2015年03月09日

PUNK 1000! BEST COLLECTION

B00S1MK62Qザ・クラック
ザ・ラッツ
ユニバーサル ミュージック 2015-03-17

by G-Tools

B00S1MK3SIスケアード・トゥ・ダンス
ザ・スキッズ
ユニバーサル ミュージック 2015-03-17

by G-Tools

B00S1MK2Z2X光線と発泡スチロール
X・レイ・スペックス
ユニバーサル ミュージック 2015-03-17

by G-Tools

B00S1MK5BIキリマンジャロ
ザ・ティアドロップ・エクスプローズ ティアドロップ・エクスプローズ
ユニバーサル ミュージック 2015-03-17

by G-Tools

B00S1MK540ワイルダー
ザ・ティアドロップ・エクスプローズ ティアドロップ・エクスプローズ
ユニバーサル ミュージック 2015-03-17

by G-Tools


PUNK 1000! BEST COLLECTION
ピストルズやジャムなんかの有名どころに混ざって国内初CD化のザ・クラックやザ・スキッズあたりが1,080円というのはけっこうな快挙。ティアドロップ・エクスプローズは1stに6曲(シマウマカヴァーの方がよかったけど)、2ndに8曲のボートラという大盤振る舞い。あとはウルトラヴォックスの1stから3rdもまとめて買っとく。ブームタウン・ラッツはボブ・ゲルドフのイメージと切り離したところでイギリスからのパワーポップの回答として評価されるべきかと。あとはスリッツとかフライング・リザーズが1stのみラインナップというのもシリーズの第2弾を予感させるので、まずはこのラインナップが好調に推移することを望みます。でもこういうのオッサンじゃなくて若い衆に聴いてほしいんだけどね。
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2013年10月28日

Lou Reed : March 2, 1942 – October 27, 2013

Lou Reed in 1974

We're gonna have a real good time together
We're gonna have a real good time together
We're gonna have a real good time together
We're gonna dance and bawl and shout together

Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na

We're gonna have a real good time together
We're gonna have a real good time together
We're gonna dance and bawl and shout together
oh, baby, please
We're gonna have a real good time together

Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na

Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na
Na-na-na-na-na, na-na-na-na-na, na-na

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2013年05月19日

最近聴いてるCD

B00BFVVP4IAnika Ep
Anika
Stones Throw 2013-04-16

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B00B1PBRTQWater Park OST
Dirty Beaches
a Records 2013-02-26

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B00BMUKZB6Vol. 3-Eye Mohini: Sun City Girls Singles
Sun City Girls
Abduction Records 2013-03-21

by G-Tools
B00BEOYPKWWakin on a Pretty Daze
Kurt Vile
Matador Records 2013-04-09

by G-Tools
B00BNF1HC6Silver Wilkinson (WARPCD235)
Bibio
WARP RECORDS 2013-05-11

by G-Tools
B00005AKO2Any Other City
Life Without Buildings
Tugboat 2001-10-15

by G-Tools


ワンインチパンチのタイトな振幅による凶悪なホワイトダブは明らかに「THIRD」の先で手招きしていて、もう本体の新作はあきらめたからこのままanika嬢のセカンドを早いところ頼む。本当に頼む。フォルムに限って言えば現在最強に格好いい音新作のドロップが目前となったDirty Beachesの最新音源は映像作家Evan Prosofskyによる”WATERPARK”という作品のサウンドトラック。北米最大の室内プールを舞台にした記録映像は壮大な紛いものが見た夢の集積のような切なさに溢れて、それをAlex Zhang Hungtaiの病み上がりのような微熱と静謐のスコアが慰めてく。ほんとにこの人のドローンは肌が合うとしか言いようがない彼らのシングルなんてどう逆立ちしたってフォロウできるはずもないわけだから、こういうコンピレーションは涙が出るほどありがたいし、ワタシはこれを彼らの新譜として愉しみと幸せをかみしめているけれど、これはそれぞれの人生ごとに自然に辿り着くか否かという音なので特に薦めたりはしないのである。あくまでかつて辿り着いた人たちへの業務連絡という感じなので界隈の方は聴き漏らしのなきよう前作の地下室から階段を昇ってリビングまで辿り着いたようには思えるけれど、深くて仄暗い酩酊の中においてのみ鮮やかに覚醒する世界をギターの鳴りと鼻歌のような上ずりだけでスケッチしてしまう才はますますそら恐ろしく、既にBon何とかとは比較にならないコードを見つけてしまっているまたしてもの傑作一番好きなのは「Ambivalence Avenue」だけれども、Fenneszの「Endless Summer」をよりナチュラルでソフトに解題したような今作は世の中とのタイミングという点で非常に幸福な作品になるんじゃなかろうか。今作を聴いてBOCの新作をいっそう待ちこがれる気分になったのは何だか露払いのようで申し訳ない気もするけれど、これとBOCとで梅雨をやすやすとしのげるであろう気はしているのである以前持っていた盤は事情があって人に渡したきりになっていて、おそらくもう還ってこないことが分かってからずっと探していたのがなかなか叶わず、このほどようやくのめぐり逢いとなったのだけれど、1999年から2000年の間グラスゴーのスタジオで彼女が歌い彼らが演奏した姿を思い浮かべるだけで意味もなく取り返しのつかない気持ちでグラグラして仕方がなくなってしまう。YouTubeで音源は拾えても盤がないとやはりダメは押されないし、こういうのはディスクへのフェティッシュではなく、くい込んだ記憶のせいなので断ち切れるはずがないように思う。
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2013年04月03日

最近聴いたりしたCD

B00AYHKIZ6The Next Day
David Bowie
Sony 2013-03-12

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B00AFOS6P2Push the Sky Away
Nick Cave & The Bad Seeds
Bad Seed Ltd 2013-02-19

by G-Tools
B00AZF135GChelsea Light Moving
Chelsea Light Moving
Matador Records 2013-03-05

by G-Tools
B005MYWZIOHome Again
Michael Kiwanuka
Polydor UK 2012-03-20

by G-Tools


深く静かに潜航せよというカムバックのプロジェクトとそのメディアコントロールは見事としか言いようがなかったけれど、それゆえなのかその総仕上げとしてのアルバムはパブリックイメージをいたずらに損なうことのない、放蕩息子の帰還を演出する全方位型のロックアルバムにとどまることで、孤高の王が高みから独白する追想のメランコリーに包まれたリードシングル ”where are we now?” を聴いた時に予想というか烈しく期待した、例えばイーノにフレームを任せてフリップのギターを充填したような内圧でさざめくアンビエントなビートとはかなりかけ離れてしまっていて、ご祝儀のバイアスを除外してみればカムバックアルバムとしては「ブラック・タイ・ホワイト・ノイズ」には遠く及ばないなあと、既に冷静な気分ではある。苦悩する近代合理主義的な言葉が溢れる歌詞はそれなりに熱量があるけれど、80年代EMI期を思わせる数曲も含め全体的にアレンジが中庸なこともあってメロディやリズムの手癖がラフな感じで目立ってしまい、少なくとも沈黙の10年を経て辿り着いた回答というよりは単純に今の気分をノリ一発で響かせているようで、そうした意味ではむしろその正気と健全を嬉しく思ったりもするのである。でもやっぱり『ロウ』の密室性で『ステイション・トゥ・ステイション』の凍てついたファンクネスを鳴らす音が見果てぬ夢であるわけでねブリクサとミック・ハーヴェイ、要するにバンドのギタリストが脱退して以降最初のバッド・シーズは、ギタリストのいないバンドの音そのままになっていて、やっぱりミック・ハーヴェイはウォーレン・エリスとの正妻争いに嫌気がさしての離脱なのかなあと勘ぐってみたところが、今作が特にDirty Three化している気配もない上にシンガーとピアノだけで成立しそうな楽曲ばかりで、これまでになくニック・ケイヴのソロ色が強まっているのもミック・ハーヴェイの脱退によって彼が唯一のオリジナル・バッド・シーズとなってしまったことを考えれば仕方がないのかなとも思うし「グッド・サン」を除けば彼以外の人間(奥さんだけど)が初めて映り込んだジャケットといい、これからは彼のいる部屋も少しずつ明かりの取り入れ方が変わっていくんだろうなと言う気がする。いなくなって気がついたけども、バッド・シーズの荒ぶるアドレセンスみたいな演出はミック・ハーヴェイによっていたんだなあともあらためて思ったこれでもうソニック・ユース再起動の目はないのかなと思えるくらいに本来ならソニックスに振り分けたであろうアイディアをぶち込んでいる上、疾走するビートとひしゃげたメロディがバーストしながら突っ込んでくるあたりはゲフィン移籍後のソニックスを想い出したりもするけども、ああここは本来ならキムのヴォーカル・パートだよなあとふと感じたりもしてみれば、このタイミングでもう一度この音に向かった54歳のサーストン・ムーアといい、一つ違いのニック・ケイヴといい一度共同幻想に捉えられた人間であるからこその往生際の悪さがワタシには希望の灯りでもあるわけで、こうやって次第に若くて新しいバンドと疎遠になっていくことについてはもうあきらめた次第であるM1をどこかで聴いた時のあまりにギル・スコット−ヘロンな滑り出しに、てっきりレア・グルーヴ系の発掘ものかと思ったらとっくに騒がれてた2012年作品ということでワタシも既に愛聴盤。ソウルとフォークがクロスした時のビタースウィートはDon Crawfordあたりが70年代に若干の緊張感と共につかまえていたものの系譜なのかどうなのか、このあたりは疎いのでよくわからないけれど、ニューソウルとはまた別のブルースやR&Bからの意図的な逸脱ゆえの苦さなのだとしたら何だか素通り出来ない気分にもなるので、少しうろうろして聴いてみようかなと思ってる。

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2013年02月02日

最近聴いてるCD

B008718LFKSomeday
Susanna Hoffs
Welk Records 2012-07-17

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B009S3Z4A6Anything in Return
Toro Y Moi
Carpark Records 2013-01-22

by G-Tools
B001437E9WBruno Nicolai Movie Songs Book
Bruno Nicolai
Beat Goes 2005-03-18

by G-Tools
B00559BT1KOriginal Album Classics: Lou Reed
Lou Reed
Sony UK 2011-08-02

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ミッチェル・フルームが有るか無きかにうっすらとふりかけたパウダーのようなサイケデリックとスザンナ・ホフスのハードキャンディヴォイスが絶妙に溶けあって、もうここからどこへも行く必要などない明晰でスウィートなポップソングは50s生まれがよってたかって作り上げた難攻不落のエヴァーグリーンずいぶんと早く大人になっちゃったなあというのが第一印象でベッドルームからそのままフロアに走りこんだわりにこれっぽっちも息が乱れてないのはさすがだけども、絆されるのはM7みたいな微熱の上ずりだったりもするし、スペック上げれば上げるほどアンチエイリアスになってくのがワタシにとっての正解なのかどうか現状保留。AYROなんかを思い出したりもしたBruno Nicolaiが手がけたサウンドトラックからヴォーカルトラックをコンパイルしたディスク。超絶スキャットでおなじみ“ALLORA IL TRENO”をCD音源で聴きたくて入手したのだけれど、主題歌あるいは挿入歌という機能性重視の一点突破系ムードラウンジ歌謡の百花繚乱が愉しすぎるこの手のスクラップアンドビルドにはあまり手を出さないようにしてたんだけど、「アニマル」と「都会育ち」はCDで買い直してないこともあってついふらふらと購入してみれば、他のディスクを含め集中的に聴いたこともあって思いがけずルー・リードが個人的再燃。おそらくUSED対策というのもあるんだろうけども、たとえば現行バンドのファンがファミリートゥリーを遡りたい時にはうってつけだしこれはこれで重宝しそうな予感、というかこれなんか5枚すべてボートラ入ったリマスター盤なもんだから既に重宝しっぱなしだったりもする。とは言えこういうデフレをそんなに気軽に享受していいものかどうかモヤモヤしてるのも確かだったりしてめんどくさい最中ではある。

B000UO7IM4Thelonious Monk : Original Album Classics
Thelonious Monk
Columbia/Legacy Euro 2010-04-23

by G-Tools

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2013年01月08日

Welcome Back, Birthday Boy !!

davidbowie

ビックリした!そしてリードシングルの響きと震えにちょっと泣きそうである

The Next Day tracklisting

01. The Next Day 3:51
02. Dirty Boys 2:58
03. The Stars (Are Out Tonight) 3:56
04. Love Is Lost 3:57
05. Where Are We Now? 4:08
06. Valentine's Day 3:01
07. If You Can See Me 3:16
08. I'd Rather Be High 3:53
09. Boss Of Me 4:09
10. Dancing Out In Space 3:24
11. How Does The Grass Grow 4:33
12. (You Will) Set The World On Fire 3:30
13. You Feel So Lonely You Could Die 4:41
14. Heat 4:25

Bonus tracks:
15. So She 2:31
16. I'll Take You There 2:44
17. Plan 2:34

Total (Approximately): 61: 03

Produced by Tony Visconti

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2012年12月27日

2012年ワタシのベストテン/音楽

2012TOP10MUSIC

Neneh Cherry & The Thing / The Cherry Thing
Leonard Cohen / Old Ideas
Dirty Three / Toward the Low Sun
GREAT3 / GREAT3
Liars / WIXIW
Moe and ghosts / 幽霊たち
Masha Qrella / Analogies
Quinho / O Tempo Soa
Saint Etienne / Words & Music By Saint Etienne
Theesatisfaction / Awe Naturale

いつも通りアルファベット順。デビューアルバムはMoe and ghosts、Quinho、Theesatisfactionの3枚でいずれも私的局面を颯爽と変えてくれて、めんどくさがらず宝探しは続けなきゃだめだろと叱咤してくれた気分。それにもましてしなやかに横っ面をはってくれたのがGREAT3の新譜で、俺は自分で何とか起き上がったからお前も自分で立ってみろという突き放し方は、実際にそれをやってみせた捨て身の説得力と、とはいえ俺はお前をいつでも気に留めているぜという慈愛にあふれた今年のベストディスク。最後はみんな独りだもんな。
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2012年12月08日

最近聴いてるCD

B008KSFBIUBend Beyond
Woods
Woodsist 2012-09-18

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B007XHWSTYIl Bestiario
Maria Monti
Unseen Worlds 2012-06-12

by G-Tools
B009DB7VMWJust to Feel Anything
Emeralds
Editions Mego 2012-11-18

by G-Tools

B0097D0K4MGREAT3
GREAT3
EMIミュージックジャパン 2012-11-21

by G-Tools
B009ACU7L6DUET
ショコラ&アキト
RALLYE LABEL 2012-11-28

by G-Tools


基本的にはいつも通りじんわりと薄日に立ちのぼるフォーク・ロックであるけど、今作のソングライティングとアレンジには心なしか翳りを目指す瞬間にハッとさせられることも多くて、そういうややこしさがバンドの底と懐をいっそう照らし出すせいか、これまでで一番中毒性の高いディスクに仕上がってる。M12のキンキーなギターとジタバタするドラムがムズムズとするファンキーはアッパーなSUN CITY GIRLSみたいだオリジナルは1974年にリリースされたMARIA MONTIというイタリアの女優兼シンガーによるアヴァン・ポップアルバムで、例えばブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」がそうであったように、ミュージシャンとシンガーによるすれ違いざまの僥倖で生まれた突然変異的に再現不可能な忘れがたい記録になっていて、特にアルバム後半のさざ波はファナ・モリーナとか好きな人が聴いたら耳が喜ぶに違いないかとTR-808で跳ねまくるEmeraldsとか意表を突かれて最初は?て思ったけど、これまで以上にギターが主戦になってることもあって即効と昂揚は前作以上に手っ取り早い感じ。でもやっぱり一番沁みるのは音の粒がリリカルに飛び交うM7かな高桑圭脱退の傷はとっくに縫合済みだとばかり新加入Janのアタックするベースラインで幕を開けて以降は、かつては死をファンタジーにすることで現実の手触りをようやく確認していた片寄明人が死を怖れると言うよりはこのままではまだ死ねないとでもいう決意の下にチームを再編成して、切っ先に艶と笑みとを滴らせながらこちらに覚悟を突きつけてくる。最後にはデカダンスの横断をして分解したバンドがこんな風にしなやかできらめく意志をあらわに帰還したのは少なからず驚きで、バンドの新たな息づかいについては高桑圭と同じ身長を持つ平成生まれのベーシストJanの加入が決定的であることは間違いのないところで、リードベースと言ってもいいくらい歌いまくるベースラインが手練れ2人を絶えず蹴り上げているのが痛快。加えて彼がヴォーカルをとる2曲のポジティヴなメランコリーはこれまでのGREAT3にはなかった震え方をして、囁くようにスモーキーな歌声もチャーミングだし、アルバムのラストを締める彼の自作曲を聴いたら急にNeil & Iraizaの ”Dream On The Weaver” を聴きたくなったりもして、要するに彼もまた音楽と差し違える準備が既にあったということなんだろう。あと、片寄明人の歌がやたら上手くなっててファルセットなんか昔より確実にきれいに出てるし、そういうことすべてひっくるめて確実に最前線の音で今年の傑作こちらはそうした片寄明人の精神状態が反映されたと同時に彼のそうした日常を下支えするショコラの懐の深さが垣間見えて、それらの相乗で生まれたしなやかな緊張感によって凛としたポップアルバムに仕上がった結果、失礼だけどこれが予想外の私的ヒットとなったことで、GREAT3のアルバムとあわせて盆と正月状態。片寄作詞/ショコラ作曲のM7とかクールでスマートでシャープで、こういう日本語ポップスがワタシにとっての正統。
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2012年10月18日

最近聴いてるCD

B008V0OKGGMaster
Soundtrack
Nonesuch 2012-10-02

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B0082A3JBCGuitar El Chark (Guitar of the Orient)
Omar Khorshid
Sublime Frequencies 2012-06-19

by G-Tools
B008EG700UI Know What Love Isn't
Jens Lekman
Secretly Canadian 2012-09-04

by G-Tools
B008J9EYFGSugaring Season
Beth Orton
Anti 2012-10-02

by G-Tools
B008DKEJ7EObservator
Raveonettes
Vice Records 2012-09-11

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B008OHV59GMeat & Bone
Jon Blues Explosion Spencer
Mom & Pop Music 2012-09-18

