2005年08月05日

FRF’05@苗場/7.30 Sat

Eddi Reader(Green)
昨日アナウンスがあった、Los Lobosのフライト遅延によるキャンセルの代打として登場。“いなたい”感じはFairground Attraction時代のイメージのままだけど、いろんな意味でタフな人なんだろうねえ。まだ雨もさほど落ちてこないグリーンの芝生で横になって、弛緩した頭と体で真っ直ぐな歌声を聴いていると自分が今どこにいるのか分からなくなってきて、完全に日常から吹っ切れる。これが醍醐味。でもこの後すぐに大雨が…。

GANG OF FOUR(White)
フジロック今年のサプライズというより人生のサプライズ。20年以上の時間を経て生みの親にやっと会えた気分。1stアルバムを手に入れた夜に彼らが開けてくれたドアの向こうは、タフだけれどとても自由な世界で、そこを自分なりのルールを磨きながらうろついていて見つけた別のドアを開いてみたら今晩彼らがステージに立っていたというわけで、それはそれは忘れることの出来ない邂逅の夜になったね。ただ、Andy Gillがステージに出てきた瞬間に思考停止になってしまって、セットリストをほとんど覚えていないのが少し悔やまれるな。“contract”を演らなかったことだけは覚えてるんだけど。
超然とした佇まいで客席を睥睨しながら運命のギターカッティングを繰り返すAndy Gill、20年前とほとんど変わらないスリムな体型のまま、ロックボーカリストのクリシェとは全くかけ離れたステージアクションで客席をアジりまくるJon King(電子レンジ破壊パフォーマンスまでも!)、不良中年の臭いをプンプンさせながら、腰だめでアタックの強いベースを弾きまくるDave Allen、やはりDave Allenとのコンビネーションが不可欠だったHugo Burnham(ABCで叩いてた時期もあったね、想像もつかないけど)。彼らのリユニオンはステージに限ったことではなくて、何と9月には現在のラインナップでの新録によるセルフカバーアルバムがリリース!正直、1stと2ndの曲はオリジナルで十分なんだけど、“I Love a Man in a Uniform”に関しては、現ラインナップで是非とも聴いてみたい。いずれにしても正座して待て!
ちなみに収録曲は
01 Not Great Men
02 To Hell With Poverty
03 Damaged Goods
04 I Love a Man in a Uniform
05 Natural's Not in It
06 Ether
07 Paralysed
08 What We All Want
09 Why Theory?
10 Anthrax
11 At Home He's a Tourist
12 Capital
13 He'd Send in the Army
14 We Live as We Dream, Alone

Ryan Adams & The Cardinals(Heaven)
スタートから“Magnolia Mountain”あたりまでは文句なしに素晴らしくて、こりゃあ凄いステージになるなと思ってたところでRyanキレ始める。何がお気に召さなかったのか分からないけど「ファッションショーじゃないんだから、オレんとこの照明消してくれないかな」「キミらは何でこんな雨の中、突っ立ってんの?もうどこかよそへ行った方がいいんじゃない?風邪ひくよ」なんて毒づきながらいつしかフィードバックノイズを1人で延々垂れ流し、困り果てたバンドのメンバーをよそに、ハイお終い。Mercury RevもDinosaur Jr.も自分で決めてあきらめたんだから文句は言わないけど、これなら最初からキャンセルしてくれた方がありがたかったな。ステージ・フライトの気はある人らしいけど、日本に来る3日前のメルボルンでのライブが笑顔全開だったみたいだし、単にハズレくじをひいたってことなのかなあ。でもこれが天才性の発揮だなんてこれっぽっちも思わないけどね。単独で来るんならまた金払って見に行ってやるから、「その時はせいぜい気張れや、Ryan」
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2005年08月03日

FRF'05@苗場/7.29 Fri

午前中は特にめぼしいステージがないので、物販購入タイム。正気とは思えない時間を列に並び、The Pogues、The Coral、Cake、ブンブンのTシャツを購入。ここで突然の降雨になるも「狐の嫁入りだな」などと呑気なことを考えてヘラヘラする(以後、雨はお友達となってまとわりつくことに…)。

Cake(Green)
バンドの持つフレンドリーでパーソナルな雰囲気を発揮するには、グリーンは大きすぎたかなあ。ホワイトかレッドで見たかったよ。ステージ中盤あたりで土砂降りの雨になり、レインジャケットを取りにホテルへ戻るため途中でサヨナラ。フェス向きのバンドではあるので、また来てくれればありがたい。

THE HIGH-LOWS(Green)
遅い昼食をとってホワイトへ向かう途中でチラ見。ヒロトの頭は白髪なのかあれ。銀髪?この数年の間にスライダーズもブランキーもミッシェルも役目を終えて行く中で、止まらないというか止めないねこの人たちは。でもって未だに嘘くさくないのが素晴らしい。同志としてのシンパシーを勝手に抱きました。

Prefuse 73(White)
ライブセットを見るのは初めて。ツインドラムにベースとキーボードとターンテーブルと来て生音で勝負。ボーカルチョップもビシバシ決めて、すんごい楽しかった。初日で客もワタシもまだまだ元気なので、こういう“ハネる”音には必要以上に盛り上がる。

