてのキャリアを伸ばしているようなのだが、ショウビズの世界で溜め込んだ澱みを散文の世界にぶちまけてくれるようになればありがたいのだけれどな。
脚本家の著した短編集というと、映画『キャンディ』の原作者であり『博士の異常な愛情』『イージー・ライダー』の脚本家でもあるテリー・サザーンの「レッド・ダート・マリファナ」があるけれど、これは虚実をないまぜに辛辣でスモーキーに跳ばしまくった大好きな短編集。機会があったら是非一読をお薦め。

4336045216レッド・ダート・マリファナ
テリー サザーン Terry Southern 松永 良平
国書刊行会 2004-04

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2006年05月14日

策謀のイェンディ−暗殺者ヴラド・タルトシュ/スティーブン・ブルースト

4150204144策謀のイェンディ―暗殺者ヴラド・タルトシュ
スティーヴン ブルースト Steven K.Z. Brust 金子 司
早川書房 2006-04

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シリーズ2作目だが、設定としては前作で語られたエピソードの約1年前ということになる。前作の成功を受けた上でシリーズの長期的な展開を睨んでのことなのか、今後重要となりそうな伏線も用意しつつ世界観をより強固にした印象。といっても停滞感は欠片もなく、2度に渡る暗殺(そして蘇生)をかいくぐりながら策謀を解き明かすヴラドの活躍は相変わらずだし、前作では既にヴラドの妻となっていたカウティとの、夫婦と言うよりは同志とも言える絆を結ぶに至った経緯も語られて期待を裏切らない出来映え。また、激情にかられて吐露されるヴラドの真情は、この物語をドライブさせるのがあくまで“受け継いだ血の物語”であることを宣言し、階級闘争でも内部抗争でもない根の深さが物語に陰影を与えていることを再認識させられる。次作は既に7月刊行が予定されており、訳者あとがきによれば「彼は思ってもみなかった事件に巻き込まれ、今後の人生までも大きく変わっていくことになる。彼の出自、職業、そして社会との関わり方をも見つめなおす必要にせまられ…。」とあり、血がもたらす運命は一層激しさを増しそうで、待ち遠しくてしょうがない。

2作目を読み終えて、ワタシがイメージする主人公ヴラド・タルトシュは、ヒュー・ジャックマンが演じたヴァン・ヘルシングが一番フィットする感じ。というよりあのヴァン・ヘルシングのキャラクター設定にヴラド・タルトシュが寄与してるんじゃないかとすら思ってるんだけどね。そうして見るとケイト・ベッキンセイルのアナ王女なんかもうカウティとしか思えなくなってきちゃって図星じゃないか、これ。ほら。

van helsing
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2006年05月11日

The Paperback Covers of Robert McGinnis

0966677641The Paperback Covers of Robert McGinnis (Paul Langmuir Books (Paperback))
Art Scott Wallace Maynard
Pond Pr 2001-04-01

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高円寺のヒゲダンゴ先生のところで手にとってみて、パラパラとページを繰って即購入決定。この既視感は007シリーズ等アクション映画のポスターやサントラジャケットによるもの。リアルな絵柄にもかかわらず、描かれた人物からは感情がオミットされてある種のプラスチック感すら漂い、そのアンバランスさが妙に心に引っかかる。多分、マネキンに抱く感覚に近いかな。しかし、本来はペーパーバックの挿絵や表紙として機能するためのイラストなので最後の一筆はこちら側に委ねており、その無防備さが特に女性のイラストでは冷ややかな色気につながって本当にクール。

これもそのうち買うつもり。
1887424563Tapestry: The Paintings of Robert McGinnis
Cathy Fenner Arnie Fenner Al Fick
Underwood Books 2000-10-01

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これは「The Liquidator(邦題『殺しのエージェント』)のサントラジャケット。家のどこかにあるはず、多分。

The Liquidator
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2006年04月30日

エソラ/esora vol.3

4061795899エソラ vol.3
絲山 秋子 伊坂 幸太郎 黒田 硫黄
講談社 2006-04-01

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気がつくといつの間にか出ているエソラの第3号。目玉は黒田硫黄の書き下ろし(違う?)。「セクシーボイスアンドロボ」がこんなふうに中断になって以降だから、マンガ作品として成立したものは本当に久しぶり。20ページ強の短編だけれどストーリーやキャラクターの設定はキチンとしてるし、以前のままのタッチできちんと描き込んであって良作といっていいんじゃないかな。これが講談社から出ていることを考えると、ニコの活躍はもう読めないと思った方がいいんだろうけどね。この雑誌はマンガ陣が充実していて、五十嵐大介の短編が毎号読めるのも魅力。今回も「はなしっぱなし」系の小品がなかなか良くてね。あとは加藤伸吉なんかも読めて嬉しい。ということで小説陣の方はマンガの箸休め程度であんまり期待してなくていつも後回しなので、今回も今のところ未読。メインは伊坂幸太郎なんだろうけど、何冊か読んでみた結果、この人の本は結局“説明する話”で終始してしまう感じが今ひとつ物足りなくて、これは縁がないのだなと思っているのでトリガーにはならずじまい。まあ、不定期刊行だから追い立てられることもないし価格に見合うだけの時間は引き受けてくれるので、次が出たらまた買います。ず〜っと出なくても気がつかない気もするけど。