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ティーザーで使われて既にこの映画のサウンドロゴの気配すらあるM8はじめ、PTAとの初タッグだった前作よりも巧妙で狡猾に疑心暗鬼が増してる。今回はエラ・フィッツジェラルドなど既成のヴォーカル・ナンバーも3曲挿入されてるけどおそらく幸せな使い方などされなかろうとエジプトに生まれ70年代の中近東で映画俳優およびギタリストとしてのクロスオーヴァーな活躍で絶大な人気を誇るも、その国境を越えたポピュラリティが政治と宗教をいらつかせたのかおそらくは暗殺であろう最期で36年の生涯を閉じたオマール・コルシドの2枚組編集盤が暴走する辺境ディガーSublime Frequencyから恭しくリリース。エレキのテケテケでグルーヴィーな音色と伝統的アラビア音楽のフレームとの合体は当時はさぞかしモダンに鳴り響いたはずだし、それが今ふたたびモダンを獲得してしまう不思議だけとってみれば、世界は明るい方へ変わっているはずなんだけどね『ローラーガールズダイアリー』でのチョイスも絶妙だった(ドリュー・バリモアが製作に関わる作品は総じて選曲がスマート)Jens Lekman待望の3rdは、未だに聴き続けてる傑作2ndを成熟という点で好ましく凌いで、こうやって醸成していくタイプだと寡作なのは仕方ないんだろうけどようやくプリファブの不在を埋めてくれる存在を確信したものだから、もうちょっとだけたびたび近況を知らせてくれればなあと前作はジム・オルークとのタッグによってヴォーカル・アルバムとしての深みを静かに掴まえていてその分だけ軽くは聴き流せない気分があったりもしたのだけれど、ほぼ6年振りの新作はヴォーカルの滋味はそのままにマーク・リボーの起用などアメリカーナが風を開放して、おそらくベス・オートンはそのあたりのバランスをプロデューサーのタッカー・マーティンに求めたんだろう。結果としてそれは大正解で、このどこまでも歩いて行けそうな足取りのリズムはこちらも静かに気持ちが沸き立つのである。今のところはM4の微熱に火照るバンドサウンドがベストトラックこういうタイプのバンドが6枚もアルバムを出してるのが不思議だし、キャリアが蓄積されてる気配がまるでないのも不思議。でもこれしかできないんじゃなくてこれしかやらないんだと考えればその潔さも意味合いは変わってくるし、ニューウェーヴ演歌だと思えば腑に落ちないこともないこっちは隠し持った生真面目さのせいで、絶えず前作を上書きして局面を変えねばと自らを追い立てて煮詰まってしまっていたけども、時間を空けたら今までやったことがうまい具合に記憶からとんだのか、かつてのファンキーを再充填して今度はブーツカットでまさかの前線復帰。ならば兄貴のジャンプを拝むためと来月のリキッド(オープニングは女王蜂)はすでにチケット確保。Get Your Pants Off !
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2012年08月27日

この夏に聴いてるCD

B007NWCX7QCherry Thing
Neneh Cherry & The Thing
Smalltown Supersound 2012-06-19

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B0089J28D6House Safe for Tigers
Lee Hazlewood
Light in the Attic 2012-08-21

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B0078ZYXSAOne Day I'm Going to Soar
Dexys
Bmg Europe 2012-06-12

by G-Tools
B0078ADNHWAnalogies
Masha Qrella
Morr Music / M.M. 2012-06-05

by G-Tools
B006ZJTP9WJourney Is Long Jeffrey Lee Pierc
Journey Is Long Jeffrey Lee Pierc
Glitterhou 2012-04-10

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言い出しっぺの慧眼を讃えるしかないコラボレート・アルバムをワタシはほとんどRip Rig & Panicの新譜として聴いているわけで、RR+Pの2ndでDon Cherryが吹きまくっていた上にThe Thingのデビュー盤がDon Cherryのカヴァーで埋め尽くされていたことを思えばこの音霊の正体も腑に落ちまくりである。そして何よりNeneh Cherryの歌声が30年前とほとんど変わらず跳ねまくってるのが驚異的春先にリリースされた "The LHI Years" に続くLIGHT IN THE ATTICのナイスワーク。飄々と乾いたメランコリーは例のごとくだけれども、70年代スウェーデンのTV映画のサウンドトラックということで奇妙なとっ散らかり方を醸していて、その底の見えなさにまたしても絆されることになる。次あたり "Cowboy in Sweden" を是非中村とうよう先生に0点をいただいた3rd以来27年振りの新譜。もちろん3rdのクオリティがそんな風に壊滅的であったはずもなく解散はあくまでもケヴィン・ローランドのかんしゃく玉が破裂したからに過ぎないわけで、アルバム毎にスタイルをがらり変えてきた過去からすればどちらかというとその3rdの延長線上で洗練をすすめた内容になっていて、鍵盤では1st以来のフル参加となるミック・タルボット、ギターにはニール・ハバードが脇を固めた上に、27年の陰干しでいい具合に主役のアクも抜けており、それがいいのか悪いのか微妙なところではあるけれどバンドのストーリーがいまだヴィヴィッドな野心のもとに続いていることがうかがえていい気分だし、何しろ1stは無人島の10枚にリストしてるバンドなものだから最後まで愉しく看取れそうで一安心であるクルト・ワイルのカヴァー集だった前作 ”Speak Low”(傑作!)に続くバンドフォーマットでのオリジナル新作は、やすやすと傑作を上書き更新。前作でもそうだったけど、やはりこの人のスウィートだけど馴れ合わない歌声とメランコリックだけど上を向いたギターが鳴り出すと、いまだこういう涙のような感情が自分に残っていたのかという波で足元が少しグラグラする。来日ステージで決壊したいジェフリー・リー・ピアースの未発表曲に命を吹き込むプロジェクトの第2弾アルバム。第1弾に引き続き参加のニック・ケイヴ、デボラ・ハリー(両者のデュエットあり)、マーク・ラネガン&イゾベル・キャンベル、ミック・ハーヴェイ、リディア・ランチといったとこに加えて今作ではスティーヴ・ウィン、バリー・アダムソンといった名前もうかがえて、要するにこの界隈の好事家はチェック必至のコンピレーション。なんかもうこういう人たちと一緒に年とってけばそれでいいや。
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2012年06月23日

最近聴いてるCD

B0072K9ZDEWords & Music By Saint Etienne
Saint Etienne
Universal UK 2012-05-29

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B007WFQZF0Wixiw
Liars
Mute U.S. 2012-06-05

by G-Tools
B0079UWV5QThe LHI Years: Singles Nudes & Backsides 1968-71
Lee Hazlewood
Light in the Attic 2012-04-28

by G-Tools
B006X08EZYLive at Carnegie Hall
Caetano Veloso & David Byrne
Nonesuch 2012-03-13

by G-Tools


なぜ私は今こうなのかをその歌詞にちりばめられた固有名詞と共にサラ嬢(1967年生)がまるで自分史のように俯瞰するオープニングの”Over The Border”で思わずグッときて、そのまま20年選手のいぶし銀でもかざしてフォークトロニカでもチルウェイヴでもそういう上がり方をするのかと思いきやオールドスクールなエレポップがバレアリックに炸裂して、自分を切々と見つめなおしたあげく結局そこに殉じるか!と含み笑いをしつつ頭を垂れた次第で、これはおそらくおおかたの予想を超えているはず。もちろんとっても良い意味でもうMUTEはパトロンとして一生面倒を見ることに決めたんだろう。で、そうやってすべての責任からケツをまくり霞を喰って生きている人間にしか出せない軽みと艶と倦怠にあふれた昏睡するポップ・ミュージックを心底必要としているのが、まさに地べたをはいずっている人間であるという非常に正しくて美しい図式となっているわけで、ライアーズが必要ない人は幸いであるとしか言いようがないどこか奥底にデーモンを抱えたようなバリトンヴォイスはまるでポップ職人と化したルー・リードのようだし、それが端正であるほどどこかアシッドで歪な引かかり方をするポップソングには完全に中毒気味であわてて過去盤など漁りにかかったら”Cowboy in Sweden”なんていうタイトルだけで傑作が約束されたようなアルバムまであって、早く手に入れなくてはと気が気ではないこれはamazonのメール便封筒に入ったまま忘れ去られていたのを先ほど発見。何だかロハスな感じなのかと思いきやデヴィッド・バーンのパートになると嫌みなくらいくつろげないものだから、ならばいっそのこととさっきから”Name of This Band〜”を聴きながら書いてるところ。でもってこの時間にシュークリームを喰うくらいにはやさぐれている。
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2012年05月22日

最近聴いてるCD

B007N22EO8オ・テンポ・ソア
Quinho キーニョ
サンビーニャ・インポート 2012-04-01

by G-Tools
B006X46ZZGVALENTINA
THE WEDDING PRESENT
AND RECORDS 2012-03-21

by G-Tools
B006OI0GXIThe Black Session : Paris, 10 May 2011
WIRE
Pink Flag 2012-02-20

by G-Tools
B005MQ66ZUNo Thyself
Magazine
Wire Sound 2011-10-24

by G-Tools


キーニョと発音するブラジルのシンガーソングライターによるデビュー盤はここ最近のヘヴィーローテーション。アレンジの洗練と陶然でAOR〜ホワイトソウルといった言葉で耳に届けたくなるけれど、リズムの芯はタフだしエレクトロニカもくぐり抜けてのポストテイストも耳に麗しいしで、Toro Y Moiのすれ違いざまに比べるとその確信ぶりがそのまま才能のスケール感をうかがわせて、この人は界隈のキーパーソンになっていくのではなかろうか。試聴する機会があれば、焦燥のエレピが背中を押して歩き出し小走りになり走り出す微熱のファンクナンバーM2を是非!オープニングの突き抜ける爽快さにちょっとだけ度肝を抜かれて、あとは初期RCA期の握りこぶしのようなセンチメンタルと後期〜シネラマでのうつむき加減のメロウを俯瞰するようなバランスが絶妙で、これだけの完全新作を仕上げつつ今年のツアーは「Seamonsters」再現ステージ(新代田FEVER行きたかった…)だったりもして、仕事として割り切ってるのか状況が世知辛いのか、まあこれだけの新作録れれば後ろ向こうが何しようが負け戦にはならないからね2011年5月にパリのラジオフランスで行われたスタジオライブ。ということで当然ブルース・ギルバートのクレジットはないわけで、2004年にクアトロで聴いた音の異様な内圧に比べるとたがが外れた分ラフではあるけれどその分だけ暴発は正体不明になって、それが象徴するラストの”Pink Flag”はちょっと凄まじいこれは去年のリリースを何となく後回しにしてたんだけど、30年の空白を埋める完全新作!とかいう惹句がまったく惹句でなくてもう何か笑うしかない完成度で、ハワード・ディヴォートのメロディラインにデイヴ・フォーミュラのリフレインが乗ればそれだけで充分なところへバリー・アダムソンとジョン・マクガフの欠員組の再現度がかなり成功しててM3なんかもうニヤニヤが止まらずだしM5は「Words From the Front」あたりのトム・ヴァーラインのような滋養に溢れたヴォーカルに思わず聞き惚れる。苗場に来ないかな。
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2012年04月29日

最近聴いてるCD

B0073US9N0Awe Naturale
Theesatisfaction
Sub Pop 2012-03-27

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B00701QUMYGrinderman 2 Rmx
Grinderman
Anti 2012-04-17

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B0067LY4WGOld Ideas
Leonard Cohen
Sony 2012-02-07

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B006UTDEQMConcerning the Entrance Into
Jozef Van Wissem & Jarmusch
Important Records 2012-02-28

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B0071LEIZYMoe Tucker Anthology
Moe Tucker
Sundazed Music Inc. 2012-03-26

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こういうクロスオーヴァーはどちら側から聴くかで位置づけが変わっちゃうんだろうけど、chocolate industriesやanticonあたりが好きだったワタシにはドンピシャ。シルキーな電子音としなやかにうねり続けるベース、フロウとメロディを行き来するラップのストイックで自由なカラーリング。SUB POPっていうのも意外で読み切れない感じなのも妙にくいこんでくるこれは単なるREMIXによるヴァージョン違いとかいうよりは曲ごとにプロダクションそのものを変えてみた感じで、足したり引いたりしつつ基本的には増強なので、2ndを聴いて1stのやけくそを少しだけ恋しく感じたリスナーにはしっくりくるはず。M1でいきなりフリップ翁がバースト気味に弾きまくってて目が醒めます自分の声を楽器にして弾き語るのは妄執と諦念のブルーズで、80歳に手が届こうかという人間の吐露として“もうオレには先がない、残された日々があまりないのも知ってる”と歌うほどに放たれる妙な熱と輝きは羨ましいというよりは畏怖を感じるくらい生々しいJozef Van WissemのリュートとJim Jarmuschのギターによる架空のサウンドトラックのようなアンビエント。とか思ったら彼の次回作(例の吸血鬼映画)はこのJozef Van Wissem氏が音楽担当のようでお近づきの印ってとこなんだろうけど、できればこういうトーンで映画も実践してもらいたいsundazed入魂のコンピ。レインコーツやリリパット、ドリー・ミクスチャーあたりが好きで、かつこれまで彼女のソロワークとすれちがってきた方は是非。
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2012年03月21日

最近聴いてるCD

B005W3GZKOWhere the Sands Turn to Gold
Azusa Plane
Rocket Girl 2012-01-30

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B006JZWIBEPre Language
Disappears
Kranky 2012-02-28

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B006WNFKRWToward the Low Sun
Dirty Three
Drag City 2012-02-28

by G-Tools
B006XF2POKLixiviation
Suzanne Ciani
B-Music 2012-02-28

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B007I5FJZQBAT CHAIN PULLER
CAPTAIN BEEFHEART
VAULTER NATIVE RECORDS 2012-03-12

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先週あたりはこのdisc2を延々リピートしていた夜もあって、たとえば音の粒が舞い上がるようなマーク・マグワイヤのテクスチャーに比べるとレイヤーが1枚1枚舞い降りてくるような鎮静があって音像よりも心象が先に浮かぶ分、速効性はないけれど中毒性があってこれはちょっと手放せない感じ結局正式加入となったスティーヴ・シェリーを迎えての3rd。リズムの輪郭がクリアになった分、霧が晴れちゃったかなあ。ギターの神経症的な手癖はそのままだからストーナー的な快感はそのままだけどクラウト派生の酩酊感はちょっと後退。そこが好きだったんだけどね7年ぶりの新作。その7年の間にウォーレン・エリスがニック・ケイヴから浴びせられた永遠に終了し続けるメランコリーが、ここでは優しくなだめられるように引き回されて静かに武者震いでもしてるようだ。グラインダーマンの終了を嘆くファンはこれでも聴いて気持ちを整えればいいよ完全にモジュールとしての電子音楽をアカデミックにアプローチするはずが、思いがけずチャーミングなフューチャーサウンドを生みだしたことで時代の要請としてアタリやらコカ・コーラやらのサウンド・ロゴも手がけていったユニークな各種サウンド設計がコンパイルされて愉しい上に、ブックレットに収められた写真の数々でコンソールを前にケーブルとプラグを捌くスザンヌ・シアニ嬢の理工系ヘッドフォン女子っぷりがキュート過ぎてその筋(どの筋だ?)は悶絶するのではなかろうかという点でも買い。でも34分は短すぎるかなほんとうに出ました。「ダスト・サッカー」は聴いてないから差異については確かめようがないけど、今回のマスタリングはボブ・ラドウィッグが手がけていることもあって深々とした輪郭といぶしたような艶のある音になってる上に隊長のヴォーカルも真芯をくってるしで、とりあえずこれでみなさん一安心でしょ。でもあれか、正式にすべて終わってしまったということでもあるからそれはそれで曖昧なダメージがあるのか。
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2012年02月29日

最近聴いたCD

B006DA32GKMelt
Young Magic
Carpark Records 2012-02-14

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B0062Y9DCYLion's Roar
First Aid Kit
Wichita Recordings 2012-01-24

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B006GE6B7ULike Gangbusters ~ Expanded Edition
Joboxers
Hot Shot Records 2012-01-31

by G-Tools
B006CC0YB0Blues Funeral
Mark Band Lanegan
4ad / Ada 2012-02-07

by G-Tools
B005QJZ5FABorn to Die
Lana Del Rey
Umgd/Interscope 2012-01-31

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「ブッシュ・オブ・ゴースト」をトーキングヘッズで録ったようなというか、音はともかくアプローチはそんな感じ。感情が知性を抑え込んで都市生活者の憂鬱と倦怠と刹那に辿りつきレーベルメイトのTORO Y MOIとは麗しい異母兄弟なのかと。というわけでもちろん大当たりブライト・アイズ周辺のバックアップによるアメリカ録音の2nd。スタジオの録音環境にもよるのだろうけれど、ヴォーカルの芯とハーモニーのシャープさが格段にクラスを上げていて、こうしたエヴァーグリーンな音楽を鋭利に研いで喪失と再生のせめぎ合いをかわしつつ世界に立ち向かう様はなんだか感動的ですらあって、キミらそのまま行くつもりなのかと心配してしまうほどサブウェイ・セクトの残党が一発勝負賭けて、ジャズ、ソウル、R&Bをかたっぱしからポップ・チューンにぶちこんだら思いがけずタフでシャープで真っ黒なビート・ポップができちゃったもんだから一番驚いたのは実は本人達のはずで、その路線で行けるところまで行けばいいものを真面目に新機軸とか考えたせいでネタ切れになって結局このデビュー作で空中分解と相成ったジョーボクサーズをおそらくアナタは知らないだろうけど、このハイブリッドはスタカンより全然早かったりもしたんだよ。ボーナストラックも10曲!コンパイルされてチェリーレッドの最高仕事がまた一つ聴きやすい、っていうのは決して褒め言葉じゃないけどやけに聴きやすくてイザベルちゃんの完全仕切による「HAWK」のやさぐれ具合の方がどう聴いてもフィットしてるんだけど、まあこれはマッチョの意地が空回りってことですかハイプだとは思わないけど策士でも天然でもないというか、せっかちなのを隠してわざわざゆっくりひきずるように歩くような中途半端が心地良くないのはトラックとの相性なのかどうか、オープニングのオーケストレーションから最初のフレーズまでは、おお狂ったサバービアかってちょっとは乗り出したんだけど、あとは何だかすぐ飽きちゃった。ヘッドフォンで聴いてたら何だか頭も痛くなってきたし、再始動するマジー・スターを愉しみに待つよ。
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2012年02月02日