Steel Pulse(White)
もう20年以上前になるのかな。日本青年館で見て以来のステージ。アイデンティティの拠り所としてのレゲエを攻撃的に展開していて、レイドバック・ミュージックなんかでは絶対ない、硬質のサウンドがやたら不気味な感じだったのを思い出す。今回のステージでも時折耳に入る歌詞なんかには相変わらず硬派なフレーズがあったけれど、野外でこのリズムがお腹にズシズシ響くと祝祭感の方が勝っちゃって、ただただ体を揺らすのみ。でもギターがちょっと弾きすぎで、せっかくのビートの隙間を埋めすぎて平坦になっちゃったのが少し残念。

The Pogues(White)
本日のメインイベント。シェーンがステージにいる。太鼓腹かかえて、煙草と酒と一緒に。そしてパンクのアティチュードも忘れずに。素晴らしい夜。生きてさえいれば何とでもなるよ、シェーン。

この後ホテルに帰り携帯で2chをチェックすると、明日のLos Lobosがキャンセル(7.31は予定通り)とのことで、「なんでじゃぁ〜」としばし落ち込む。これで最終日のトリの選択に頭を悩ますことになるわけで。オールナイトフジの卓球のセットが見たかったけど、雨降ってるしまだまだ初日だしと言うことで自重。泣く泣く自重。1日勝負なら後先考えないけど、過去の経験を生かしてぐっとこらえて自重。それにしても雨降りすぎ。


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2005年08月01日

苗場より無事帰還…

今朝の新幹線で越後湯沢を発ち、昼頃東京着。そして仕事場へ直行、現在に至る、と。2回目以降皆勤している中で、天候及び疲労感に関しては今までで最悪…。でもそれを補って余りある多幸感に包まれる瞬間も幾度となくあり、あそこで起きたことは全て善いことだと今年も言い切れる3日間ではありました。雑感および感想その他については追々、記すとして今は早いところ仕事を片付けて帰宅しなけりゃなりません。それにしても眠い…。
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2005年07月28日

今週末はフジロックフェスティバル’05


white
今日現在のWhite Stage

ああ、何なんだろうね。この胸がざわざわして、始まる前から気持ちが切なくなる感じは。いつまでも続けばいいのに、それが叶わないことを知っているからなのでしょうか。というわけで、今夜から苗場に向かうので今週末の更新はお休みです。この3日間はいつもいる場所から心も体もいなくなるということになります、では。

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2005年07月23日

ゆらゆら帝国@CLUB CITTA'


yura

川崎に向かう京浜東北線で不覚にも爆睡し、目が覚めたら関内で19:20。結局20分の遅刻で1曲目の「頭炭酸」が聴けず、2曲目の「2005年世界旅行」の途中から入場。情けないなあ。改装後のCLUB CITTA'は今日が初めてなんだけど、大きめのガレージみたいな造りは改装前と同じイメージ。で、まあこれは意図的なんだろうけど、このサイズの会場には珍しいくらい音がデッド。それが今のゆらゆらの音作りにはピッタリで、音の放射をシャワーのように浴びてる感じがとても心地よかった。肝心のライブはというと、5月のSHIBUYA AXの時にも感じたんだけど、ツェッペリンのファンクネスに通じるという意味で、どんどんファンキーになってる気がして素晴らしかった。「男は不安定」「頭異常なし」「ロボットでした」あたりはそれが特に顕著でホントかっこいい。最新アルバム『Sweet Spot』がライブでの再現を前提としない音作りで成立していたことから、収録曲をライブアレンジにする時にリズムから再構築していて、その影響で既存の曲の解釈も変わってきてる気がする。一郎さんのドラムも相変わらず惚れ惚れしちゃって、もたる寸前でロールしていくのが絶妙なんだよなあ。誕生日(7/22)の夜に、贅沢なもの聴かせてもらって多謝でございました。
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2005年07月17日

ジェイムス・チャンス&ザ・コントーションズ@代官山UNIT


jc

スペシャル・ゲストはRECK+中村達也+大友良英のユニット。1970年代の終わり、RECKはTeenage Jesus & The Jerksに、チコ・ヒゲはThe Contortionsに参加していたことを考えると、フリクションというバンドが当時の日本でいかに規格外の存在だったかあらためて思い知らされる。今回のステージは全曲フリクション。前回のロフトで演ったカバー数曲はリハ不足をごまかす苦肉の策だったようで、今回はCYCLE DANCEまで演ってくれてまたもや耳福眼福のステージ。今、一番ワクワクするのがこの3人のステージなので、ここまででもう料金の元は取った気分。
で、ジェイムスさん。バンドに少し温めさせてから、サックス吹きながらじわじわ登場。これがまた最高なんだ。さすがに、つば飛ばしながらつんのめってく感じはなかったけど「オレはオレのやりたいことをあくまでオリジナルにやる」精神は微塵も後退してなくて、目の前で本物のジェイムス・チャンスがサックス吹いてるのを見てたら、意味もなく何だか勝った気分になって笑えてしょうがなかった。
フリクションとジェイムス・チャンスの対バンなんて1980年のロフトのプログラムみたいだけど、その両者が25年の時を経てようやく今!なんていう感傷的な空気は毛頭なく、未だにポケットに手を突っ込んでウロウロしてたら今晩たまたますれ違ったみたいな微熱感が清々しくて、上気した頭で「ああ、これがクールということか!」と訳の分からない納得をしてウンウンうなずきながら体をゆらした夜でした。
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2005年07月12日