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2006年04月25日

読後感二題(ちょっとケチつけてるので読了予定の方はスルー推奨)

大吸血時代大吸血時代
デイヴィッド ソズノウスキ David Sosnowski 金原 瑞人

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う〜ん、表紙で期待しすぎたか。というと内容にケチつけてるみたいだけど、もしかしたら訳文との相性の問題かもしれない。咀嚼しすぎなのかすべての文章がフラットすぎてモノローグと会話の起伏があまり感じられず、内から外への感情の切り替えにメリハリがないので、内なる葛藤がスラップスティックに吹き出していく時の面白さが半減してしまっているような気がする。原書を読んでいないので訳文が上げたのか下げたのか分からないけれど、ワタシには合わなかったってことでしょうがないかな。ストーリーに関しては、途中で疑似親子(吸血鬼と人間)による敵討ちの流れにいくのか思いきやあっさり流しちゃうし、「人間牧場」なんていう魅力的な設定もごくごく軽〜いフックにすぎないので、早川文庫的なノリは期待しない方がよかったね。

ゆりかごで眠れゆりかごで眠れ
垣根 涼介

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これもう〜ん。「ワイルド・ソウル」に比べると、熱量、スケール共にかなり落ちる。武田刑事のキャラクターをあれだけ描き込んでおきながらあの退場の仕方は解せないな。ラストではリキと武田という自爆するセンチメントを抱え込んだ者同士が激突するもんだとばかり思っていたので、何だか肩透かしをくらったようで消化不良のまま読了。この人には生と死がぶつかり合うところで流れる男の熱い涙を描いて欲しいので、生命が脈打つようなぶっとい物語をまだまだお願いしたいのだ。

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2006年04月11日

今日はこんな本を買った

帰りに紀伊國屋に寄ったら軽くエンジンがかかってしまって、結果以下の通り。

4763006010大吸血時代
デイヴィッド ソズノウスキ David Sosnowski 金原 瑞人
求龍堂 2006-03

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吸血鬼が支配する世界で、ウツ気味の中年ヴァンパイアが拾ったのは「人間牧場」から逃げてきたちっちゃな人間の女の子。そこから始まる涙と笑いの子育て奮戦記。設定も面白そうだし、何より表紙が良いよ。

4120037177ゆりかごで眠れ
垣根 涼介
中央公論新社 2006-04

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書き下ろしの新作。「ワイルド・ソウル」に続いて“日系の血”がドライブさせる生と死の物語。まずはこれから読み始めることにする。

4344407539アシュラ (上)
ジョージ秋山
幻冬舎 2006-02

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4344407547アシュラ (下)
ジョージ秋山
幻冬舎 2006-02

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豪華特装愛蔵本とかにされると敷居が高くなっていけないので、文庫で気軽に買えるのがありがたい。「デロリンマン」も再発してくれないかね。

448872101Xみんな行ってしまう
マイケル・マーシャル・スミス 嶋田 洋一
東京創元社 2005-09-22

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以前から気になっていたので勢いで買ってみる。しかし400ページで1000円かあ。ま、ハードカバーで1800円になるよりいいのは間違いないんだけどね。

4150204144策謀のイェンディ
スティーヴン・ブルースト
早川書房 2006-04

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先日紹介した第1作に引き続き、矢継ぎ早の刊行が嬉しい第2作で7月には第3作も刊行予定。こんなふうにハヤカワが畳み掛けたくなるのもうなずける面白さで、これは看板シリーズになる予感。
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2006年03月31日