最近聴いてるCD

B005GEPSFWTRES CABECAS LOUCURAS
SAO PAULO UNDERGROUND
CUNEIFORM 2011-09-19

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B006GE6ATEThe Hustler
Soundtrack
El 2012-01-10

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B00627KBIQ1966
Karen Dalton
Delmore Recordings 2012-01-18

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B0068WKSKQSeductive Reasoning
Maggie & Terre Roche
Real Gone Music 2012-01-24

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B000001LB6Wasted
Gaturs
Funky Delicacies 1994-12-27

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シカゴ・アンダーグラウンドのブラジル・セクトによる3rd。南米でバカンスを過ごすシカゴ音響派御一行、みたいに太陽の熱量と青空の透徹に向かう素晴らしくヴィヴィッドなポストロックマナーのフレームに乗っかるノイズとホーンと弦の自由なカラーリングが絶品。ものすごくお薦め初CD化となる『ハスラー』を含め『パリの旅愁』『長く熱い夜』のポール・ニューマン出演3作サントラのコンパイル。『ハスラー』はわりとオーソドックスなモダンジャズで勝手にハード・バップなイメージを持ってたのはおそらくシネ・ジャズ周辺の残響かと。『パリの旅愁』(未見)からはデューク・エリントンが14曲でご覧のとおりジャケも良好だし価格も手頃だしでチェリーレッドのいい仕事1st以前の音源のコンパイルだけどもプレ・デビューと言ってもいい内容なのに驚き。ああ、ずっと最初からこの人は既にカレン・ダルトンだったんだろうなあとビリー・ホリディのカヴァーへの沈み方など聴くにつけ思うけれど、それと引き換えに差し出したものの寄る辺無さが彼女を世界から蹴り出したのかと、この声を聴いてジャケの写真を見るたび思ってしまうロバート・フリップのプロデュースで知られたTHE ROCHESの姉妹デュオによるデビューアルバムのCD化。フリップのナチュラルニューロティックな手練手管から一転、マッスル・ショールズ録音ということでポップなアーシー感がこれはこれで耳がはずむ。というわけでカセットテープしかないはずのTHE ROCHESもついでにクリックしてみたよ。録ってくれたOクン元気かなどこで聴いたか忘れたけど”COLD BEAR”のハモンドにうっとりしてしまって時折思い出したように探していたところ先日disk unionで運良く入手。ニューオーリンズ・ファンクといいつつ、そうしたイメージよりはもっと腰の入れ方が小刻みに軽いというか柳腰というかそんな感じに全曲とろとろのズブズブで極上の甘露。探してみる価値は大いにあるかと。
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2011年12月28日

2011年ワタシのベストテン/音楽

2011TOP10MUSIC

Alvarius B. / Baroque Primitive
Dirty Beaches / Badlands
Bill Ryder-Jones / If
Cass McCombs / Wit's End
Mark Mcguire / Get Lost
Bruno Pronsato / Lovers Do
坂本慎太郎 / 幻とのつきあい方
Toro Y Moi / Underneath The Pine
Kurt Vile / Smoke Ring For My Halo
Wire / Red Barked Tree

いつも通りアルファベット順だけど今年はベスト1を挙げておきたい気分なので、見果てぬ夢が寄せては返す夜のさざ波でAlex Zhang Hungtaiがサーフする1枚に恭しく戴冠。Mark Mcguireは昨年の傑作を更に上書きして、覚醒する弦の震えと沈思するループの揺らぎが生み出す風景の、懐かしくも異様な高解像度でつま弾かれる世界は既に彼岸の域ですらあるかのようで天才認定。あとはご覧の通り強靱なメランコリーが精神を叱咤激励するような音楽で、これが紛うことなき今年の気分なんだろうと自分で自分に納得至極。で、来年もおそらくそんな感じかなあと。
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2011年12月01日

最近聴いてるCD

B005OMJREY幻とのつきあい方(初回限定盤)
坂本慎太郎
インディーズ・メーカー 2011-11-18

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B005N4DN1QBlood Operatives of the Barium Sunset
Alvarius B.
Abduction Records 2011-10-25

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B005O3XWIAThe Side of Her Inexhaustable Heart
Dakota Suite
Glitterhouse 2011-11-07

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B005UU11IAIf
Bill Ryder-Jones
Domino Rec 2011-11-22

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B0050I2OB0Last Summer
Eleanor Friedberger
Merge Records 2011-08-09

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飄々を手に入れるための手続きを衒いなく明かしているからそれゆえワタシはこのアルバムを心底必要に思う。上下左右の見当がつかない真っ白な部屋で自分の重心だけを頼りに、最低限本当に必要なことだけを手元にそっと寄せて世界を規定していく。生々しいくらいのプラスティック感は『ヤングアメリカンズ』を想い出して、それにしてもこれくらい切なくて少し途方に暮れたベースラインがそのくせ終始クスクスと走り回るアルバムはちょっと聴いたことがないなあ。今年聴いた中で一番タフなアルバム2005年のアナログオンリーが嬉しいCD化。ジャケット見ても分かるようにギタギタなダウナー世界を歌ってそうだけど幸か不幸か英詞のおかげでそういうあれこれは直接耳に飛び込んでこないから、極上のジャンクヤード・アメリカーナを愉しめばいいだけ。ブラインドで聴かされたら結構はまる人も多いと思うんだけどね今年3枚目のリリースになるDakota Suiteの新作は、以前のアルバムにも参加していたQuentin Sirjacqというピアニストとのコラボアルバム。今作は久々のヴォーカルトラックもあって親しみやすさという点では近作で一番かも。というかもう灯りを避けてないよね、もちろんとてもいい意味でだけど元The CoralのギタリストBill Ryder-Jonesのソロ第一作はイタロ・カルヴィーノの「冬の夜ひとりの旅人が」にインスパイアされてというから、架空の同作映画化作品の架空のサウンドトラックといったところなのかどうなのかはともかく、そうした前口上は抜きにしてこれはポストクラシカルなアヴァン・ミュージックとしてかなり抜きんでていて、基本的にはストリングスのアレンジながらギター、ドラムス、ピアノが神経症的にインサートされて、先ほどサウンドトラックといったのもクリント・マンセルあたりが頭に浮かんだからで将来的にはダンカン・ジョーンズと邂逅してもらえたりしたらちょっと震える気がする。凄くいい新譜であっさりとポップ・イコンの座を降りたFeistの後釜をあっさりと奪いそうなThe Fiery Furnacesの妹ちゃん初ソロ作。もうジャケットのまんまチャーミングとメランコリーが同居するポップソングだけど、単なるウェルメイドでないささやかなネジの外し方がキュートで、そういう隙を吹き抜けて行く風で舞い上がってくんだと思うよ。
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2011年11月09日

最近聴いてるCD

B005IGVYUGBad As Me
Tom Waits
Anti 2011-10-25

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B005N0C0C8Crazy Clown Time
David Lynch
Play It Again Sam 2011-11-08

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B005CAAT90Pajama Club
Pajama Club
Lester Records 2011-09-13

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B0057OOQ04Oil And Gold
Shriekback
Lemon 2011-08-29

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B005BBJLRGSongbox
PETE ASTOR
Second Language 2011-08-08

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まるでフランク三部作のようにしなやかにスナップの効いたジャンク・ブルーズ。マーク・リボーのギターもアイランド期の震えそのままで、しかもそれらすべてがセルフパロディにならずに済んでるのは、どちらかというとメロディを重視した今作を下支えするリズムの解釈がかなりフレッシュになってるからで、これは主にケイシーの端正で軽やかなドラムによるところが大きくて確かにその分だけアクは薄れたかもしれないけれど、ここまで振れてこそ蔵出し3枚組でリセットした意味があるわけで、こういうペルソナいらずの愉しさは大歓迎である。何しろ朝っぱらから電車で聴けるからね特に目新しいことをやってるわけでもないし「イレイザーヘッド」のインダストリアルノイズもバダラメンティの浮遊感も味付け程度でしかないからリンチのアルバム!と過剰な期待を持つと少し肩すかしをくらうかもしれないけれど、その分だけエクスペリメンタル・ポップとしては極めて真っ当に構築されていて、まったくきわものではなくてむしろそれが問題になるくらい。そういう意味では先だって紹介したDirty Beachesの方がよっぽどリンチらしい漆黒の失踪/疾走感にあふれてるんだけどね曲調のせいで控え目になってるけどハーモニーでメロディをスウィングさせる才能は全く枯れてないし、そもそも嫁さんと立ち上げるバンドで面白かったためしはないわけでこのフォーマットはホント無駄遣いじゃないかなと思う。と言っても聴かせて欲しいのはクラウディッド・ハウスじゃなくて兄貴とチャド・ブレイクと3人で録った「Finn」なわけで、あの95年作品は今でも聴いてるくらい大好き3rdのリマスター&リイシュー。1曲目なんかイントロのギターからベースのアタック、というか歌メロから女性コーラスまで要するにほとんど全部GOFで、しかもそれが1stでも2ndでもない要するに自分(デイヴ・アレン)が抜けた後の「Songs of the Free」「Hard」の丸パクリという、だったら出戻ってGOFやればよかったのにということなんだけど、それはひとえにリズムの端々まで支配するギタリストが居やがるからということなんだろうなあ。でも相性がいいのはお互い分かってるはずなんだし、金が理由でもいいからまたやればいいのに以前一緒にアルバムを出したこともあるDavid Sheppard(State River Widening)あたりをバックにますますジェントルに翳ってみせた新作。でも、翳りを美しいみたいに言うけどそこは日陰ってことだからさっていう腹づもりを、1曲目で ”I think about the old days and where it all went wrong” とすぐさま宣言しててこの人も一切のブレなし。
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2011年10月11日

最近聴いてるCD

B004ZPGFAAWest
Wooden Shjips
Thrill Jockey 2011-08-23

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B005DKGO2UBlue Ghost Blues
Haunted House
Northern Spy Records 2011-09-13

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B005G6G2X2Social Climbers [Analog]
Social Climbers
Drag City 2011-09-20

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B005EHNEDOWhole Love
Wilco
Anti 2011-09-27

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B0056G34WOMockingbird Time
Jayhawks
Rounder / Umgd 2011-09-20

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待望の新譜はTHRILL JOCKEYから。このバンドは極めて趣味性に閉じこもりやすい音(スペースストーナーガレージサイケデリックアンビエント!)を出し続けながらも、アルバムごとに進化と言うよりは覚醒という言葉がふさわしいステップを刻み続けていて、今作でもより速効性と中毒性の高い音像がかつてないくらいスマートにぶちまけられているから、バニーメンの「ポーキュパイン」やジザメリの「オートマティック」がそうであったようにマーケットにはとてもポップなハマリ方をするんじゃなかろうか。国内盤リリースもあるみたいだし来日してくんないかな内ジャケの写真見た瞬間はああ外したかと思ったけども、女性ヴォーカルを暗黒アヴァンブルーズに乗っけるやり口は例えてみればDIE HAUTみたいな硬度が響いてかなりカッコいい最近の愛聴盤がこれ。NYのNO WAVE周辺のユニットによる1981年リリースの唯一のアルバムがDRAG CITYからリイシュー。このユニットのことは全く知らなかったんだけど、リズム・マシーンの開き直った使い方とNO WAVE〜POST PUNK周辺らしからぬノン・トゥイッチでファンキーなギターの併せ方がけっこうなツボで、クリアなメロディラインのせいもあってほとんどエレポップなトラックの委細構わぬ吹き抜け方がチャーミング過ぎる!ベースのジーン嬢をあしらったジャケにも絆されちゃって、アナログも買おうかちょっと迷ってる次第苗場のステージに溢れてたタイトなポップは今のバンドのモードそのままだったみたいで、ああこれはライブ映えするだろうなあと思いつつ部屋で流しっぱなしにして膝抱えて聴かなくてもごめんなさいと言わずに済ませてくれる感じだけど、それはラフじゃなくてあくまでもタイトってことね。だからといってスケールがこぢんまりとしてしまないのは、トップとラストに大作を据えた大御所の所作によるものかとMark Olsonが16年振りに復帰しての再結成盤。Feeliesの時も思ったけど、何でこうやって何事もなかったようにず〜っとバンドを続けてきたような音を出せるんだろうなあと心底驚くほどのアルバムで、1stと2ndに胸かきむしられた方は1曲目が流れ出したとたんグラグラと腰くだけになるはずだし、年月が連れてくる翳りが絶妙にブレンドされたメランコリーにあっさりと黄昏れる快感というのは確かにあって、まあそのあたりはオッサンの特権なので素直に愉しめばよろしいかと。
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2011年09月09日

最近聴いてるCD

B005COJDQ6Badlands
Dirty Beaches
Zoo Music 2011-08-30

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B004SC8YSGBaroque Primitiva
Alvarius B.
Abduction Records 2011-05-10

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B0059IVV9MRip Tide
Beirut
Pompeii Records 2011-08-30

by G-Tools
B0057OOQEUMirror Traffic
Stephen Malkmus & The Jicks
Matador Records 2011-08-23

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リンチがリメイクした『欲望の翼』の妄想サウンドトラック。とかバカ丸出しで言い切ってしまいたくもなって、とりあえず今年のNo.1決定。生まれて一度も浜辺に出たことのない男がナトリウム灯の太陽に身を焦がしながら奏でるサーフが、これほど髪かきむしり胸かきむしるロマンスを運んでくるとは少しばかり想像を絶して、発音すらできないけどAlex Zhang Hungtaiを光速でアイドル認定済SUN CITY GIRLSが奥底に秘めていた脆くも儚い夢想を純粋抽出したこれは好事家だけが昂然とするには本当にもったいないポップアルバムで、ラストのペットサウンズカヴァーではブライアン・ウィルソンの垂れ流していた彼岸のエキスを吸い尽くして極上バルカン〜フランス〜メキシコと周遊して遂にというか約束の地アメリカーナへ。というわけで1st以来の傑作完成。今、Sufjan Stevensがおそらくは意識的に裏道へと外れてるけどZach Condonが彼なりの足取りでいつのまにかトコトコと大陸を歩き始めているのが嬉しくて頼もしく胸はずみ、そしてその足取りで遂に日本に来てくれるみたいだから必ずや邂逅を果たそうダンディズムという点で、もうこれはテレヴィジョンの2ndを抱きしめた感じ。見てきた時代風景によるあうんなのかBECKとの親和は思ってた以上で、lowのようでlowではなくrawのようでrawではないさじ加減はオンリー感炸裂。試聴する機会があれば1曲目のイントロ聴いただけでおそらくのけぞるし、何しろそののけぞりが最後まで続いちゃうんだよねえ。

で、これについてはワタシごときにここまで必要かどうか思案中で、今読んでる例の覚え書きを読み終えた後に決めるつもり。

B005682RQQちらかしっぱなし-ガセネタ in the BOX
ガセネタ
SUPER FUJI DISCS 2011-07-20

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2011年08月14日

最近聴いてるCD

B004Q72LKURules of Freedom
Nathan Davis
Universal 2011-03-15

by G-Tools
B004Y03M5MRed Hot & Rio 2
Red Hot & Rio 2
Kela - Krossover 2011-06-28

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B0050I2P32Skying
Horrors
Xl Recordings 2011-07-12

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B004VDSVT4D
White Denim
Downtown 2011-06-28

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B004MAZ4YGPiano Music
Simon Jeffes
Penguin Cafe 2011-05-10

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「IF」とか「キング牧師」ばっかり聴いてたので、本来コルトレーン・マナーで語られる人だということがこれを聴いて風が吹き抜けるように染みわたった次第ハズレなしのRED HOTコンピの中でもかなり頭抜けたクオリティで、とりあえずこれがあればこの夏はやり過ごせるかと。MARISA MONTE+DEVENDRA BANHARTとか(曲は地味だけど)字面だけでうっとりしちゃう人はともかく、まずはBEIRUT新録だけ目当てに買ったらどえらいオマケが付いてきたとかそういう感じで前作に引き続き驚いた。特に新しいフェーズを切り開いたとかそういう感じでもないのに明らかにバンド自体の閾値が異常に上がっていて、視界はよりクリアになっているにも関わらずサイケデリアはよりグルーヴィーかつ因果に渦巻いてる。既にジェフ・バーロウの手も借りてないわけで、これでもまだバンドの底が見えてないのだとしたら将来的にはイギリスを背負って立っちゃうかも砂埃が舞い立つ苗場のWHITEが似合いそうな、疾走するアヴァンなガレージサイケポップ。乾いた音とヴィヴィッドな歌心とのマッチングが絶妙で、一見スカスカな音も行間が醸されて自然と懐が深くなる。夏向きのテキサスサイケというチャーミングな亜種これはうれしいリマスター&リイシュー。独りピアノと対話する密やかなアンビエントを熱帯夜の鎮静に。
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2011年07月02日