フジロック’05リストバンド到着!


frf05

早割分だけかもしれないけれど、今年はリストバンドがいきなり送られてきてちょっとビックリ。3日通し券も売り切れたようで紛失するとシャレにならない事態になるので、落ち着いてはしゃぐようにしましょうと自戒。
で、そろそろ自分なりのタイムテーブルも考え出す時期なんだけど、今年に関してはギャング・オブ・フォーが全てで、あとはオマケって感じ。ブログタイトルでお気づきの人もいるだろうけど、彼等はワタシにとっては運命のバンドであり、そのデビューアルバムは運命のアルバムなので、オリジナルメンバーでのステージが見られるなんてホントに夢のよう。当然モッシュピットでかぶりつくよ。

あとは、この辺りが楽しみにしてるステージ。
7/29 Fri
Cake
Eddi Reader
TOKYO No.1 SOUL SET
Prefuse 73
Steele Pulse
The Pogues
DJ MADLIB

7/30 Sat
Los Lobos
Coheed and Cambria
Bill Laswell
Amp Fiddler
Dinosaur Jr.
Ryan Adams & The Cardinals
VITALIC

7/31 Sun
The Go! Team
SOUL FLOWER UNION
Aqualung
The John Butler Trio
Royksopp
The Coral
Soulive
Sigur Ros

あとは天気だけだなあ。日曜は雨降ってもいいから、今年はそれくらいで手を打ってくれませんか。空の高いところにいる人!
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2005年05月29日

LOSALIOS@日比谷野外音楽堂

B0008JH3GCゆうれい船長がハナシてくれたこと
LOSALIOS
コロムビアミュージックエンタテインメント 2005-05-25

by G-Tools

losalios

今夜はアイゴン最初から出ずっぱり。加藤のギターはフリーキーで面白いんだけど如何せん線が細いので、アイゴンの熱くてボトムのしっかりしたギターが入ると、バランスもともかくサウンド自体がカラフルで艶っぽくなって聴いててホント楽しい。ただ、長尺の曲でグルーヴを出していくジャムバンドやインストバンドに比べると、暖まってきたところで曲が終わってしまう物足りなさを感じてしまうのは事実。でもね、このバンドは達也のドラムがリフを作り出してるようなもんで、所謂ロックのダイナミズムがループの求心力を凌駕する瞬間も多々あってそれが得難い魅力となっている以上、やむを得ないんだろうけどね。全体としてはとても素敵なライブだったけど、アイゴンまだまだ遠慮がちなのがもったいな〜い。あと、スタジオ作品に関しては「混沌と秩序」を整合させることではなく「混沌とした秩序」の更なる追求をお願いしたいと思います。
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2005年05月26日

ゆらゆら帝国@SHIBUYA AX


yura

ゆらゆらの気持ちよさっていうのは、お互いに幻想を必要としない心地よさなんだろう。相手に対してさらけださないし委ねないで、純粋に“空気の震え”だけでつながっている関係。そんな風に極めて機能性が高くて品性の高い存在のまま、メジャーなマーケットでもきちんとバランスがとれている現在の幸福な状態が続くように、我々はパトロン気取りでバンドにお金を落としていかねばならんでしょう。で、坂本さんは何の気兼ねもなく“震え”続けていっていただければホント嬉しい。
今夜は「19か20」が圧巻。久しぶりに「昆虫ロック」も。「時間」の時は一郎さんのドラムだけ見てた。贅沢な2時間ラヴ。
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2005年05月19日

KING BROTHERS VS 町田康グループ@新宿ロフト


B00005GFHHメシ喰うな
INU
徳間ジャパンコミュニケーションズ 1998-08-26

by G-Tools

ワタシにとってはいつまで経っても”町蔵”なもんで、物書き以降初めて見た町田氏は、あまりに真っ当というか普通のバンドサウンドで拍子抜け。今なら何やってもOKなんだから、いっそのこと『INU』でも再起動すればよかったのに。ただ、ベースがSHIMA-CHANG(すかんち!)で、ヘアスタイルも衣装も当時のままだったのがちょっとホラー風味のサプライズ。

B00061QWUABLUES
KING BROTHERS
インディペンデントレーベル 2004-11-10

by G-Tools

で、メインのキング・ブラザーズですが、今日は久しぶりにダメな日だった。最後までマーヤが噛み合わなかった感じで、ベースレスでこれだとグルーヴは降りてきません。ケイゾウも思わず「こういう日もあるんですよ〜」と口走ってたけど、寒かったキングはここ最近記憶にないかな。ま、やけくそのフロアプレイ(和田ドラム含む)が見られたからいいか。
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