勇猛なるジャレグ−暗殺者ヴラド・タルトシュ/スティーブン・ブルースト

415020408X勇猛なるジャレグ―暗殺者ヴラド・タルトシュ
スティーヴン ブルースト Steven Brust 金子 司
早川書房 2006-01

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ジャンルに落とし込むとファンタジーということになるのだろうが、これは滅法面白いハードボイルドだ。使い魔(竜)を肩に乗せた腕利きの暗殺者ヴラド・タルトシュが呪術と妖術、そしてナイフと剣を繰り出しながら正邪の混沌とした世界で落とし前をつけていく。そこで繰り広げられる神経戦(呪術と妖術)と肉弾戦のバランスやコンビネーションが絶妙で主にそれらのクラッシュを中心に展開していくので、“ファンタジー”という語感から想像される夢見心地なバイアスはすべて捨て去ってもらって結構だと思う。主人公を取り巻くキャラクターもそれぞれのエッジが魅力的で、その特性を生かしてチームを組んでクライマックスに向けてなだれ込んでいくくだりは文句なしに面白い。窮地で繰り出される軽口と得物さばきのそれはすぐれたハードボイルドの証明でもあり、暗殺の対象者へのアンビバレンツな感情移入さえ用意するゴールデンルールの炸裂ぶりに何とも片頬が緩んでしまう。これはシリーズ1作目(本国では9作目まで刊行)なのだが、来月には続刊も刊行されるようなので今から待ち遠しくてたまらない。

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2006年03月30日

THE ART OF RAY HARRYHAUSEN

0823084000The Art of Ray Harryhausen
Ray Harryhausen Tony Dalton
Billboard Books 2006-03-30

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ハリーハウゼン自身の手によるイメージスケッチやストーリーボード、マケットなどのモデルを紹介する一冊。ハリーハウゼンの特撮はすべて人間の手による創意工夫の晴れやかな結果なので、その舞台裏を覗くのは本当に楽しい。そして序文を書いているのは当然のごとくピーター・ジャクソン。いい買い物なのは言うまでもないので、考えるまでもなくクリック。

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2006年03月24日

FABULOUS CREATURES AND OTHER MAGICAL BEINGS

190325891XFabulous Creatures: And Other Magical Beings
Joel Levy David Gould Peter Harrison
Carroll & Brown Pub Ltd 2004-02-27

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いわゆる幻獣などと呼ばれる想像上の生物や神話及び伝説に登場する存在を、ケレンミたっぷりにまとめあげた本。イラストなどでグラフィカルに紹介するのはもちろん、ユニコーンの捕獲方法や巨人を出し抜く方法、妖精の粉の解毒方法なども紹介するという気の利かせぶり。それに比べると、実在した奇妙な生物の紹介のパート(双頭のヤギとか巨大イカ等々)がやや貧乏くさく感じられるのが少し引っかかるけど、とりあえず散財してみる価値はありそうなので近々のクリック候補。
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2006年03月17日

欲しい買いたい我慢した

0786420227The Mexican Masked Wrestler and Monster Filmography
Robert Michael "Bobb" Cotter Robert Michael Bobb Cotter Bobb Cotter
Mcfarland & Co Inc Pub 2005-04-30

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3822889288Film Posters of the Russian Avant-Garde (Jumbo S.)
Susan Pack
Taschen America Llc 1996-06

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048644659XThe Graphic Works of Odilon Redon: 209 Lithographs, Etchings and Engravings (Dover Pictorial Archive Series)
Odilon Redon Alfred Werner
Dover Pubns 2005-10-24

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1585424412American Sideshow: An Encyclopedia of History's Most Wondrous And Curiously Strange Performers
Marc Hartzman
J P Tarcher 2005-11-17

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ここのところはもっぱら印刷物が愛しい時期なのかもしれなくて、物欲はこんなところをブラブラする。とはいうものの自分へこんなに褒美を与えるだけの日々は送っていないし、消化すべきブツが部屋にはひんやりとあるいはジクジクと積まれているので、とりあえずはこんな風に晒して頭を冷やすかなと。
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2006年03月03日

Swedish Folk Tales/John Bauer

0863154573Swedish Folk Tales
John Bauer Polly Lawson Holger Lundburgh
Floris Books 2004-09

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SFT1

SFT2

SFT3

トロールに囲まれて淡く光り浮かぶプリンセスをあしらった表紙に一目惚れ。John Bauerは前世紀の初頭に若くして夭折したスウェーデンの作家ということで、画像を探してみたら色づかい、構図、モチーフが全て素晴らしすぎてひっくり返った。「ダーク・クリスタル」に行き着いたジム・ヘンソンは、間違いなくこの作家の処に立ち寄ってるんだろうな。ああ、早く届かないかな。早く見たいな。
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2006年02月28日

PANTIES : A Brief History

0756607574Panties: A Brief History
Sarah Tomczak Rachel Pask
Dk Pub (T) 2004-11-05

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panties

パンティの変遷を、資料というよりはヴィジュアル中心にあくまで小綺麗にまとめた本。ケイト・モスを起用したカルヴァン・クラインのキャンペーンなんかも紹介。クリック思案中。
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2006年02月24日