最近聴いてるCD

B004XIQJRILarceny & Old Lace
Coathangers
Suicide Squeeze 2011-06-07

by G-Tools
B004RAW4QMHearts of Empty
Dakota Suite
Karaoke Kalk 2011-06-21

by G-Tools
B004Z0QYUQLOVERS DO
BRUNO PRONSATO
THESONGSAYS 2011-06-08

by G-Tools
B004NTVM2EWalk on the Wild Side-Live 1972
Lou Reed
Imv / Blueline Prod 2011-05-03

by G-Tools
B004NTMNB8Move Like This
The Cars
Hear Music 2011-05-10

by G-Tools

3rdだけどワタシは初聴。No Wave/Post Punkタグのひしゃげはスパイス程度に、スピリットはあくまでタフ&エッヂーでありつつ切り込みのチャームはガールズバンドならではだし、シンコペなベースにすっとぼけたオルガンとテケテケなギターがまとわりついてく含み笑いのスリリングはけっこうなツボ。で、ベースのメレディス嬢がラインもルックスもかなりツボ10th。これはちょっと驚いた。というのも、ほんの、ほんの少しだけど跳ねたバンドサウンドになっているからで、バンド本来の静寂するアンビエントをアコースティック・ジャズでくるんでみれば、えも言われぬ仄明るい酩酊が生まれていてこのバンドをずっとフォロウしてる人ほど新鮮に聴こえる気がする。と同時にビギナーに向けて思いがけずドアも開いた気もするので是非この人は傑作しか創らないと認定した。いやもうホント、この打音の生々しさは聴く人それぞれのリアルに変換可能で、しかもそれをリスナー本人がいとも容易に果たしているように“錯覚させられている”幻聴感はある意味感動的と言ってもいいし、普段ミニマルなど聴かない人ほどえげつなく取り込まれるんじゃなかろうか。中盤以降は呆けっぱなしで涎が垂れてても気がつかないね1972年12月のライブだから「トランスフォーマー」のリリース直後だけども、ヴェルヴェッツの曲も織り交ぜてのショウケース的なラジオショウの実況録音盤。地元NYということでリラックスしてライトな感覚がけっこう新鮮で、いち早く演奏された次作“ベルリン”のタイトルトラックが思いのほかメロウなのにえらく絆されたものだからそれがワタシのハイライト「SUPER 8」でも“Bye Bye Love”がフィーチャーされてたカーズの24年振りとなるリック・オケイセク参加の完全新作。イントロがモロにあれなM5レベルの曲があと2〜3曲は欲しかったかなあというのが正直なところで、さすがにマジックも薄れ気味のリック・オケイセクのヴォーカルだけでアルバム1枚はちょっと飽きるかなあとやはりベンジャミン・オールの不在を嘆いてしまうけど、バンドの意志はきちんと漲って的確なプロダクションも為されてるから悲愴感はこれっぽっちもないし、当時のファンにしたら嬉しい贈り物だから喜んで受け取るべきかと。
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2011年06月10日

最近聴いてるCD

B004SHHJFUI Am Very Far
Okkervil River
Jagjaguwar 2011-05-17

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B004NTVMCOC'mon
Low
Sub Pop 2011-04-12

by G-Tools
B004RRVHCWDemolished Thoughts
Thurston Moore
Matador Records 2011-05-24

by G-Tools
B004THWY6IMoonlight Butterfly
Sea & Cake
THRILL JOCKEY 2011-05-15

by G-Tools

月の光を浴びながら陽の光を歌うWill Sheffの青白い光を多重のピアノと歌うドラムがシンフォニーのように焚きつけて、明らかに新しいフェーズに入った音で過去最高の到達点なのは間違いないけども、あまりにハイアート化すると普段使いで聴けなくなったりもするからなあ これは逆に自ら戒めを解いていて、くだり道というか帰り途の快い疲労による弛緩が隙を生んでそれゆえ非常に親密で美しいあきらめのようにも聴こえるし、終始途切れない細かなリヴァーヴがそうしたトーンに素晴らしくフィットして特にドラムの響きが慎ましくも華やかでとても心地いい「One Foot in the Grave」が念頭にあってのベック起用でもないだろうけど、ドローンもフィードバックもないアコギとストリングスながら何の過不足も感じさせず、だからといってRAWな手触りに頼るわけでもなくアーティフィシャルな香りも残すプロダクションはベックならでは。で、弾き語ってるからといってパーソナルな吐露でもなんでもなく、”Found a diamond in the gutter on an early morning freeze. In your mouth it turns to water onyx eyes swallow me. I don’t care / what it takes. All he wants is you to love him without shame”なんていう芝居がかった歌詞を80年代の初期モーマスみたいに神経症的なアコースティックにのせて歌うもんだからそりゃあ夜中にリピートもしちゃうし昨年のソロアルバムで顕著だったSam Prekopのミニマル指向がいつものBreeze is niceなバンドサウンドに新しい息づかいのような彩りを添えて面白い音があちこちで聴けるので、出来ればもう少しボリュームがあればなあと思った。3年待って6曲だもんねえ。
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2011年05月13日

最近聴いてるCD

B004NTVMHOBorrow a Horse
Old Calf
No Quarter 2011-04-12

by G-Tools
B004QSQM7WWit's End
Cass Mccombs
Domino 2011-04-26

by G-Tools
B004O8E1R2Here Before
Feelies
Bar/None Records 2011-04-12

by G-Tools
Various Artists
Erik Satie Et Les Nouveaux Jeunes
Arbouse Recordings 2011-02-28


Will Oldham(a.k.a. Bonnie ’Prince’ Billy)の兄であるNed OldhamとMatty Metcalfeというアコーディオンやらの鍵盤奏者によるフォーキーなデュオ。特にオルタナなわけでもなくどちらかといえば正統だけど、M5でのアコギを絞り上げるようにヨタヨタと転がるグルーヴなんかはけっこうたまらんし、弟の優しくも神経症的な歌声に比べればじんわりとくすんだ歌声が弦の震えにからみついて足元で浮遊するアメリカーナは絶品。またPALACEやればいいのに’ I heard of a place that time can’t erase of beauty and grace ‘と歌いながら、そんな場所などないことを、あったとしても自分はたどり着けないであろうことを承知でなおメロディを紡ぐそのメランコリーゆえに突き抜けてしまっているのは、例えばエリオット・スミスやジェフ・バックリーにもあった静かな自暴自棄な気がする。にも関わらず浮かべているのは優しい笑みのようにしか聴こえない歌と音には少し病みつきになる20年ぶりなのはともかくいまだに何だかうわずり気味なのがどうにもチャーミングで、アントン・フィアが抜けちゃってどうすんだろうと思ってたら素知らぬ顔で ” The Good Earth “ を仕上げてきてありゃ驚いた!って思ったのと同じ感じがして、軽々とオーヴァー50な内ジャケの5人がこの音を出してるんだと思うとうらやましくて笑えてくるポストクラシカルな界隈の新旧アーティストによるエリック・サティのトリビュートというある意味鉄板なアルバムなので意外な親和性による面白さみたいなところでは突出しないけど、エレクトロニカやエクスペリメンタルのコンピレーションとしては手元に置いておくと重宝しそうなのでお薦め。amazonだと扱いがないみたいだけど、タワレコとかでも買えるはず。
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2011年04月16日

最近聴いてるCD

B004I3U7SKSmoke Ring for My Halo
Kurt Vile
Matador Records 2011-04-05

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B004N5IGE0Raven in the Grave
Raveonettes
Vice 2011-04-05

by G-Tools
B004MSRDJ2Mazes
Moon Duo
Sacred Bones 2011-03-29

by G-Tools
B004L8MEHONorth Green Down
Dakota Suite Emanuele Errante
Lidar Productions 2011-03-01

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茫漠の中を酩酊と覚醒が同時に漕ぎ出すという、ある意味米国白人男性にしか鳴らせない音の決定的な傑作。このKurt VileというフィラデルフィアのSSWがどうやってこれを手に入れたのか皆目見当もつかないけれど、ギターの響きだけでこれだけ陶然とした記憶は久しくないし、ワタシ達の奥底を浚う音としては例えばRadioheadなどよりは圧倒的に彼が有効に思える。既に10回以上は聴いているけれど、その度に顔色が違って聴こえるものだから全然見切れないままだで、なぜかこの人たちまで内省しているわけでM2あたりから滴りだしたゴシックがそのままアルバムを湿らして彼らっぽいサーフはM7くらいしかないから全体としてはえらく地味な感じだけども、この人たちはその音を批評の表出としてじゃなくアップトゥデートな気分で出してるところが可愛げありまくりなのでまったく問題なし。売れるかどうかは分かんないけど2nd。Mazesなんてタイトルの割には1stに立ちこめてたリヴァーヴの霧が晴れた見晴らしにはちょっと驚いたけども、髭ギターが掴まえるドラッギーなリフは相変わらずだしクラウト分やや増量でますます好みの音になってて幸せまるで精霊流しのようなジャケットの今作は昨年亡くなったChris Hoosonの義妹へ捧げたレクイエムとも言えるインストゥルメンタルアルバムで、彼が本来持つメランコリーと静寂と寂寥といった資質がその一点に向けてこれまで以上に機能していることで本来であればたじろぐほどなのだろうけれど、この音を安らぎの内に迎えられてしまうこちらもやはりそれなりに傷んでいるのだろうとあらためて気づかされる。必要な人にはとことん必要な音だと思う。
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2011年03月25日

最近でもないけど買ったりしたCD

B004DLWGFOSomething Dirty
Faust
Bureau B 2011-02-01

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B004GDYY22Underneath the Pine
Toro Y Moi
Carpark Records 2011-03-08

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B004BOJMJGTell Me
Jessica Lea Mayfield
Nonesuch 2011-03-01

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B004IOP2XOBirth, School, Work, Death
Godfathers
Lemon 2011-02-14

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James Johnston(ex. Gallon Drunk, Bad Seeds)をギターにセットしたラインアップでの新作。それもあってか割とクリアなフォルムのノイズアンビエントロックになってはいるけれど、聴き進めるうちに次第に膠着して始めと終わりがまったく円環しないロウによる緊張は、やはり心地良く疲れることができて愉しいこれは今年のベスト10入り確実の傑作盤。刹那のはずの享楽を微笑みながら打ち続ける昏睡のラウンジ。M5〜M7あたりを聴いているともう溶けてなくなってしまいたくなってきて、この血の痛みと引き換えにしたようなソフトロックで想い出すのはニール&イライザ「ジョニー・マー?」で、ということはやはり名盤かと漆黒のリヴァーヴで幕が開いて、部屋でひとり炎を見つめながら ”I don’t wanna let this dark companion go”と歌う21歳の彼女ではあるけれど、メラコンリーにまみれた倦怠というよりは世界を認識するためのサッド・ソングとして風通しはいいし彼女の顔も大好きなので、このまま立ち尽くして空を見上げていってもらいたいなと思うスーツを着た男たちが、生まれて学校行って働いて死ぬだけ!と鬨の声を上げるニューウェーヴのナイフというよりはパブロックの鈍器が勝った好盤のリイシュー。Vic Maileが晩年を費やしたバンドでもあって、彼の最後のプロダクションとなる3rdまで含めその筋の方々は必聴。
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2011年02月17日

最近買ったCD

B004C9P9L0Content
Gang of Four
Yep Roc Records 2011-01-25

by G-Tools
B004HZ14TKGreat White Wonder
Les Rallizes Denudes
Phoenix 2011-02-15

by G-Tools
B00005NH4CSwitch Complete 1986‾1987
Nav Katze
アゲント・コンシピオ 2001-08-23

by G-Tools
B004I5VPL6La Chaleur
Papaye
Africantape 2011-02-07

by G-Tools

15年ぶりの新作とはいっても、オリジナルメンバーによる2004年の再始動時にレコーディングが叶わなかった時点でタイミングを逸しているし、開き直り気味にアンディ・ギルのギターとジョン・キングのアジテートを前面に展開はしてみたものの、いかんせんビートの解釈が古すぎる。おそらくデイヴ・アレンが抜けてしまったのもこのあたりの軋轢による気がするし、後任のベーシストはいかにもそれっぽいアタックの強いベースラインを散りばめてはいるけれど、たとえばワイヤーの新譜と比べて見ればビートの色気のなさが歴然で、デイヴ・アレンがステージで醸していたトッポさこそがそれを補うはずだと思うから、やっぱり土下座して帰ってきてもらうしかないと思うな以前CDRでリリースされてた、74年7月13日の明治学院大学ヘボン館地下、75年10月1日の渋谷アダン、77年7月22日の日仏会館、80年11月7日の神奈川大学のライブをコンパイルした1000セット(シリアルNo.付)限定の4CDBOXセット。日仏会館の日はワタシの誕生日だ。その時何してたんだろうCDになってるの知らなかった。「駆け落ち」を聴いてると渋谷ラママのライブ(メトロファルスなんかと対バンしてた)を想い出して、あの時の古舘詩乃のドラムはこちらまで風が吹いてくるような突き抜けたドライブ感があって、客席のワタシの右にはライオンメリィが、前には泉水敏郎がしゃがんでて2人がパチパチと拍手してたりしたよツインギターとドラムのベースレストリオ、フロムフランス。フルスピードで突っ込んでは弾き飛ばされて、でも気が合えばバカ笑いしながら併走してっていう、やんちゃなドンキャバっていうか気さくなライトニング・ボルトっていうかほとんどが2分くらいのトラックにも関わらずその都度グルーヴはつかまえてるのがちょっと凄いし愉しくてけっこうお薦め。
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2011年01月26日

最近聴いてるCD

B004C9PA32Red Barked Tree
Wire
Pink Flag 2011-01-11

by G-Tools
B004BKVB12Guider
Disappears
Kranky 2011-01-18

by G-Tools
B004DZLTK8SOFT MOON
SOFT MOON
CAPTURED TRACKS 2010-12-31

by G-Tools
B0030CNI0OErland and the Carnival
Erland
Full Time Hobby 2010-01-25

by G-Tools
B004DTQ28SThought for Food
Books
Tomlab 2011-01-25

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成長している。成熟ではなく。そして背中を丸め腰を落として姿勢は低いままだ。いろんな感情と音が気味悪いくらい滑らかに混ぜ合わされているように思えるけれど、よく聴けばその一つ一つが別々にこちらを見つめているようでひんやりとする。傑作よく聴いた1stから1年も経たずリリースされた2nd。Wooden Shjips〜Moon Duoあたりの西海岸勢に比べると神経症的なスポーティを打ち出してそれがいっそう吉と出た感じ。時折の亀川千代的ベースラインの独走がけっこう効いてる。ライブ見たい既にJD〜初期NEW ORDERあたりが引き合いに出されてるけど、肝心なのはそれが批評としての記号化では一切なくて、このスタイルは意志が引きずり出したものだからLiarsの1stがなぜかGOFになってしまったのと同じような気がする。それにしてもこのミニマル・ゴスはちょっと盲点だったなそうしてみればこれは素直に喰えないバンドだと言ってしまえばいいわけだし、ブリティッシュ・フォーク、トラッドの少々奇形気味なアップデートは計算ずくのThe Stairsのようでこれはけっこう褒め言葉廃盤になってた1stが復活。多幸感が満ち満ちると切なくなる法則の好例。音楽よりも明日をやりすごすための音が欲しければこれを是非。
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2011年01月08日

最近聴いてるCD

B0046W16AQAnika
Anika
Stones Throw 2010-12-07

by G-Tools
B003WWHNUIWHITE WORLD
MONKEY PUZZLE TRIO
SLOWFOOT 2010-09-01

by G-Tools
B0048WPP9CNew Slaves++
ゼブラブラッド ZS セックス Vs. Zs
パワーショベル 2010-12-15

by G-Tools
B00404ZPZ2Common Ground
Polar Bear
Leaf Spain 2010-10-26

by G-Tools

然るべき人間が今の気分でフライング・リザーズをやったらこんなにカッコよくなっちゃいましたというネオダブ・フロム・ブリストルをしかもStones Throwリリースという死角なしのディスク。オノ・ヨーコ、ボブ・ディラン、キンクスという分裂気味のカヴァーがこれまたキメすぎのお薦めで然るべき人間とはジェフ・バーロウチャールズ・ヘイワード(exディス・ヒート)による新トリオのデビューアルバム。切るように叩くドラムスとそれをかわしつつ押し込むダブルベースにエレクトリック・トリートメントされた女性ヴォーカル(というかヴォイス)をふわり被せていくホワイト・ヒート。少なくともディス・ヒート好きはマストかとえらく男前な蠅の羽音が始終頭の中を飛び回る。バトルズほどリズム主導でない分、うわもので深々と酩酊できるので嬉しい部屋聴き完全対応。フライング・リザーズとかディス・ヒートとか知らねえよって方にはじゃあこれを。ちなみに日本盤のパッケージ買った方がお得感ありあり先日コメント欄で教えてもらった異種格闘盤。ワタシはロック越境者によくあるウータンでというかRZAでHIPHOPがOKになった人間なものだからトラックはウィアードなほど好みなので、こういう風に据わりを気にしないからめ手はとっても愉しくて、タイトでヤリ逃げ感満載なのもえらくカッコ良いよ。

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2010年12月28日

2010年ワタシのベストテン/音楽


Top10Music2010

「Emeralds/Does It Look Like I’m Here?」
「The Fresh & Onlys/Play It Strange」
「Grinderman/Grinderman 2」
「Liars/Sisterworld」
「Mark McGuire/Living With Yourself」
「Rangda/False Flag」
「Laetitia Sadier/The Trip」
「Phil Wilson/God Bless Jim Kennedy」
「David Bowie/Station To Station Deluxe Edition」
「Arthur Russell/Ballad Of The Lights」

最後の2枚以外はアルファベット順。BOWIEに関してはリイシューやコンピレーションを除くっていうマイルールをあっさりないがしろにしてるけど、"Live Nassau Coliseum '76"を新譜扱いにしたというオーバールール適用ということで。Arthur Russellのも12inch Singleだけどこれを外すのは信条/心情として無理だったのでこれもランクイン。ここ数年の傾向として、耳を通した新作としての新譜の数は年々減ってきてるのは確かだけど、ルールを変えちゃうとおそらく時代の気分もへったくれもないCHERRY RED的ラインナップになるのは目に見えてるから、出来る限りは悪あがきを続けていこうかなというところ。
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2010年12月22日

最近聴いてるCD

B0042EJDEYChateau Crone
Agent Ribbons
Antenna Farm 2010-10-12

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B0042FU4AUUFO
Jim Sullivan
Light in the Attic 2010-11-13

by G-Tools
B0045K0LG4God Bless Jim Kennedy
Phil Wilson
Slumberland Records 2010-11-09

by G-Tools
B003153ZE4The Submarine Has Surfaced
Chaz Jankel
CJ 2010-06-21

by G-Tools
B001GPGXJAChicago 84
Black Uhuru Sly & Robbie
Taxi Records 2010-09-07

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B0046M14U8Flying Lizards/Fourth Wall
Flying Lizards
Rpm Records UK 2010-11-30

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サクラメントの女子トリオ。レインコーツ/スリッツ直系はそろそろお腹いっぱいな感じだったので、これはなおさら美味。自己紹介だと"Girls in the Garage do the three penny opera and jam econo. 1960s karate chop!"っていうことだけど、実際の音はもっと腰が据わってるしYouTubeで動いてるの見たらちょっと惚れたキャリアでたった1枚のこのアルバムを仕上げた1975年春、このSSWは旅路のモーテルにギターや財布を置いたまま忽然と姿を消してしまう。もしかして悪魔と取引でもしたのかと思わせるくらい、このアルバムはバウンシーでタイトかつアシッドを隠し味に震えるようなメロディでポップスをつかまえていて驚く。こういうのを誰に薦めればいいのかわからんけどとりあえず薦めずにはいられないので薦めとくこっちはこっちでJUNE BRIDESのフロントマンが20数年を経ての初ソロアルバム。でまあこれが50近いオッサンが出す音では到底ないどころか小走りの疾走感はJUNE BRIDESを凌ぐ上に、小作りなメロディにトランペットやマンドリンがからみつく手管にはもう笑うしかなくて、ある種の方々は1曲目のイントロを聴いただけで顔がほころんで、その後狂ったように転がっていくジャングリーに爆笑すると思われます。ワタシはもう笑うどころではなく今年のベスト10入りは確実かとそういうつもりで聴いてるからか、メロディのフックはコリーダじゃん、リズムのかませ方はリズムスティックじゃんって、本人なんだから当たり前だけどいちいち愉しい。でもってきめの細かいスムーシーと夜中にヴォリューム絞ってもメリハリが消えないプロダクションはさすがで、少なからず意表をつかれるアダルトオリエンテッドパブロック『Tear It Up』がずっとカタログから落ちたままなので、この最強布陣でのライブアルバムはとってもありがたい。ただ、このツアーではギタリストが変わってしまってるようで『Tear It Up』収録の"Shine Eye Gal"で聴ける雷鳴のようなリフが聴けないのは残念。というかいい加減再発しようかこのありがたすぎる総ざらえがこのプライス。一発屋でも色物でもなんでもなく、2ndではフリップまで引っぱりだすアナーキーな無茶振りは異様にクールでカッコいい。この辺をキチンとパクってる輩はいるのかね。
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2010年11月19日

最近買ったCDから

B0041517XOHexadecagon
Octopus Project
Peek-a-Boo Records 2010-10-26

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B003Y5QFKMTrip
Laetitia Sadier
Drag City 2010-08-24

by G-Tools
B00435KL0COnce Around
Autumn Defense
Yep Roc Records 2010-11-02

by G-Tools
B003STL0E0Hawk
Isobel Campbell Mark Lanegan
Vanguard Records 2010-08-24

by G-Tools
B0045TN2JICoals to Newcastle
Orange Juice
Domino 2010-11-22

by G-Tools
B003MPB3BUHeavier Than a Death in the Family
Rallizes Denudes
Phoenix Records 2010-07-06

by G-Tools
B003MPB3BKBlind Baby Has It's Mothers Eyes
Rallizes Denudes
Phoenix Records 2010-07-06

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疾走するピアノで始まって『RORO/BOAT』みたいなギターアトモスフィアで閉じるファンファーレポップ的な昂揚。夏の弛緩よりは冬の緊張になじむ躁は最近の愛聴盤想像以上にステレオラブはこの人だったんだなあと認識が変わった。でもそれくらいステレオラブ的でありながらレティシアその人でしかない抜け方がチャーミングで、Wendy&Bonnieのカヴァー(M6)とか最高wilcoの隠し味を本流にしたセンチメントがよりメロウに炸裂した新作。あれこれがとめどもないけど耳に届くころにはドライなうつろいとなるあしらいのハイセンス。ビートルズ&ビーチボーイズ度はこれまでで一番ディープかもスタイルとしてはマーク・ラネガンとのコラボだけども、この静かにやさぐれた世界観がプロデュース、アレンジ、作曲をこなしたイザベル・キャンベルによるものだとすれば、じつは思った以上に食えない女性だったということで俄然興味がわく。反転したMazzy Starといったら褒めすぎかワタシのようにCDで揃えなおしてない人間にはかなりお買い得なアンソロジー。オリジナルアルバムもちらほら廃盤化してるみたいだからなおさらということで往年、新規共々にお薦めこういう幽霊みたいなものはみかけた時に買っとかないとすぐに消えてしまいそうだから。多いのか少ないのか分からんけど、いちおう1000枚限定ということで。

あとはこんなもんも買えと誰かがささやくのでちょっとその気になってる。

B003ZJUIDWPlus Minus: Singles 1976-1980 [7 inch Analog]
Joy Division
Rhino 2010-12-06

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2010年11月03日

最近買ったCD

B003VIW8DKOlympia
Bryan Ferry
Astralwerks 2010-10-25

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B003Y7PM9ULiving With Yourself
Mark McGuire
Editions Mego 2010-10-04

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B003ZJUIG4Searching for the Young Soul Rebels: 30th Anniv
Dexys Midnight Runners
EMI Import 2010-10-18

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B003XKB16GFuneral Mariachi [12 inch Analog]
Sun City Girls
Abduction Records 2010-09-28

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B003ZW0MY4Play It Strange
Fresh & Onlys
In the Red Records 2010-10-12

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フリー&マニのツインベースがクレジットされた異様に重心の低いダンスナンバーで幕を開け、私はこれしかできない男だが私以外に誰がこれをできるのかね?と前髪をかきあげて、ないものねだりの叶わぬ思いをうじうじ切々と囁き続けるオレ節現役65歳最高Emeraldsのギタリストによる2ndソロ。全部聴こえるようにヘッドフォン使ってねとあるのでそうしたら、カラフルでクリアな日々のサプライズと柔らかなノイズが醸す淡い記憶が押し寄せてきて何だかドキドキした。幻惑ドローン系ではないのでEmeraldsの新譜にはまった方は是非オールタイムベストの1枚なのでリイシューされれば尻尾振って買うわけで。もっぱら聴いてるのは完全未発表デモ5曲、CD初音源のラジオセッション8曲、アルバム未収録およびシングルB面8曲をコンパイルしたDISC2だけど。それにしてももう30年経ったのか…実質解散かと思ってたらなんと新譜が、それもSCG史上もっともとっつきやすいというか、メロディメイカーとしての資質が前面に出過ぎるくらい出過ぎたポップなアルバムに仕上がってて望外の驚きと喜び。にも関わらずこれをもって正式終了という故CHARLES GOCHERへの美しいけじめタグをつけるとリヴァーヴサイケガレージポップっていうややこしさだけども、少し翳ったメロディとしなやかな演奏とちょっとだけぶっきらぼうな歌声を、ふわふわ浮かぶよりはちょっとだけ潜ってみようかねというアイディアで包んで、ノリ一発のイージーというよりは作品主義の滋養たっぷりの好盤。
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2010年10月31日

BUSTING : ORIGINAL SOUNDTRACK / Billy Goldenberg


破壊!

言わずと知れた映画「破壊!」のサウンドトラック。CDリリースされているのを最近になって気づいて、限定1000枚のプレスということでちょっとあわてて入手したらレーベルではまだ購入できるみたいで、じゃあ世界中でこのCDを手に入れたのが1000人もいないってこと?とちょっと驚いたりもした。サントラ好きはともかくこの映画へのロイヤリティで飛びつくもんだと思うけどな。このBilly Goldenbergというコンポーザーはスピルバーグの「激突」や「コロンボ」「コジャック」などのTVシリーズを手がけていて、基本的にTV畑の人なだけに劇伴としての機能優先で突出したケレンはないけども、その分RAWでアブストラクトなジャズやラウンジ、そして70年代ストリートアクションには欠かせないチェイス系のブラスロックが厚からず薄からず配合されていてけっこうな名盤。でまあ、当然盛り上がってDVDなど引っぱりだして再見してみれば相変わらず身を乗り出してしまうわけである。グールドとブレイクがアパートに突入した後で路上に転がりだして、あのマーケットでの銃撃戦になだれこむ直前、通りを疾走する2人をカメラが横移動で捉えていくシーンがあるのだけれど、ここでのブレイクの走りっぷりがどうにも素晴らしくて、足の上げ方から回転数からこれくらい懸命に走るシーンは他にちょっとないだろうというくらいで、でもグールドのストライドにあっさり追い抜かれてしまうのが何とも味わい深いのだけども。そして例のマーケットのシーンはと言えば、モブ・シーンでありながら極力カットを割らずにカメラが狭い通路を中腰の目線で走り回って持続させるテンションと、これは映画全体がそうなんだけども、特に夜のシーンでの蛍光灯などの灯りの滲ませ方が明らかに「ロング・グッドバイ」のヴィルモス・ジグモンドを参考にというかパクっていて、ただそれが奏功して夜の片隅で繰り広げられる幻想的な時間を生み出したことでこの名シーンの下支えになってると思う。ひとつ、TV放映吹替版(伊武雅刀と尾藤イサオ!)で見た時にあれっと思ったのが終盤のリゾーの病室でのシーンがまるまる字幕になっていることで、当然TV放映時の時間調整でカットされた部分には吹替がついてなくて字幕になるわけだけども、ここはリゾーの犯罪を暴く重要なシーンでカットしたら話がつながらなくなるからそんなわけはないだろうし、どういう理由で吹替がついてないんだろうなあというのが気になった次第。最初に深夜のTV放映で見た時もあのシーンはあったと思ったんだけどな。グールドは「ロング・グッドバイ」の次作でブレイクは「グライド・イン・ブルー」の次作という、それぞれの匂いをまとったままの2人が屈託しつつ自爆するセンチメントはどこか戦場のホモソーシャルの香りすらして(グールドがブレイクを抱きかかえて泣くんである!)、どこにも辿り着かないエンディングのやるせなさといいワタシの好物であちこち溢れかえった映画なのでことあるごとに薦めまくってるんだけども、どうもDVDは入手しづらくなってるようなので気になった方はプレミア価格を納得するか、あるいは地を這うように探していただければと思う。

B00028X9X0破壊! [DVD]
日活 2004-07-09

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2010年10月15日

STATION TO STATION DELUXE EDITION / DAVID BOWIE #2

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リマスター盤にも関わらずイギリスではナショナルチャートにランクインするなど、痩白公爵の帰還をそれほどファンは待ちわびていたということで、何よりその期待を上回るクオリティに圧倒される。このアルバムをもってボウイは砕け散っていたペルソナとアニマを合致させてある種の人間宣言を謳いあげているのだけれど、特筆すべきはそのサウンドで、生々しさとエレガントの過剰なまでにフラットな配合は何か人間の臓器をモノクロで接写しているかのようでこのハイファイはグロテスクにさえ響いている。これまでのリマスター盤ではどうしても物足りなかったまさにそれら“野生の息吹”(それさえも精密なトリートメントによるものだけれど)と呼べる息づかいがここでは圧倒的に蘇っているし、それを浴びて上気した頭で聴く "Live Nassau Coliseum '76" は "STAGE" でパッケージされることになる爛熟のひな形がおそらくは汗と笑顔のままに荒々しくまき散らされて、続くベルリン時代に向けた気の早い勝利宣言でもあるようだ。このまま70年代を駆け抜ける布陣とは異なりひとまず一期一会となるスタジオ盤でのロイ・ビタンのピアノには、ある一瞬、聴いた人間の人生をあらぬ方向へそっと押してしまうような殺傷力があるし、そんな彼のピアノはこのアルバム以外で聴いたことはないからそれだけでもこのアルバムを体験する価値があると思っている。

このBOX入りのDELUXE盤はピンナップやポスターから各種レプリカまで溢れんばかりのオマケが付いていて、しかもナッソーのチケットレプリカには半券部分に切取用のミシン目まで入っている凝りようで、そのあたりもガジェット好きにはたまらないものがあるし、ふたを開けた瞬間にまず目に入るボックスの内張には黒い凹凸のあるウレタンが用いられていて、これがまたジャケットのカヴァーを連想させて一気にテンションも上がるというもので、価格はそれなりだから音さえ聴ければと言う方はSPECIAL EDITIONで十分だと思うけれど、かつてこのアルバムに精神支配された過去のある方には迷わずDELUXE EDITIONをお薦めするので、ここであらためて陶然と絆されていただきたいと思う。


B003UTUQ3OSTATION TO STATION DELUXE EDITION
DAVID BOWIE
EMI 2010-09-28

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2010年10月08日

最近買ったCD

B003WKA7WQKeraaminen Paa
Islaja
Fonal 2010-09-14

by G-Tools

B003Y01J80Mixed Race
Tricky
Domino 2010-10-05

by G-Tools

B003XOAJ8ISleepwalkers
David Sylvian
Samadhi Sound UK 2010-09-28

by G-Tools

B003E1QCEKLove & Its Opposite
Tracey Thorn
Merge Records 2010-05-18

by G-Tools

馴染みのないフィンランド語の響きも相まってインストゥルメンタルとしてのヴォーカルが際立つファンタジックなアヴァンポップで、湿度ゼロの透徹が心地良すぎてしばしばソファで沈没リードシングルの時点であんまり期待してなかったけど、このアルバムにトリッキーの刻印を押す必然はやっぱり見つからない。90年代の彼をドライブしていたのが身近で個人的な呪詛だったことを考えれば(自殺した母親の名をデビューアルバムに冠した男だ)もう既にくべる薪がないんだろうと思う。異物である以外トリッキーの存在理由などないように思うけれど、アルバムタイトルからも分かるように本人が大局で落ち着きたがってる以上もう仕方がない気がしてる。でも最後までつき合うけどねワタシは"blemish"が大好きなんだけど、あれとは真逆に向かった彼のポップを掴まえた秀逸なコンピレーション。これは昼間も聴けます今まで後回しにしてたのを烈しく後悔。前作を飛び越して「遠い渚」に直結する巧みで強いアコースティックが絶品。特に彼女がギターを弾き語る曲の陶然はまさにチェリーレッドなたゆたいで、割り切れない気持ちをキリキリと追いつめていくそれは相変わらずながら、人生と音楽のスキルを手にした静かな余裕が非常に美しく映える。ハウスな後期EBTGあたりで離れてしまった人へ特に強くお薦め。
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2010年09月24日

本日オーダー分+やきもき分

B0040ZTO8ACoals to Newcastle
Orange Juice
Domino 2010-11-08

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B003ZJUIG4Searching for the Young Soul Rebels: 30th Anniv
Dexys Midnight Runners
EMI Import 2010-10-19

by G-Tools
B003R7J0I6Kilimanjaro
Teardrop Explodes
Universal UK 2010-07-20

by G-Tools
B003WGPC7ASex With an X
Vaselines
Sub Pop 2010-09-14

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まあね、もう新しい音とかいちいち気にしなくてもこういうサルヴェージで事足りちゃう気もするんだけども。あ、いや最後の赤いのだけは20年ぶり!の新作だからちょっとビックリ。ハイ、ここかなり驚くとこです。そう言えば来月リリース予定だったGang of fourの新譜が来年1月に延期になっちゃったけど、リズム隊とっくに抜けちゃってるから結局は「Shrinkwrapped」程度に落ち着きそうだし実はそんなにがっかりもしてない。まあがんばれ。それよりも一番愉しみにしてたGrindermanの新譜が、一番派手なヴァージョンをオーダーしたばっかりに延期の憂き目にあって未だに聴けてないのが哀しい。また延期になったらとりあえず通常盤買うことにする。

B003V5PQ5KGrinderman 2 [限定盤/デラックス・スリップケース/ブックレット(60p)/ポスター封入] (LCDSTUMM299)
Grinderman
MUTE RECORDS 2010-10-02

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2010年09月11日

最近聴いてるCD

B003O7I6H0Fabulous Diamonds II
Fabulous Diamonds
2010-07-20

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B003O6M3QGFull House Head
Endless Boogie
No Quarter 2010-07-20

by G-Tools

B003O9HYN0I Heart California
Admiral Radley
The Ship 2010-07-13

by G-Tools

B003EQN5TADoes It Look Like I'm Here
Emeralds
Editions Mego 2010-06-08

by G-Tools

B003TNQ0T0Man Meat
Swahili Blonde
Manimal Vinyl 2010-08-03

by G-Tools


オーストラリアのダウナー系サイケ・デュオ。ヒプノティックにドタバタするドラムスに電気オルガン/ピアノ、アナログシンセやストリングスが構築的に乗っかってかなり好みで、もうちょっとダラダラと(5曲30分ちょっとしかない)聴いてたいくらいこっちは76分間ズブズブのストーナーで、NY勢だからってそれを批評チックに演ってるわけでもなんでもないのが凄いっつうかどうすんだコレっつうか、突き抜けすぎてゲラゲラ笑うほど無責任な音じゃないのが余計扱いに困るんだけども気がつけばリフに頭が揺れてますグランダディは結局一度も観られず終いで解散しちゃったから、このアドミラル・ラドリーの来日には万難を排して駆けつける決意!というわけで当然このアルバムも泣き笑いする日々の肯定と役立たずの反省みたいな気分がぎゅう詰めなので、かつてグランダディにぐらぐらしてたあなたはマストということでビート/BPMに呪縛されてしまうことのないこのダイナミズムとスケールは、タイミング、要するに時間のズレによって終始増幅されているから、リスナーの間口の広さなど関係なく本当にごく当たり前のように生活にすっと入り込んでくる。だからいわゆる電子音楽的な音を遠巻きにしている人にこそ聴いてもらいたいなあと思ってて、そしてできればイヤフォンでなくヘッドフォンで頭を包み込むように聴いてもらえれば、かなり確実に意識が浮かび上がること請け合いなので是非。そしてなにより素晴らしいアルバムタイトルとバンド名のロマンチシズム。ちょっと頭抜けてるかなこの間ちょっと触れたジョン・フルシアンテの最新ユニットは、DELTA5とかESSENTIAL LOGICあたりのポストパンクサウンドを憎いくらいスマートにアップデートしててこんなもん好物に決まってるわけで、でもベストトラックはクラウトが炸裂するヴォーカルレスのM4だったりはするけども、期せずしてホワイトファンクの好盤にもなってて最近電車じゃいつもこれ。