ニュー・ブラジリアン・シネマ―知られざるブラジル映画の全貌

4903267156ニュー・ブラジリアン・シネマ―知られざるブラジル映画の全貌
ルシア ナジブ L´ucia Nagib 鈴木 茂
プチグラパブリッシング 2006-01

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書店でパラパラとページを繰ってみたところ、なかなか面白そうだったので買って帰ろうかなと思ったらこの値段。装幀が凝っていて表紙部分にビニールレザーみたいな素材を使ってるんだけど、見て分かるようにそこまで頑張るデザインでもないでしょ。そんなもんが価格に反映されてるんだとしたらとてもバカらしいと思うんだけどな。90年代末の『セントラル・ステーション』以降、テーマ性と商業性のバランスの取り方が印象的なブラジル映画の公開が目立ってきていたので、とてもタイムリーな内容だと思うだけに少し残念な気がする。もとから好事家しか相手にしていないってことなのかね。
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2006年02月17日

Exploitation Poster Art/「ぼったくり映画」ポスターアート

1845130995Exploitation Poster Art
Dave Kehr Tony Nourmand Graham Marsh
Aurum Pr Ltd 2005-10-30

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物欲が低調とか書いてるそばからクリック。精神の安寧を図るための行為なのであしからず。それにしても『エクスプロイテーション・フィルム』の素敵な日本語訳はないもんだろうか、柳下センセ。

4791760972興行師たちの映画史 エクスプロイテーション・フィルム全史
柳下 毅一郎
青土社 2003-12-21

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2006年02月14日

精神と自然―生きた世界の認識論/グレゴリー・ベイトソン

4783511764精神と自然―生きた世界の認識論
グレゴリー ベイトソン Gregory Bateson 佐藤 良明
新思策社 2001-02

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改訂版がとっくに出てたんですね。以前の思索社版は訳文が難敵で挫折してしまったので、こちらで再挑戦してみようかと。最近は物欲も低調なので、これでも読んで態勢を整えるとしようかな。あ、でもこれは買いましたけど。

4840232172よつばとひめくり 2006
あずま きよひこ よつばスタジオ
メディアワークス 2006-02-10

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2006年02月07日

パワードスーツ二題


katou_naoyuki
『SF画家 加藤直之 美女・メカ・パワードスーツ』
A5判 240ページ
本体価格2600円+税
加藤直之著
発行 ラピュータ
ISBN 4-947752-64-5 C0070


4787231316肉体のヌートピア―ロボット、パワード・スーツ、サイボーグの考古学
永瀬 唯
青弓社 1997-01

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前者は文句なしに買い。後者はどこかでパラパラと中を読んでみてから決めたいんだけど、面白そうな目次の印象そのままに、買いたくなるような中身であって欲しいな。そう言えば最近紀伊國屋なんかでこちらをチラホラ見かけるようになったけど、いつのまにか復刊してた?価格は1500円くらいに上がってたけど。

4887830653解剖百科
フィレンツェラスペコーラ美術館
タッシェンジャパン 2002-09

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2005年12月15日

Kiddography/The Art Of Tom Kidd

1843402017Kiddography: The Art Of Tom Kidd
Tom Kidd
Paper Tiger 2005-11-30

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tom kidd

トム・キッドはヒューゴー賞やチェズリー賞を何度となく受賞しているSFアーティスト。これから年末にかけて、種々雑多な荒波を乗り切ろうと身を粉にしている自分へのご褒美第一弾として注文。あくまで第一弾ね。

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2005年12月13日

「目眩まし/ゼーバルト・コレクション」W・G・ゼーバルト

4560027307目眩まし
W・G・ゼーバルト 鈴木 仁子
白水社 2005-11-25

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『アウステルリッツ』を読んで以来、ゼーバルト作品による“散文を読む快感”は衰えることがないので、矢継ぎ早の定期刊行は本当にありがたい。今作はまだ読み始めたばかりなのだが、既に黙々とページを繰っている。
“自我”“本当の私”“私が私たるもの”などというものが例え錯覚にしろあるのだとしても、それは全ての集積した記憶の意図的でバイアスの掛かった発露に過ぎないのだと思う。ゼーバルトは、それら容赦なく降り積もっていく記憶を暗闇で探しながら白日の下で再構築してみせる。そうして提示された作中の人々の生は限りなくペシミスティックなものなのだが、ゼーバルトが暗闇から持ち帰った記憶の数々が放つ奇妙な光が目に焼き付いて離れないため、その生を読み解く不可思議な心地よさが“散文を読む快感”に繋がっていく。そして暗闇から浮かび上がってくる記憶に浮力をつけるべく頻繁に挿入される写真やメモなどのガジェットなのだが、これらが一片の記憶を引き連れて緩慢にあるいは一瞬のうちに姿を現す瞬間には極めて忘れがたいものがある。『アウステルリッツ』の表紙で使われる写真もその一つであり、あの写真が記憶に貼り付けられた瞬間の多幸感で、完全にゼーバルトの虜となった気がする。
残念なことに既に物故者となったゼーバルトの作品は「ゼーバルト・コレクション」として全6回配本が予定されており(『目眩まし』は第2回配本)、最後には『アウステルリッツ』の改訳(!)が控えている。「将来のノーベル賞候補と目されながら」などと仰々しい言葉で飾られたりもしているが、決して難解な文章ではないので本読みに血を通わせてしまっている方には一読を勧める。

4560047677アウステルリッツ
W・G・ゼーバルト 鈴木 仁子
白水社 2003-07-25

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4560027293移民たち
W・G・ゼーバルト 鈴木 仁子
白水社 2005-09-30

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2005年12月03日

APHRODISIA : Art of the Female Form

0975491229Aphrodisia
Craig Elliott
2006-01-31

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本国ではとっくに出版されてるのに、配送予定日が2006/2/2 - /2/4ってのはどういうことなんだろ。さっさと配送するように。

しかしまあ、amazonやヤフオクがライフライン化してしまっているのは動かしがたい事実であって、などとキーを叩いてたらふと思った。シンプルな生き方というのは選択肢を減らすのではなくて、できるだけライフラインを減らすことなんだろう。けれどそんなことが分かったところで後戻りできないのは百も承知なので、このまま行くしかないのだ。にしてもいい大人が胸を張って言うことではないけれど、うしろめたさはお友達なので大目に見てくれ。いや、見て下さい。
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2005年11月18日

Illustrations Now !

3822840335Illustrations Now!
Julius Wiedemann
Taschen 2005-10

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世界50カ国から150人の商業イラストレーターを紹介。アメリカ以外の作品の方を見てみたい気がするけど、どうもショウケースっぽい作りの本のようなので、この値段だと衝動買いは難しいかなあ。TASCHENのサイトで、少しだけ中が覗けます。

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2005年11月09日

異色作家短篇集3「一角獣・多角獣/シオドア・スタージョン」

4152086815一角獣・多角獣
シオドア・スタージョン 小笠原 豊樹
早川書房 2005-11

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以前よりアナウンスされていたとはいえ、紀伊國屋で平積みになっているのを目にした時は思わず小走りになってしまって大人げない。それにしてもこの本をレジに持って行く日が来ようとは、早川書房創立60周年記念出版万歳だな。毎年60周年でいてくれ。このサイズとボリュームで2100円なんて価格も、本来だったら毒づくところだけど関係ないね。このジャンルでの稀覯本として、オリジナル版は万単位で取引されていたことを考えれば夢みたいだよ。
スタージョンには秀逸なタイトルが多いので、目次ですでにニヤニヤしてきちゃうでしょ。

Sturgeon2
ふわふわちゃん!

この復刊シリーズは既刊として
1. キス・キス/ロアルド・ダール
2. さあ、気ちがいになりなさい/フレドリック・ブラウン
があり、今回配本の
3. 一角獣・多角獣/シオドア・スタージョン
4. 13のショック/リチャード・マシスン
をはさんで、次回(2006年1月)配本の
5. 蠅/ジョルジュ・ランジュラン
6. くじ/シャーリー・ジャクスン
まで決定。
全20巻予定なので、息切れしないようについていこうか。
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2005年10月25日

メタモルフォシス−恒松正敏作品集

4898301843メタモルフォシス―恒松正敏作品集
恒松 正敏
ワイズ出版 2005-04

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連作集「百物語」に次ぐ、初のモノグラフ。表紙絵はE.D.P.Sの1stアルバム「BLUE SPHINX」のジャケットにも使われていた『変容―牙』。恒松正敏はもともと東京芸大油画科大学院中退という経歴を持っていて、E.D.P.Sのアルバムカバーはすべて彼の手になるものだし、現在は画家としての評価も定着しているので、そちらのジャンルの方が名前の通り(「恒松先生!」)もいいみたいで不思議な感じ。幾重もの幻想が折り重なった透明な幽玄といった画風はツネマツマサトシを好む人ならばすんなりと入っていける世界なので、E.D.P.S鳴らしながらページをめくるのも楽しいかと。ちょっと高いけど、2枚組のアルバムを買うと思えば大丈夫。