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2010年08月27日

最近買ったCD

B003VSGRNMEverything and More
Dolly Mixture
Dolly Mixture 2010-08-23

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B003U64Z6GIVORY TOWER
Chilly Gonzales
SARL GENTLE THREAT / BEAT RECORDS 2010-08-04

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B003KWT85ITin Can Trust
Los Lobos
Shout Factory 2010-08-03

by G-Tools

B003O63T28Spot the Difference (Dig)
Squeeze
Xoxo Records 2010-08-03

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これは文句なしに素晴らしいリイシュー/コンピレーション。音楽の達成、プラスその属性ゆえのタグを求められてしまうガールズバンドのタフなタイミングを捉まえきれなかったのは彼女らの責任じゃないことは、これを聴けば切ないくらいにクリアなのでとりあえず買いに行こう。彼女らを知らない人はYouTubeで"dolly mixture"をヒットさせてトップに来る"Been Teen"でクラッときてから買いに行こうラウンジでもなくベッドルームでもない、水に入るつもりもないプールサイドの快楽とでもいった機能性としては彼なりにベタに仕上げたGONZALESはこれを携えて来日までするわけで、仕事さえ落ち着けば必ずや渋谷に駆けつける次第スタジオオリジナルとしては久々の気もする新作はいつになくギターがドライブしまくりのエッジーなラテン・ロックで相変わらず背筋と視線はとっぽくてそれは自分たちが何者であるのかという見晴らしの良さでもあって、それこそが狭義のロックをすり抜ける音だから文句のつけようもないそしてこれも文句なしに愉しいセルフカヴァーアルバムで何とはなしに2009年の苗場を想い出したりもして、でもこうやって聴くとティルブルックのヴォーカルもちょっとはスモーキーになってんだなあと気づいたりもするけども、それを当時まんまのアレンジに乗せた時のささやかな化学反応みたいなものは聴いてるこちらの経年分もアップデートされた親密さみたいなものだし、最近しっくりくるブリティッシュポップがないなあとお嘆きの若き貴兄には最適の一枚でもあるので、溶けそうな夏にさらりとお薦め。そろそろバンドで来日してくれないかなあ。
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2010年08月25日

STATION TO STATION DELUXE EDITION / DAVID BOWIE #1

B003UTUQ3OSTATION TO STATION DELUXE EDITION
DAVID BOWIE
EMI 2010-09-20

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B003UTUQ3ESTATION TO STATION SPECIAL EDITION
DAVID BOWIE
EMI 2010-09-20

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ボウイだったらどれにする?と聞かれれば躊躇なく選ぶ1枚だし、Carlos Alomar、Dennis Davis、George Murrayっていうボウイ史上最強布陣による76年ナッソーコロシアムの"Thin White Duke Tour"音源が完全版(だよね?)で収録っていうことで、ブートまで追いかけない身としてはこのオフィシャルリリースは素晴らしく嬉しい。というわけでこんなもん値段も内容も賑やかな方を買うのは当たり前だけども、どういうわけかdisk unionの方が値段が半分くらいだったりするので当然そっちで予約済み。
posted by orr_dg at 21:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月10日

最近聴いてるCD

B003IXAOCKStreet Called Eubank [12 inch Analog]
Jeff Eubank
Drag City 2010-05-18

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B003EYEFC8History From Below
Delta Spirit
Rounder / Umgd 2010-06-08

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B003N9XGBKAdmiral Fell Promises (Dig)
Sun Kil Moon
Caldo Verde 2010-07-13

by G-Tools
B00007KVO2Cloud Doctrine
Angus MacLise
Sub Rosa 2004-01-01

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B003N25MT6大友良英サウンドトラック Vol.0
大友良英 阿部芙蓉美
F.M.N.SoundFactory 2010-06-12

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スムースサイケでシルキーフォーク、要するにアシッドAORというデビューアルバムにしてラストアルバムという傑作が日の目をみなかった不幸が一層の滋養を醸して、Drag Cityがアナログリイシューしたくなるのも至極納得。CDフォーマットあり2nd。ものすごく良くなってる。ソウルフルなアメリカーナを陽性のスワンプでシェイクした感じでこういうの大好き。毎日聴いてる久しぶりのオリジナルフル。今回はバンドサウンドでなく弾き語りだけども、浮遊するメロディがモノクロームに滲んでいく静謐が一層深いところから鳴り出していてちょっと恍惚とするヴェルヴェット・アンダーグラウンドの初代ドラマーが1963〜1976年に遺した音源をカットアップ気味にコンパイル。2枚組2時間半を完走すれば視えない像が立ち上がる地下室の豊穣。電子音響即興ソニックジャンキーな好事家の皆さんはマストとりあえずはこういうアヴァンポップを表看板にしとけばいろいろ動きやすくなると思うんだけど、そこからすり抜けてく背中もまた大友さんなんだよねえ。これはプライスも内容も間口を広げてるけどもやはり一点の曇りもない声と音の集積なので、名前はよく聞くけどどんな人なんだろう?って人は迷わず1000円使ってみよう。
posted by orr_dg at 17:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月02日

最近買ったCDから

B003DI3L84And the Pioneer Saboteurs
Micah P Hinson
Full Time Hobby 2010-05-24

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B003GEDM8EInter-Be
Peter Wolf Crier
Jagjaguwar 2010-05-25

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B003CF0X9IAt Echo Lake
Woods
Woodsist 2010-05-04

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B0037M5X1ESly Stone in the Studio 1965-70
Sly Stone
Ace Records UK 2010-03-30

by G-Tools
B003JIOHAOBow Wow Wow
Bow Wow Wow
Cherry Red UK 2010-06-29

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もうこの人を”Prince of Melancholy”って呼んじゃってもいいかな。とりあえずまだ頭に”Young”くらいは飾っとくにしても。今回のテーマはストリングス&ノイズであちこちツボだらけちょっとだけ捻れたポップで飄々としてて気づかれないように批評性しのばせてって感じで、90年代後半にちょこっと活躍したBen & Jasonていうデュオを思い出した。Ben & Jasonをご存知ない場合、ジャケの印象まんまのオフビートで、要するに真面目な顔してボソッと気の利いた冗談を言う人達といえばどうでしょういきなりギターがヨタヨタ走り始める1曲目で、おお新機軸かと思ったらやっぱりいつものサイケフォーク&ドリーミーポップ。でも芯というか浮力に曖昧なところがない清々しい音はありそうでいてそんなに見つからないから、新譜が出れば無条件で買っちゃうわけで今となってはスタジオオリジナルを気楽に聴く気分も見つけづらいから、こんな風な発明の試作品みたいな音の方がサラリ聴けて伊達男SLYを堪能できるのが愉しい今聴いてもネタ満載でアイドル系の音ネタでこれをパクリまくらなかったのが不思議なくらい。そう言えばデビュー直後のレベッカを見た時(初来日REMの前座、爆風スランプも一緒だった)に、NOKKOの転がし方がそれっぽくてちょっと良かったりしたんだよねえ。だから「ウェラム・ボートクラブ」だけは買いました、ハイ。
posted by orr_dg at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月09日

最近聴いてるCD

B003IXAODEFalse Flag
Rangda
Drag City 2010-05-18

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B00347ZYVGCoconuts (Dig)
Coconuts
No Quarter 2010-03-09

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B0033ZF8P6Our Inventions
Lali Puna
Morr Music 2010-04-09

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B0037EDIHSLove to Live
Living Sisters
Vanguard Records 2010-03-30

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B002P6F8OAムーヴィング
ザ・レインコーツ
Pヴァイン・レコード 2010-06-02

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サー・リチャード・ビショップとベン・チャズニーのギターにクリス・コルサーノのドラムによるトリオのデビューアルバム。これは文句なしにカッコイイ。クリス・コルサーノの圧縮と反発がハンパなくギターとド突き合いするM5とかヘッドフォンで聴き倒すとちょっと跳べて愉しい。でもこの面子から想像するよりも全体のアンサンブルはスマートなので、フリーアヴァンサイケクラウトストーナーその他もろもろ好きは聴いとかないとこれもトリオのニューカマー。80年代のゴシックリヴァーヴでコーティングされたAメロだけでいつの間にか終わっちゃう感じの暗黒成分培養中のバースデイ・パーティとでもいうか。それが面白いのかと言われればまあ好みの問題だからということで。でも賞味期限は短い気がするのは否定しないけどMorrのフラッグシップとも言えるエレクトリックシンセポップユニットの6年ぶりの新譜。この界隈のバンドが付加価値探したりして進化というか転向しちゃってるもんだから、この王道はかえって新鮮だったりする。初期のThe Notwist(片割れがここのMarkus Acherだけども)とかBROADCASTとかそっち好きはマスト女3人集まって姦しいどころか実に淑やかでドリーミーなアメリカーナ。おそらくEleni Mandellなのであろうキュル〜ンとしたギターが夢見心地に響いて極上だし、フォトジェニックも申し分ないのでこれは是非ライブを見たいPLAYボタン押して聴こえてきたのが"Ooh Ooh La La La"のイントロじゃないから思わずSTOPして確かめたら、ジャケだけじゃなく曲順まで大幅改変してた。今回ようやく1st〜3rdまでリイシューされたけど、やっぱりこのアルバムは時と場所を選ばずいつ聴いてもすごく愉しい。そしていよいよ来週は待望の初来日ライブだけども"Animal Rhapsody"演ってくれるよねえ。万難を排して駆けつけるつもりなのでひとつよろしく頼みます!

ワタシはハンズのはす向かいにあった頃からのタワレコ派なのでこのニュースもどこか他人事で流してたんだけど、音楽ソフト販売ということで言えば終わりの始まりがついに始まったというか、あまりありがたくないパラダイムシフトはもう止まらないのかなあという気がしてきた。いつまでも永遠に続くと思ってたものがどんどんノスタルジーに吸い込まれてくような気がして、ワタシらはもう傍流なんだと思い知らされるようで時々う〜ってなるけどね。まあ確かに信じられないくらい年とっちゃったけどさ、幸せな方向に変わってるようには思えないのが悔しいというか切ないんだよなあ。
posted by orr_dg at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月13日

最近買ったCD

B00369ERBKLux
Disappears
Kranky 2010-04-13

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B00347ZYGQKairos
White Hinterland
Dead Oceans 2010-03-09

by G-Tools

B003AT9CIYThing (Mlps)
Trans Am
Thrill Jockey 2010-04-20

by G-Tools

B002FG9NLYMOON: Soundtrack
Clint Mansell
2009-07-21

by G-Tools

B0039L1J2KLost Album
Hurrah
Cherry Red UK 2010-04-20

by G-Tools

B0039OS3HGTommy
Dosh
Anticon 2010-04-13

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Wooden Shjips〜Moon Duoへの東からの回答とでもいうようなシカゴ発のサイケガレージギターアンビエント。1stだけども90 DAY MENのメンバーなんかも紛れてる手練れによる新機軸で、西の方に比べるともう少しロック・イディオムに乗っかってる分ダイレクトに盛り上がる。もうこういうギターしか聴きたくないなだいぶ前に取り上げたCasey Dienelがピアノ弾き語りから電子音フォームにシフトしての2nd。前作ではまだフック程度だった電子音が完全にメインになってて、ジャケのイメージを完全に音像化した浮遊感は秀逸ネガティヴに直結するエモーショナルな鳴りが麗しいこれはとても良いNEW WAVE。今の趨勢からするとアヴァンとかポストとかいう界隈から外れた場所の方がこの音は届くと思うなあ。Disappears共々iPodでヘビーローテ鑑賞メモで触れるの忘れてたけど、Clint Mansellの劇伴も素晴らしかったのです。冷え冷えと美しいピアノアンビエントはサムよりもガーティのテーマのような気も解散のタイミングなんかで当時うやむやになってたラストアルバムが初CD化。前作の失敗から原点回帰を試みるも、青臭い音にならず青臭くあろうとする音であがいてるわけで、まあこれでいろいろ見切りつけて解散したんだろうから仕方ないしドラムの音とか絶望的にかっこ悪いけども、いい具合に翳ったメロディなんかは決して悪くないからファンは必携でしょJonsiのソロがやたら評判良くてワタシも好きだけど、ああいう怒濤の多幸感に彩られたファンファーレ・ポップみたいなのはこの人がとっくにモノにしてるわけで、既にこちらはその先のソフトランディングに向かってる分やや穏やかになってるのは先駆者の宿命ってことで。そういえば TAICOCLUB の出演者がいつの間にかすごいことになってる。行きたかったなあ。
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2010年04月14日

ここのところで買ったCD

B003AGPMSQWonder Show of the World
Bonnie Prince Billy & Cairo Gang
Drag City 2010-03-23

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B002TQ3OC4Shotgun Wedding
Mayo Thompson & Sven-Ake Johansson Quintet
Enja 2010-02-01

by G-Tools
B00309Q2DWPeepers
Polar Bear
Leaf Spain 2010-03-09

by G-Tools
B0035G5IYOVolume 2
Wooden Shjips
Sick Thirst 2010-03-30

by G-Tools
B0036U0BUKInterpreting the Masters 1: Tribute to Hall & Oate
Bird & The Bee
Blue Note Records 2010-03-23

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この人の場合ソロは声楽の趣になってしまいがちで、コラボレーションだとそれが器楽のアンサンブルとして心地よく機能するのはトータス共演時なんかと同じ感触。正直最近のソロよりこっちの方が好きこちらはアヴァン・ジャズとのタッグだけども「HAZEL」なんかが好きな人だとかなりしっくりと愉しめるヴォーカル・アルバムになってるのでこれはお薦めリーダーがジャズ・ドラマーということでそっちにファイルされてるようだけど、実際の音はジャズ寄りのアヴァンロック・ジャムバンドというか、初期のギャラクティックみたいなアグレッシヴがときおり愉しくてかなりライヴ映えしそう。フジロックなんかに呼ぶといきなり人気者になるね、とか書いたけどもさっき聴いたらちょっと感じが違ってたので追記。跳ねる曲もあるけど全体としては中後期ラウンジ・リザーズ(Voice of Chunkとか)みたいなと言った方が適切かと。いずれにしろかっこいいんだけどシングル、未発表曲コンピのVol.2。いつものように茫洋と冴えた音だけど、かなりドラッギーなライブをやるバンドらしいので誰か早いとこ招聘してください今なら何やってもウェルカムなポジションでのホール&オーツはある意味反則。しかも隠れた名曲のサルヴェージじゃなくてヒット曲ばかりという一回りしたセンス全開が一瞬鼻につくも気がつけば鼻歌気分で思うつぼ。Vol.1てことで次はやっぱりビージーズとかかね。
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2010年03月21日

最近買ったCD

B0034PHWJASisterworld (Bonus CD) (Dlx)
Liars
Mute U.S. 2010-03-09

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B002RW69MMWaiting For You...
King Midas Sound
Hyperdub 2009-12-08

by G-Tools

B0034A7YM0This Is Still It
Method Actors
Acute 2010-03-09

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B002ZIABCMWhat Does Anything Mean Basically: Collector's Edition
Chameleons
Blue Apple 2010-01-26

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進化というよりは変異するバンドだから前作でのストーナー化は何の手がかりにもならないのはやはり当たり前であったという新作は、まあオレに関する限りは楽観しているよ、お前らはひどいことになるにしてもな、という3人の心持ちが反映されたような美しくもパワフルな平衡に彩られた傑作で、もはやポストとかアシッドとかクラウトとかはどうでもよくなってて、じゃあ何よ?と聞かれたらこれはもう何か目標というか指針というか、そういうもののような気がしてる。そんなぼんやりした話じゃわかんねえよというのなら、それはもうREMIX盤の付属するエディションを買えばいいだけのことで、アラン・ヴェガ、クリス&コージー(スロッビング・グリッスル)、デヴェンドラ・バンハート、メルヴィンズなんかがそれはもううっとりと翻訳してくれてるからこれは素晴らしくディープでヘヴィーでメロウなトリップ・ホップとして愛聴してる。お薦め80年代初頭のアセンスで活動していたNEW WAVEデュオのコンパイル盤。神経症的なギターに喉のあたりで歌い回すヴォーカルというそういう感じなスタイルながら、イギリスの泡沫バンドでは到底持ち得ないドライブ感のつんのめり方が全くあなどれなくて聴いてるとやたら盛り上がるし、アセンスのご当地バンドREMのピーター・バックがライナーノートで自分のプレイスタイルへの影響を認めているのがとてもよく分かる。マガジン、ワイヤーあたりが好きな方はおそらくジャストフィットかとamazonのレビューでも書かれているように、このバンドのファンならばボーナスディスクだけのためにでも買うべき。デモということでリヴァーヴも浅めにロウな音が鳴っていて、スタジオワークによる流麗とはまた違う青いヴィヴィッドのせいで聴いてると何だかニヤニヤしちゃってとても愉しい。
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2010年03月03日

今日予約したCD

B0035KGDXAVirgins & Philistines
Colourfield
Cherry Pop 2010-03-30

by G-Tools
B0035KGDXKDeception
Colourfield
Cherry Pop 2010-03-30

by G-Tools
B0038EG23OTender Prey (W/Dvd)
Mute U.S. 2010-03-30

by G-Tools
B0038EG29SGood Son (W/Dvd)
Mute U.S. 2010-03-30

by G-Tools
B0038EG2QGHenry's Dream (W/Dvd)
Mute U.S. 2010-03-30

by G-Tools


スペシャルズ以降でのテリー・ホールのキャリアハイはこのカラーフィールドの1stだと思ってるので当然のように買い直す。”The Colour Field”の12インチに針を落としてキレキレのアコースティックに横っ面張られた時の気分なんか今でも簡単に思い出せる。2ndはタイトルとジャケそのまんまの気分が詰まったアルバムで、これ以降テリー・ホールは何だかつまらない方向へ吹っ切れちまうことに/MUTEが気合いを入れまくったニック・ケイヴ&バッド・シーズのコレクターズ・エディションが3タイトル。オリジナルトラックのデジタル・リマスタリングに加えて5.1chサラウンドによるリミックス、ショート・フィルム、カップリングトラックまで突っ込んだ2discでこのプライスな上にamazonの2枚買ったら10%OFF!を適用すれば一体いくらなんだよということで、買わない人の正気を疑います。でもこれ5枚だから1枚足りないじゃんということであれば、あとはこれなんかどう?と思ったらこっちは2枚買ったら15%OFF!だった。年度末なんだねえ。