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2005年10月14日

「らんぷの本」石原豪人/地獄終末怪奇不思議恐怖エロス悪趣味驚異

4309727387石原豪人
中村 圭子
河出書房新社 2004-07-14

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値段の割にボリュームが足りないので、買おうか買うまいか迷いつついつも後回しになってしまってる。もはや冗談としか思えない価格で取引されている「なぜなに学習図鑑」や「ジャガーバックス」の代わりにこれでお茶を濁すというのも何だか悔しいのだが、こんないじけた逡巡をしているうちにこっちまで手に入れられなくなったらシャレにならないので、ペシミスティック全開の表情で苦悶する人((c)石原豪人)に成りはてる前に買うことにしようか。去年の弥生美術館の催しも、そのうちそのうちで結局行けなかったことを思い出したよ。

突然「素晴らしいアメリカ野球」「ポートノイの不満」(いずれもフィリップ・ロス)を読みたくなり、家の中のどこかにあるはずなのだが探すのが面倒だし探している内に読みたくなくなるのが目に見えているので買ってしまおうと思ったのだけれど、もはや集英社文庫のカタログには存在してなくてちょっとビックリ。前記の2作に比べるとさして面白いとも思えない「さようならコロンバス」だけあるっていうのも納得いかない話。


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2005年09月09日

ロバート・クラムの描くカフカの世界

1596878126R. Crumb's Kafka
R. Crumb Franz Kafka
Ibooks 2005-10-10

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カフカの「変身」「審判」「城」等をクラムがコミック化。クラム作品の主人公なんてみんな“K”みたいなもんだから、これはズッパマリでしょう。文庫本片手に両者を読み進めるのも楽しいだろうね。予約済。
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2005年09月08日

あかまつ01/まんだらけ出版


akamatsu

2001年に創刊号を出版した後、いきなり消息不明になった『コンセプチュアル・リビドー・マガジン』。サブカル的なアプローチでまわりくどく“エロ”を語るということで特に切り口として目新しいことはやってないんだけれど、編集長個人の脳内エロ(300P超の半分近くが彼の取材&原稿)を何とか伝えようという熱量だけは誌面にあふれてる。まあ、伝えてどうすんだという気もするが。
テキストとしては戸川昌士氏の処女小説や、エログロナンセンスで語る手塚治虫(これも面白いんだけど全4回うちの第1回のみ掲載)なんかの他に、「まぼろしの秘宝館を探して」という特集では宇川直宏や都築響一に混じって、実際に秘宝館を企画経営していた人物へのインタビュー等もあって、ビジネスとして成立させるべく奔走する話など、大まじめに語られるその内容はなかなか面白かった。その他にも「石井隆レトロスペクティブ」という特集で、劇画作家としてのキャリアを掘り下げるインタビューも掲載されているんだけれど、悲しいことに前編のみの掲載で、後編を目にすることがかなわないのはちょっともったいない。巻末の次号予告によれば、第2号では雑誌『奇譚クラブ』の徹底特集も予定(創刊号では「畔亭数久」についての11Pほどのテキストがある)されていたようで、これは是非読んでみたかったなといささか悔いが残る。いまだにオフィシャルが生きてるので、気になった方はこちらで内容をチェックして古本を探してみてはいかがかなと。まだ全然プレ値はついてないはずだけど、古本は突然化けたりするからね。ま、多分化けないとは思うけど。
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2005年09月06日

Shag: The Art of Josh Agle

081185096XShag: The Art of Josh Agle
Billy Shire Colin Berry
Chronicle Books 2005-10-05

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どんなにメジャーになっても、ミッドセンチュリーなレトロ・デカダンスのロウブロウ・アートなんていう非常にインチキ臭い惹句が未だに通用してしまうテケテケな感じがSHAGの魅力なのかな。これは200ページを超えるボリュームの初のモノグラフで、この価格なら速攻で買っとくべき。こういうのは散財とは言わず、必要経費と言っておきたいね。
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2005年08月23日

ハルビン・カフェ/打海文三

4043615027ハルビン・カフェ
打海 文三
角川書店 2005-07-23

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“海市”という近未来(といってもその先の角を曲がったくらいの未来だが)の地方都市を舞台に描かれた暗黒のクロニクル。“復讐“というよりは“恨みをはらす”といった陰湿な感情が個々のキャラクターのエンジンとなっているのだが、章ごとに各人の視点に切り替わったり時系列がカットアップされたりするために、その感情の澱みでストーリーが停滞することはない。得体のしれない“悪しきもの”に生身の現実を代表する者が挑むという点では、エルロイが描いたエド・エクスリーとダドリー・スミスの物語に近いかもしれない(エドが誰でダドリーが誰かは書かないけど)。いつもながらキャラクターの造型が秀逸で、物語の終盤で互いの感情の揺れが共鳴しつつ加速していくくだりは絶品。そんな本作がたどりついた地点からさらに長距離を走り出し、倒れ込んだ先が異形の大作「裸者と裸者」となるのでこちらも併せてご堪能あれ。



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2005年08月12日

またもや散財の虫ざわざわ

081184529XArt Of Modern Rock: The Poster Explosion
Wayne Coyne Paul Grushkin Dennis King
Chronicle Books 2004-12-01

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これすごく欲しい!。でもレイチェル・リングウッド買ったばっかだし…(はい、結局買いましたっ)。値段は高いけど、その分余裕で面白そうだしなあ。ヤフオクで今週末に終了する分が全部で3万円くらいになりそうだから、買っても大丈夫かね(誰に聞いてんだか)。まあ、ここで欲しい!と吠えたものはほとんどの場合買ってしまってるんだけど、どうして欲しいものはなくならないのだろう。後から後から目の前に現れるんだろう。モロボシ・ダン言うところの「それは血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ」ってことなのか。
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2005年07月20日

古処誠二「ルール」集英社文庫


rule

今朝の朝刊に掲載された集英社文庫新刊の広告に古処誠二の傑作「ルール」がラインナップされていたのは喜ばしいこととして、ボディコピーに“あれ”を使っちゃダメでしょう。ネタバレどこの騒ぎじゃなくて、“あれ”が待ち受けていることを読む前から知ってしまったら、“あれ”が解き放つ威力が半減どころか皆無になるんじゃなかろうか。
確かに形容のしがたい傑作なので、何としてでも読んでもらいたいという編集者の確信犯的行為なんだろうけど、こういう時に作者はどう思うのかなあ。
ま、それはそれとしてこのルール(まるでキャッチ22)で理性の地獄が始まるわけで。

敵に勝つには飢餓から解放されなければならない。
飢餓から解放されたければ敵に勝たねばならない。

とりあえず、手元に読む本がない方、濃密な読書体験からすれば580円は安いです。

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2005年07月09日

『壜の中の手記』ジェラルド・カーシュ

4794927320壜の中の手記 晶文社ミステリ
ジェラルド カーシュ Gerald Kersh 西崎 憲
晶文社 2002-07

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いわゆる「綺譚」ものではあるのだけれど、ジャンル小説(怪奇、SF、ミステリ)の括りに納めてしまうのはこちらの怠慢としか言えないような作品が見事に連なっている。A・ビアスを旧き種族と対決させる表題作や、驚愕の結末でありながら悲痛な余韻を残す「ブライトンの怪物」、美しさと悲しさが手を取り合って見事に着地する「豚の島の女王」など、どの作品もストーリーの強度がそのテーマを普遍までひっぱり上げて、とても豊潤な時間と体験を獲得できたという余韻に長らく浸らせてくれる。ページを繰るごとに頭がほんの少しずつ熱くなっていって、一編を読み終わるごとにその熱をさますべくため息をついてやる感覚は、トム・リーミイの「サンディエゴ・ライトフット・スー」を初めて読み終えた時に覚えたものとおそらく同じだ。入手が難しい本が多いようだけれど、この作家の作品は可能な限り探して読んでいきたいと思う。
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2005年07月07日

ブランク・ジェネレーション再び

0028646525Blank Generation Revisited: The Early Days of Punk Rock
Roberta Bayley Lenny Kaye Stephanie Chernikowski George Du Bose
Schirmer Books 1997-03-01

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ブランク・ジェネレーション周辺のフォトジェニックさ加減は推して知るべしなので、当然のごとく素晴らしいショット満載の写真集。New York PunkからNo Waveにつながっていくこの時代が、ビートニクの精神がエンジンになった最後のムーブメントということになるんだろうか。ここには、ジャームッシュはもちろんのこと彼の処女長編作「パーマネント・バケーション」に主演したクリス・パーカーの姿も既にチラッと見えて、「君ら、やっぱりここにいたのか」と納得した後で、そこからどれだけ遠くに来てしまったのか考えると、なぜだかもの悲しくなったりもする。

来週の金曜日はいよいよJames Chance & The Contortionsが見られるんだな。しかも「No New York」参加時の、オリジナル・メンバーで来るらしい。でもってオープニングアクトがRECK+中村達也+大友良英スペシャルユニット!!この3人で4月に演ったLOFTでのライブが凄まじかったので、これはもう素晴らしく贅沢な顔合わせでホント楽しみ。