B002ZTIIVWOil City Confidential: the Story of Dr. Feelgood
Dr. Feelgood
EMI Catalogue 2010-02-01

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2010年02月24日

最近買ったCD

B0035FBBKAEscape
Moon Duo
WOODSIST 2010-02-16

by G-Tools
B002SIWNMAThe Big Black and the Blue
First Aid Kit
Wichita 2010-01-26

by G-Tools
B002XMGJIALive Album
Hurrah
Cherry Red UK 2010-01-25

by G-Tools

Wooden Shjipsの髭ギターとサナエヤマダなる女性による2ピースユニット。くぐもったリフにリヴァーブ深めなフィードバックノイズとヴォーカルっていうことで本隊のWooden Shjipsからそれほどかけ離れてるわけじゃないけど、あっちほどズブズブのエクスペリメンタルじゃない分だけ気楽に流せてこれなら朝から聴ける。にしてもこの髭のギターには奇妙な中毒性があるので一度試してみるといいと思うスウェーデンの十代姉妹デュオのデビューアルバム。透徹して潔癖なアコースティックはアシッドでもフリーでもない鎧のフォーキーって感じで、このヒリヒリした感じはジョニ・ミッチェルとかそっちに身を寄せて聴いた方がいいかもしんないとか言うとちょっと褒めすぎか。救急セットって名前も一見かわいいけどそれも傷を負ったから必要になるもんだし、そういう痛みまでも引き受ける懐の深さと伸びた背筋にはちょっと驚くジャケも音質もブートレグみたいだけど、れっきとしたオフィシャルライブのCD化。レコードデビュー時(1985)の陽性なペイル・ファウンテンズみたいな上っ滑りの青臭さをパッケージした好ライブで、正直言ってこの時点が既にピークだったんだなあというほろ苦さまでも含めてファン必聴のドキュメント。
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2010年02月05日

買ったCDとか買いたい本とか

B0002LU8OURattlesnakes
Lloyd Cole
Polydor 2009-12-08

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B002RBNNKEGrowing Up Absurd/What's in a Word
Brilliant Corners
Cherry Red UK 2009-11-16

by G-Tools

B0001Q5YF4Blue Skies & Free Rides: The Best of 1986-1989
The Weather Prophets
Cherry Red 2004-06-08

by G-Tools

落ち穂拾いとか言うにはいまだヴィヴィッドなコンピレーション3枚。
この人は当時から書生くささがあまり感じられなくて、英国の若者にしてはボヘミアンというかビートニクな香りもしていたのだけど、Disc2に収められたテレヴィジョンのカヴァーを聴いて納得したというか、やはり大西洋の彼方を見ていたわけね。Martin Stephensonの1stと並んで80年代英国SSWの傑作デビューアルバムなのは言うまでもないにしても、四半世紀も前のずぶずぶでぐだぐだな日々まで想い出してちょっとため息が出たりもする。ちっとも音楽のせいじゃあないけどもこれはCHERRY REDのいい仕事。もっとトロトロなバンドのイメージがあったけど、思いのほか苦みもあって意外と猫背な感じがいい。実際のジャケはGROWING UP ABSURDイメージなのでご安心を最近はわざわざ「メイフラワー」を引っ張り出して聴くこともあまりないから、こんな風にあちこちから寄せ集めてくれたのをだらりと流しているのはそれはそれで愉しい。Peter Astor絶頂期のバンドだからこれに聴き入るのは当たり前なので、できればこれ以降のソロ期のお仕事集もお願いしたい。そんなに陽はあたらなかったけど、自分から輝いてはみせた人だからね。

それにしても本が読めてない。会社立ち上げてから丸2年経つけど今までにない忙しさで、何だかずっと脳みそが暖まったままのような感じで文章を頭に練り込めないのと、そもそも本屋をぶらつく時間がない。新刊はなるべく本屋で買いたいからなあと思ってたらこの始末なので、今日は無理だけど週末には必ず本屋に寄って、少なくとも以下は購入しよう。

4767808987奇界遺産
古平 正義
エクスナレッジ 2010-01-20

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4103197218増大派に告ぐ
小田 雅久仁

新潮社 2009-11-20

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4860293002映画は遊んでくれる
芝山 幹郎
清流出版 2009-12

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2010年01月28日

最近買ったCD

B002P5XXZMChimeric
Radian
Thrill Jockey 2009-11-10

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B002TVOMIOBig Sexy Noise (Dig)
Lydia Lunch
Satorial 2010-01-12

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B002HIEIWEWhite Lunar
Nick Cave & Warren Ellis
Mute 2009-09-10

by G-Tools

「Jaxtaposition」以来4年ぶりの新譜。もう解散したのかと思ってたらリセットとかリビルドとか言ってもいいくらいの変貌でちょっと驚いた。押さえ込みと野放しの偏執的なバランスにうっとりとした過去作からするとまずはそのコントロールを解くとこから始めようという宣言のような音がたれ込めて、乱暴に言ってしまえばGOFの「SOLID GOLD」を原型をとどめずにREMIXしたような感じ。果たしてこのフォームが続いていくのかどうかは微妙なところだけどまずは祝再始動リディア・ランチの突発的なユニットは地下人脈で固めたかなりストレートでアッパーかつNO WAVEなガレージ。といっても昔の名前で出ています的なやっつけ感はなくきちんとアップデートされた音になってて、前線のタイム感を失わない嗅覚はさすがリディア姐さんといったところ。ライヴ映えしまくりだろうなジャケの極悪コンビが手がけたサウンドトラックのコンピレーション。静謐と言ってもいい押し殺したメランコリーはこのコンビの周辺で言うとDIRTY THREEあたりが好きな人にはお愉しみ。ところでGRINDERMANは2ndが既に完成してるようで今年中にはリリース予定らしく、ウォーレン・エリスによれば "It’s kind of like stoner rock meets Sly Stone via Amon Duul” ということで1stとは印象がガラッと変わりそうだけど、異物感が一層増してるのは間違いなさそうなのでめちゃくちゃ楽しみ。それよりもライブ見たくて仕方がなくて、ATPのDVDで見ることの出来るステージは、グラントン大尉率いる討伐隊(viaブラッド・メリディアン)にしか見えない禍々しさで、このステージを見られない人生に意味などないとすら思えるくらいだよ。

ALL TOMORROW'S PARTIES [DVD]ALL TOMORROW'S PARTIES [DVD]

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2010年01月09日

最近聴いているCD BOX

B002VVI53APlastic Box
Public Image Ltd.
Emd Int'l 2009-12-22

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B002PKAA5Sベアズヴィル・ボックス・セット
ビクターエンタテインメント 2009-12-16

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どちらもオリジナルはそれなりに高騰気味だったBOXセットのありがたい再発で、外だとiPodで上のヤツ、家の中だと下のヤツ、ということで年末から基本的にはこれしか聴いてない感じ。まずはPIL。Disc1収録のBBC Sessionで聴ける冷熱の再現にはかなりしびれる。グワグワビリビリ鳴るベースなど、総体的にかなり優秀なリマスタリングかと。それと、ワタシにとってのオルタナティヴはやっぱPILから始まってることを再確認。それにしてもこのクオリティとボリュームでこの価格ってちょっと唖然としちゃわない?ワタシはいきなりPUNKやNWに沈没したからこのあたりは後知恵でしか知りようのない世代で、名前は知ってるけど音源をきちんと聴くのは初めてなタイトルが多くて完全に新譜として愉しんでる感じ。善いポップソングはその切実さゆえに同時に優れた祈りでもあるなあと、ちょっと目を離すとささくれてしまう身の回りにことのほか効く滋養となってくれてありがたい。そしてレーベルが目指した共同体幻想の記憶というか記録というか、あの時、我々はちょっとだけ世界に勝ってたよねという美しい想い出がそこはかと伝わってくるのもいい。高いけどこれは一家に一箱ということで。
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2009年12月27日

2009年ワタシのベストテン/音楽


top10music2009

「Kevin Barker/You & Me」
「bibio/ambivalence avenue」
「NILS FRAHM/The Bells」
「The Horrors/Primary Colours」
「JEB LOY NICHOLS/STRANGE FAITH AND PRACTICE」
「THE THING/BAG IT!」
「Tom Waits/Glitter and Doom Live」
「Wooden Shjips/Dos」
「湯浅湾/港 」
「ZA/Macumba O Muerte」

アルファベット順。リイシューやコンピレーションを除いた2009年リリースという条件は例年通り。サイケとかスワンプとかフォークとかそっち関連のリイシューや旧盤のサルヴェージにうつつを抜かす度合いが年々昂じてるのは相変わらず。だから新譜で手を出すのもそういう匂いがアップデートされたような音楽に偏向してくのも当然と言えば当然だけど、これらはそういう手癖と関係のないところでもよく聴いた10枚。それにしても色気のかけらすらないね。
posted by orr_dg at 20:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月11日

最近買ったCD

B002QJX33OGlitter and Doom Live
Tom Waits
Epitaph 2009-11-24

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B002MT3BP8Hand Sown... Home Grown/Silk Purse
Linda Ronstadt
Raven Records 2009-10-13

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B00116W9VUThe Above Ground Sound Of Jake Holmes
Jake Holmes
Phoenix 2008-04-01

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B002IPDY6WLos Lobos Goes Disney
Los Lobos
Disney Sound 2009-10-26

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息子の刻むリズムを背に“お前のために空から月を撃ち落としてあげよう”と狂おしくがなる親父の今となっては優しく響くメランコリー。思いの外あたりのソフトなケイシーのドラムを中心に据えてきわめて真っ当に鳴らされたロックライヴアルバムは、フランク3部作を精算した90年代以降を俯瞰するにはうってつけの選曲と翻訳されたアレンジで、いまだに酔いどれ詩人とか祭り上げてる往生際の悪いリスナーはこれで成仏して欲しい。そしてディスク2を聴いて思うのは、プロモーションとしてのツアーに意味を見いだしていない以上、あえて非英語圏でライブを遂行する理由が本人にはないのだろうなということで、やはりこっちから行かないと相手にしてもらえないってことね30年前に手にしてそのいなたさに討ち死にした中学生の記憶も懐かしい1stとADは内澤旬子ですか?というジャケが素晴らしすぎる2ndの2in1。最近は気がつけばこういう落ち穂拾いをしてて、それが結構愉しいのが何ともはやこのジャンルは掘れば掘るほど滋養の泉が湧いてきて底無しな感じで、感情や思考が音に直結するのを余計なバイアスが邪魔しなかった時代の傑作アシッドフォーク。例のアレもペイジの気の利いた解釈にすぎないことが、こちらのオリジナルを聴けばそれはもう瞭然何で今これ?と首をかしげるも聴いてみればカヴァー番長あるいはアレンジ・ボスの面目躍如たるハイテンションなディズニー・スタンダード・カヴァー。これはある種の機能性音楽としてやたら汎用性が高い気がするから、細く長くバンドにロイヤルティを運んでくるんじゃないかな。この商売上手め。でもこれで小金稼いだらLatin Playboysを再始動してくれればいいと思うよ。

posted by orr_dg at 18:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月15日

黒っぽいジャケを3枚

B002PHI26UYou and Me
Kevin Barker
Gnomonsong 2010-01-19

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B002FG9FIARoom 7 1/2
Dot Allison
Absolute UK 2009-09-07

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B002HR1X6EIn and Out of Control
The Raveonettes
Vice 2009-10-06

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バンドのアンサンブルにしろ自身のピッキングにしろ、端正/丹精/丹誠のどれもがあてはまるグッド・ミュージックだけれども、それは当たり障りがないとか中庸とかそういうことでは一切無いどころか、合衆国の茫洋と茫漠にこぎ出す羅針盤の正確さを見せつける素晴らしく屹立したアメリカーナで、ここ数年この人がバックアップしてきた面々を眺めてみれば、ある界隈の地形図が見てとれる気もする上にポストロックの白い部屋で鳴っているような音でさえもあるからそちら方向から食いつくのもありだけど、それよりはむしろリチャード・トンプソンに繋げてもというか繋がってしまうような傑作。おそらく今年のベスト10に入れますピート・ドハーティやらポール・ウェラーやらバッド・シーズ周辺やらを従えた吐息姫の帰還。だからといってやさぐれ路線なのかと言えばそんなことがあるはずもなく、オーガニックながらタイトで張力の高いトラックが吐息の浮力となっての白日夢はいつも通りの幻想。ただ、ピート・ドハーティとの掛け合いを聴いてる限りじゃ実は皆そろってひざまずいてんじゃないの?の図が目に浮かんだりもして、彼女が腕利きに寵愛される事情の密かなスリルが着実に音に反映されてるのはおそらく確か音だけ聴けばこれまでで最もポップで彩度の高い出来に仕上がってるけども、終わりの始まりだったり男女の視線が交錯するフェミニズム(M4タイトルなんか”BOYS WHO RAPE Should All Be Destroyed”だよ)なんかを漂わせた歌詞をSharin嬢のロネッツな歌声で響かせる倒錯はやはり質が悪い気もして、敵は見えないけどとりあえずむかついてみせるNEW WAVEの牙城を守り抜く気概は相変わらずのようで、果たしてこれが売れるのかどうかは別にして相変わらず楽しいデンマーク人だなあとひと安心。
posted by orr_dg at 23:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月06日

最近買ったCD

B002KGVAXIAs They Are
Tee & Cara
Rev-Ola 2009-10-20

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B002KGVAYCChapters & Phases Complete Albums 1973-75
Blo
RPM 2009-10-20

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B002NV9A78Beauty
Hurrah!
Cherry Red 2009-10-19

by G-Tools

B002N1AEOGArrow
Clare & the Reasons
Frog Stand 2009-10-20

by G-Tools

B002MHA60SBQE [CD+DVD]
スフィアン・スティーヴンス
Pヴァイン・レコード 2009-10-21

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60年代後半のフォークデュオ作品。アシッドやサイケというには少々端正すぎるけども、背筋が伸びたまま沈んでくダウナーはちょっとクセになる。ビートルズ・カヴァーも何でまた?の“ア・ハード・デイズ・ナイト”で、ゆる〜い ”Yeah〜” が何だかいいナイジェリアのロックトリオが70年代半ばにリリースした1stと2ndをコンパイル。あの時代のロックマナーにアフリカンなグルーヴをあくまでクールに注入したかなり洗練されたハイブリッドで、JB’sにまでつながるファンキーがムチャクチャカッコいい瞬間もある。ステージ凄かったんだろうなあ。ラテン・ロックとか好きな人は確実にはまる音アリスタからの2ndがCHERRY REDからリイシュー。というか2ndまでメジャーリリースされてたとは露知らずなのでこれは今回初めて聴いた。で、オーヴァープロデュースというかミスリードというかとりあえず残念な感じで、まあレーベルはかっちりパッケージしたかったんだろうけど、1stで好ましかった若気の至り的上滑りがなくなって、背中合わせだったいなたさだけが残っちゃった感じ。中途半端なジャケそのまんまでバンドは悔いが残っただろうな歌も声も顔も大好きなクレア・マルダーの新譜。コンセプチュアルな前作に比べるとそれなりにヴァラエティに富んだ曲調になってるけど、どんなにざっくり歌っても夢想がこめられてしまうこの声はケイト・ブッシュ並の強度があって、だからというかあえてポップスの虚実が漂う場所に決め打ちしてもいいのかなあと思ったりもしたスファイン自身が手がけた映像作品「The BQE」(NYのブルックリンとクイーンズを結ぶ悪名高いハイウェイ”BQE”をテーマにしたもの)が素晴らしくて、3つのマルチイメージにそれぞれランドスケープが投影されるフォーマットで特にケレン味があるわけではないんだけど、彼のディスカヴァー・アメリカ的視線を局地的に映像化したイメージに自身の音楽がのせられていく時のチャーミングなスペクタクルはちょっとした驚き。家の25型(しかもブラウン管だよ)でも十分釘づけだったけど、これはできるだけ大きなスクリーンと優秀なサウンドシステムで体験してみたいなあ。スタジオ作品としてはちょっとイレギュラーだから本来のファンであってもスルーしちゃう人もいるかもしれないけど、歌モノじゃないんでしょ?なんて高をくくるにはもったいない体験ができるはずだから絶対にお薦め。
posted by orr_dg at 14:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

Glitter and Doom Live / Tom Waits

B002QJX33OGlitter and Doom Live
Tom Waits
Anti 2009-11-24

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[Disc1]
01. Lucinda / Ain't Goin Down (Birmingham - 07/03/08)
02. Singapore (Edinburgh - 07/28/08)
03. Get Behind The Mule (Tulsa - 06/25/08)
04. Fannin Street (Knoxville - 06/29/08)
05. Dirt In The Ground (Milan - 07/19/08)
06. Such A Scream (Milan - 07/18/08)
07. Live Circus (Jacksonville - 07/01/08)
08. Goin' Out West (Tulsa - 06/25/08)
09. Falling Down (Paris - 07/25/08)
10. The Part You Throw Away (Edinburgh - 07/28/08)
11. Trampled Rose (Dublin - 08/01/08)
12. Metropolitan Glide (Knoxville - 6/29/08)
13. I'll Shoot The Moon (Paris - 07/24/08)
14. Green Grass (Edinburgh - 07/27/08)
15. Make It Rain (Atlanta - 07/05/08)
16. Story (Columbus - 06/28/08)
17. Lucky Day (Atlanta - 07/05/08)
 