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2005年06月22日

大江慎也−これから何をやろうかな

4401619013words for a book
大江 慎也 小松崎 健郎
シンコーミュージック・エンタテイメント 2005-06-10

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バイオ本としてある程度決定的な位置づけの本になるかと思っていたのだけれど、周辺取材もほとんどなく大江自身が語る自分の半生を文章に起こしたといった内容で、やや肩透かしをくった印象。ただ、昔からのファンであれば耳にしていた噂レベルの話が大江自身の口からあらためて語られている点もいくつかあり、その点は興味深かった。
ルースターズがアグレッシブなブルースガレージを奏でていたのはメジャーデビュー直後くらいまでで、セカンドアルバムのジャケットを見ても分かるように、既にこの時点で彼に霞はかかり始めていたんだろうと思う。その霞を払うべくのたうち回るその後の彼の姿を見て、実情はともかく“深淵をのぞきこんだ者”としての畏怖を彼に感じていたのはワタシだけではないだろう。こうしたヘビーな時期に生み出された作品がどれだけの高みに到達したかについてはあらためて言うまでもないけれど、引き換えに手にしたモノの価値が彼にとってどれだけのものなのかを尋ねるのは、今となっては残酷なことのような気もする。
この本が出版される契機にもなった昨年の復活劇以来、フジロックを含めて4回ステージを見ているのだが、多分この人の霞はもう晴れることはないのだろうなと何度となく思ったのは事実。ただ、その霞に包まれた中で自分の居場所を見失ってはいないように感じられることについては、本当に心の底から嬉しく思っている。この先、世界がひっくり返るような音楽を奏でることはもう難しいのかもしれないけれど、彼なりのやり方で失ったモノを取り返そうとしていくのだろう。そうやって今から鳴り出す音がまだあるのだとしたら、やっぱり聴かないわけにはいかないよな。何しろ大江慎也のやることだから。


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2005年06月11日

クトゥルフの夕べ〜いわゆる「インスマス面」


ctl1

1994年発行の「クトゥルフ神話図説」(ホビージャパン社)の1ページより。“深きもの(Deep One)”との異種交配により生を受けた混血種が変容していく過程を綿密さのかけらもなく描写。22歳→27歳→31歳→34歳と刻みが等間隔でないのは、変容が加速度的に進行することを表しているんだろう、多分。異常に老化の早い男性にしか見えない気もするが、最終的には下の画像のような晴れ姿に大変容するんだから本人たまらんだろうね、いろんな意味で。

ctl2

一人前の“深きもの”。鳥も飛びます。

久しぶりにスキャナー引っ張り出したら、何だかおむずかりのご様子なのでデジカメ直撮り。見づらい画像で申し訳ない。
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2005年06月08日

ニール・ケアリー イズ バァァック!

『ウォータースライド(仮)』 ドン・ウィンズロウ/東江一紀 訳 【創元推理文庫】7月下旬予定
おお、出るのか新作が!6年ぶりに!もう新作は読めないもんだとあきらめてたからこれは相当に喜ばしい。またあの減らず口がきけるのか、良かった良かった。第1作目の「ストリート・キッズ」の映画化の話もだいぶ前から耳にはしてるんだけど音沙汰ないし、完全に終わったものとしてしまい込んでました。窮地で繰り出される減らず口は、負けず嫌いのやせ我慢。正しいやせ我慢は正しいハードボイルドの印。探偵小説にして青春小説。そして少々苦めの成長譚でもあるので、未読の方は是非順を追って読んでいただければと思う。

4488288014ストリート・キッズ
ドン ウィンズロウ Don Winslow 東江 一紀
東京創元社 1993-11

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4488288022仏陀の鏡への道
ドン ウィンズロウ Don Winslow 東江 一紀
東京創元社 1997-03

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4488288030高く孤独な道を行け
ドン ウィンズロウ Don Winslow 東江 一紀
東京創元社 1999-06

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楽しみだなあ。新作出るまでにもう1回読み直そうかな。まだ読んでもいない本のことでこんなに幸せな気分になれるんだから不思議なもんだね。
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2005年06月07日

SWAMP THING #102 cover by Simon Bisley


biz-swamp

サイモン・ビズレーがカバーを手がけた「スワンプ・シング #102」がやっと手に入りそう。ビズレーにしては幻想的なトーンが美しく、ず〜っと欲しかったので結構うれしい。
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2005年05月11日

DVD BURST最終号


DVDBURST

最後だってのに巻頭がビリーさん追悼特集なのが素敵だな。
単純に営業上の理由なのか、コンセプトがどん詰まりなのか分からないけど、
新雑誌「MP」立ち上げのための清算なんだと思いましょう。
どんなにネットが浸食しようが、『紙』は「見て」「観て」「視て」楽しめるから好きなんだ。
posted by orr_dg at 01:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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