[Disc2]
1. Tom Tales

「ビッグ・タイム」以来久々のオフィシャル・ライブ・アルバムは2008年に行われた北米/ヨーロッパツアーから17トラックを収録。フランク3部作をライブ・ヴァージョンでまとめたのが「ビッグ・タイム」だったから、今回は主に「ボーン・マシーン」以降の曲で(「アリス」以外)バランスをとった感じ。それとこのツアー・バンドにはトムの次男ケイシーがドラム、末っ子のサリヴァンがクラリネットで参加していてウェイツ一座の様相を呈してるのも面白いから、映像のリリースもあれば嬉しいんだけどね。ディスク2にはトムによる面白ステージMCがセレクトされていて、こんな時には非ネイティブに越えられない壁がやたら恨めしいけどこればかりは仕方がないので、無粋は承知で対訳付きの国内盤を買うことにしよう。相変わらずこの人は北米とヨーロッパしかサーキットしないしジャパンマネーにもあまり興味もなさそうだから、こちらから出向かない限りステージは一生拝めそうもないんだよなあ。そろそろツアーやめるとか言い出しそうだし、次のツアーがあるんだとしたらその時は腹くくって飛行機に乗るしかないなもう。

posted by orr_dg at 17:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月16日

最近買ったCDから(続き)

B002JLQXQSThrough the Devil Softly
Hope Sandoval
Nettwerk 2009-09-29

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B002FEUNOCAll Dressed Up and Smelling of Strangers
Micah P. Hinson
Full Time Hobby 2009-09-21

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B002LAUKL6Siamese Soul: Thai Pop Spectacular 1960s-1980s, Vol. 2
Various Artists
Sublime Frequencies 2009-09-15

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「バヴァリアン・フルーツ・ブレッド」は未だによく聴いてるから8年ぶりという感じが全然してない。今回はバート・ヤンシュのようなサプライズ・ゲストはないけども、催眠的に震えるきりきりと細くて美しい糸のような歌声をため息でそっと吹いて浮遊させておくようなプロダクションはますます磨きがかかって、“マジースターはなくなったわけじゃないの、4thアルバムの制作だって続けてるわ”という彼女の言葉を聞いても驚喜する必要がないくらいこっちで虜になっちゃってる。お願いだから来日して2枚組の新譜は 新旧織り交ぜてのカヴァー・アルバム。彼の乾いたメランコリーはレッドベリー、プレスリー、シナトラなんかのクラシック・チューンにすごくよく染み込む。オリジナル・チューンのように暗く静かな場所に沈殿していく心地よさは薄まってるけど、その分取っつきやすくはなってるかな。だからといってこれを入門盤にするのも面白みがないからまずはオリジナルに浸かってからということで「1枚のディスクを作るのに現地で最低でも100時間はラジオを聴いてるし、可能な限り印税契約をするために作者も探してる。俺なんてもうタイには30回も行ってるんだよ」とは、植民地主義のかっぱらいじゃないの?という外野に対してこの正気の沙汰とは思えないラジオ・ミックスを文化遺産のバックアップをするという使命感で成し遂げ続けてるアラン・ビショップの心情吐露。まあそんな背景はすっ飛ばしたところでムチャクチャ愉しいディスクなので、最近は毎朝家を出るまでこれを流してふにゃふにゃとテンションを上げてます。
posted by orr_dg at 23:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月14日

最近買ったCDから

B002K8BLSALet's Change the World With Music
Prefab Sprout
Kitchenware Records 2009-09-01

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B002I8QY9IThe Sub Pop Years
Damon & Naomi
20/20/20 2009-09-08

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B002EBDN4Iエレカシ 自選作品集 EPIC 創世記
エレファントカシマシ
ソニー・ミュージックダイレクト 2009-09-16

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B0029358HQDisfarmer
Bill Frisell
Nonesuch 2009-07-21

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「スティーヴ・マックイーン/レガシー・エディション」のボーナスディスク収録のアコースティックなセルフ・カヴァーで聴けた声がスモーキーというか翳ってしまったというかとにかくそんな印象だったから、この新譜でのバウンシーなヴォーカルに驚いたんだけど、これは完全な新作というよりは「ヨルダン・ザ・カムバック」のリリース後に制作途中のままお蔵入りになっていた音源を仕上げただけのようなので、納得したというかがっかりしたというか。曲自体は「ヨルダン〜」「アンドロメダ〜」期のひっそりとアクロバティックなコード展開にきらめくメロディが乗っていくあのパターンなので聴けばそりゃもう愉しいんだけども、待ってるのはやっぱり「スウーン」の紙ジャケリマスターの方なんだよねサブ・ポップ期から15曲をコンパイル。栗原ミチオのギターが素晴らしすぎる90年代で最も優れた日本語のブルーズが当人の完璧なチョイスで28曲。珠玉。最近の通勤時間はこればっかりで、ちょ〜っと見てみろ、この俺を〜とか小声で歌っちゃってたりしたら同乗の皆さんすみません、怪しいもんじゃないです、というかちょっとくらい怪しくてもこの際いいですMike Disfarmerの写真にキックされて出来あがったビル・フリーゼルの新譜は、スティール・ギター、マンドリン、ヴァイオリン主体によるダウンテンポなカントリーテイストのアメリカーナ。ただ、これはMike Disfarmerの写真を眺めながら聴いてなんぼな気もするので、本人がどれくらい確信して撮っていたのかいざ知らず、今となっては超然と動かしがたいポートレート・オブ・アメリカン・ゴシックな写真集は1冊くらい所有していても全く罰は当たらない代物なので、順番としてはそちらが先でもいいくらい。

3865211895Original Disfarmer Photographs
Steven Kasher
Steidl 2005-10-30

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2009年09月09日

最近聴いてるCD

B002CL36C4Another Shade of Black
Don Crawford
Wounded Bird 2009-08-11

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B00292SQNAAmbivalence Avenue
Bibio
WARP RECORDS 2009-06-20

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B00005LZPOInfinite Search
Miroslav Vitous
Embryo 2001-07-31

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B000N39HKIPushin' Too Hard: The Best of the Seeds
The Seeds
Music Club Deluxe 2007-04-24

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黒人SSWの1971年作品。タイトなフォーキーで弛緩したところが全くないのが気に入って、気がつくとトレイに載せてる前作のあまりなボーズ・オブ・カナダっぷりにぶつくさ言ってた気がするけど、WARPに移籍しての新作はフォークもアンビエントも突っ込んだ上でそれを刻むのはあくまでビートでしかないというヘッドフォンとフロアを直結する傑作になっててちょっと驚いた。すごく愉しい嶋田久作も愛するベーシスト。ウェザーリポートから想起されるようなフュージョンの快楽みたいなもんは微塵もなくて、ジョン・マクラフリンと2人、暗い目のまま世界に切り込む名刺代わりの1枚。この時ヴィトウス弱冠22歳。かっこよすぎる今回挙げた4枚のうち新譜は1枚だけなのに気がついた。まあ、カタログだけ聴いてても別段問題はない気がするけど、併走して聴く音楽だと共犯意識で一緒に震えられる時もあるしであれこれ何やかやとキリがないです。
posted by orr_dg at 15:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

THE VELVET UNDERGROUND / SINGLES 1966-1969


Singles 1966 1969

Single One
All Tomorrow's Parties /I'll Be Your Mirror [Verve VK-10427]
Single Two
Sunday Morning /Femme Fatale [Verve VK-10466]
Single Three
White Light/White Heat /Here She Comes Now [Verve VK-10560]
Single Four
White Light/White Heat /I Heard Her Call My Name [Cancelled single]
Single Five
Temptation Inside Your Heart /Stephanie Says [Cancelled single]
Single Six
What Goes On /Jesus [MGM K-14057]
Single Seven
VU Radio Spot /VU Radio Spot [MGM VU-1]

5枚のシングルと2枚の発売されなかったシングルをモノラル(!)で復刻した7インチシングル7枚を収めたボックスセット。SUNDAZED気合い入ってます。ということでワタシもdisk unionで気合い入れて名前と電話番号書いて予約してきたよ。
posted by orr_dg at 23:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

最近買ったCD

B002FFXUYGデスティニー・ストリート Destiny Street
リチャード・ヘル & ザ・ヴォイドイズ Richard Hell & The Voidoids
Essential Records 2009-06-30

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B0020H5QO6Speak Low: Loewe and Weill in Exile
Masha Qrella
Morr Music/M.M. 2009-06-23

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B0024F146SMacumba O Muerte
Za
Acuarela Spain 2009-05-05

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B00279Q06KBag It!
Thing
Smalltown Superjazz 2009-06-16

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B00283PPNEL.A. Turnaround (remastered & bonus track)
Bert Jansch
Capitol 2009-06-23

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ファーストの喧噪を抜けた後の適度にユルい感じがいいし、ロバート・クワインに関してはヴォイドイズとルー・リード(『ライブ・イン・イタリー』!)での仕事が一番好きなので、CDがデッドストックで発見てどういうことだよとかは別にしてこうやって聴けるのは素直に嬉しい。持ってない人は買っておいた方がいいと思うなクルト・ヴェイルなんかのドイツ・スタンダードのカヴァー・アルバム。これが素晴らしく良い。完全なバンドサウンドで本来のエレクトロニカ風味ではない上に彼女のフェミニンがわりとあけすけなんだけども、手触りは細くしなやかな美しいロックそのもので彼女のアルバムで一番好きかもしれないアヴァンと名のつくものを片っ端からぶちこんでいながら、走り抜けるのは3ピースの爽快感なので聴き終えるとなぜか手ぶらな気がするのが善し悪しとしても、とりあえずライブを見て上気したいスパニッシュトリオアルビニ・プロデュースで聴きやすくなるというのもなかなかに希有。聴きやすくとは言っても日和るとかそういうことではなくて、奇妙な冷や汗がより心地良く感じられるだけの話。9月には+OTOMOでの叫音ライブありジャケ買いレーベル買いでこれが初めてのバート・ヤンシュ。15、6の頃、ツェッペリンから遡って聴いたペンタングルをあまりの地味さに投げ出して以来あまり近づかなかったんだけど、スワンプ人脈で固めたこのアルバムのくぐもった陽光のような夢見心地と、輝度と硬度のテンションが響くギターのリアルが素晴らしいコンビになってて拍子抜けするくらいすんなりと虜になる。まあ、これにはまりまくる中高生っていうのもいろいろと大変そうだから、今聴いて愉しいのがちょうどいいんだろうけども。
posted by orr_dg at 23:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月09日

梅雨明けを待ちつつ聴く2枚

B0024F138WApples and Oranges
The Blue Ox Babes
Cherry Red 2009-06-23

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B0029358GMWilco (The Album)
Wilco
Nonesuch 2009-06-30

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デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズをケヴィン・ローランドと共に立ち上げて、デビューアルバムリリース後にバンドを去ったもう一人のケヴィンであるところのケヴィン・アル・アーチャーがThe Blue Ox Babesというバンド名義でリリース予定だったアルバムが20年ほどお蔵入りになったあげく突然のリリース。どうして陽の目をみなかったのかは一聴して歴然、これはあまりにもデキシーズすぎる。1stでのノーザン・パンク・ソウルのフレイヴァーに2ndでのケルティック・アレンジを施したアルバムは、今になって聴いてみればケヴィン・ローランドのアクが抜けてる分だけ非常に聴きやすい自由なポップスになってるんだけど、予定通り(1988年)これをリリースしてたらオリジンの片割れであるにも関わらずエピゴーネン扱いされたりもしただろうし、不本意な評価で終始したのは間違いないだろうなあ。M7”Gregory Right”なんかはホーンとフィドルのアレンジ、メロディーのフック、少し鼻にかかった歌い方とデキシーズそのままだけれども、それだけにケヴィン・ローランドにあってアル・アーチャーになかった切迫した熱量みたいなものの落差も浮かび上がってしまって、この辺りを時効とするのに20年もかかってしまったのであれば、何とも因果な世界だなあと少し呆れてもみたりもするわけだ。とはいえデキシーズ好きは必須。そんなややこしいリスナーがまだいるのかわかんないけど前作「Sky Blue Sky」で復帰したトランスアメリカーナのステップをそのまま踏んでみせた新作。もともとそういう気配はしてたけどM6”You Never Know”なんかはもろに「ALL THINGS MUST PASS」の頃のジョージ・ハリソンで、ジム・オルーク蜜月時代の反動というよりは必要な旅を終えて地元に帰ってきただけという感じで、ポストロックのタグはもう外していいんだと思う。エリオット・スミスもジョージ・ハリソンへのシンパシーを明かしてた気がするけど、他のアルバムはともかくとして泣きそうで泣かない、涙がこぼれそうでこぼれない、胸がこわれそうでこわれない限界のメロウが詰まった「ALL THINGS MUST PASS」がある界隈でのモンスターアルバムなのは間違いのない話なので、wilcoからジョージ・ハリソンに遡りたいリスナーにはお薦めしときたい一枚。
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2009年06月29日

3枚で締めて3117円也

B000046RSOフィンガー・ペインティング
レッド・クレヨラ
Pヴァインレコード 1999-05-25

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B00008MLT5Chet Baker & Crew
Chet Baker
Pacific Jazz 2003-02-13

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B00008BXK2The Minx
The Cyrkle
Sundazed 2003-03-25

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最近は月曜日になると新宿のdisk unionが中古盤を全品200円OFFしてくれるので、時間がある時はちょこちょこと買い物して帰ることにしてる。で今日はこの3枚。まずは96年の傑作「HAZEL」で世界がクレヨラを発見した気になってる身勝手さに冷や水かけるようなアヴァンノイズポップを展開した99年作。これの再構築盤を去年ジム・オルークがリリースして気になってたんだけど、元ネタを聴いてからにしようとスルーしてたのでこれでようやく買えるし、このオリジナルをジム・オルークが気のすむように弄ったんなら面白くないわけないってくらい、あらかじめ美しく解体されて心地良くたゆたってる例の闇バイオ中でナット・ヘントフが珍しく高評価してるアルバムだったので買ってみた。確かにこういう神経症的なタイトで研ぎ澄まされた音はイメージと違うけども、これもまたジャンキーの気まぐれとしか言いようのない出目なのを闇バイオを読んで知ってるだけに一層味わい深いってもん。ちなみに録音メンバーもベースプレイヤー以外全員筋金入りのジャンキーソフトロック界隈では有名な彼らが下降期に録音していたB級ソフトコアポルノのサントラ仕事。セカンド「ネオン」も端正なフォーク・ポップスで好きだけど、いろいろとあきらめてくたびれた分だけメロウがじんわりと滲んでてこっちの方が好きだな。しかしまあバンドの最高傑作がこういう風に転んでしまうのもまた人生で、そういう屍が累々と横たわる世界だからこそ光り輝くものは神にすらなれるんだよね、マイケルのように。
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2009年06月24日

THE LUV'D ONES/Truth Gotta Stand

B00000IPU4Truth Gotta Stand
The Luv'd Ones
Sundazed 1999-04-20

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B00005O15FBilly Cox's Nitro Function
Billy Cox
Lizard 2001-08-06

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THE LUV'D ONESは1960年代後半にミシガン辺りでガレージ・ロックを奏でたガールズ・バンド。バンドとは言いつつもVo&GのChar Vinnedge(ジャケ左から2人目)が、作詞作曲してツアーヴァンを運転しつつ機材のメンテもし、衣装やフライヤーなんかのヴィジュアル回りもコントロールしながらブッキングもこなすという獅子奮迅ぶりで、おまけに不眠症まで患っていたというハイパーアクティヴの香りまで漂わせてなかなか凄まじい。アルバムの20曲中リリース音源は6曲だけで残りはデモやライブ音源だったりするわけだけどやはり商品としてコーティングされる前のデモ音源に彼女の本領があるわけで、シャングリラスあたりの王道を踏み外そうとする意志というか悪巧みが突如バーストするファズギターや不機嫌そうなヴォーカルに反映されてて中にはNuggetsに収められててもおかしくないような曲もあったりするんだけど、それなりにルックスが揃ったこともあってバンドが(というかChar嬢が)差し出したいものとマネージメントが欲しいものが折り合わなかったのかリリース曲とデモ音源の温度差にはそういうすったもんだが感じられて、ヴァンの運転席でハンドルにもたれて「なんかうまくいかないなあ」とそれでも笑って青空を見上げるChar嬢の横顔が目に浮かぶようで何だか切なくなったりもする。でまあそんなこんなでバンドがなくなって数年、経緯は不明ながらChar嬢 はいきなりBilly Cox (Band of Gypsys) のリーダーアルバム”Nitro Function”にVo&Gとして参加。ルーキーがいきなりメジャーの開幕戦にスタメン出場する様な抜擢も、アルバム自体はBilly Coxのエゴが希薄すぎるせいで(大半がChar嬢オリジナル曲だし)散漫で中途半端なプロダクションにも関わらず、トリオ編成でギターを任されたChar嬢がファズやらディストーションやらを引き連れてここぞとばかりオーヴァードライヴに弾きまくってるにしても、これがThe Luv’d Ones時代の彼女の頭の中で鳴ってた音かというとまあ違うよねというコレジャナイ感は当然ついて回るわけで、ただThe Luv’d Onesのデモトラックにあった”Potrait”という曲がここで再登場してスウィートでソリッドなサイケ・チューンとして完成してるのが救いだし、結局right time right placeとすれ違ったまま1998年に没した彼女のせめてものリベンジになってたのならいいなあとちょっとしんみりしたりもしたよ。

The Luvd Ones
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2009年06月19日

最近とかちょっと前に買ったCD、の続き

B001GU04X6Genesis
Wendy & Bonnie
Sundazed 2008-12-09

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B0024OW1R0Big Mouth USA: The Unissued Paramount Album
Jim Ford
Bear Family 2009-05-19

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B001VKSPS2Around the Well
Iron & Wine
Sub Pop 2009-05-19

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B0024O9LM8The Freak of Araby
Sir Richard Bishop
Drag City 2009-05-26

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好事家には既に有名な17歳&13歳デュオによる脳味噌のとろけそうなソフトロック。あるいは天上の音楽というかゴールデン・サウンドというかとにかくそういう超絶なポップ・ソング集。ジム・ケルトナーっていうとツタ〜ン、ツタ〜ンていう激渋なスネアのイメージしかないんだけど、こういうツッタタツタタ〜ンも風が吹くみたいで気持ち良いし、そういうバッキングも含めて一家に一枚レベルの傑作思ったよりもカントリー寄りでちょっとアテが外れたけど、ファンキーで楽しいしこれからのジメジメした日々にはこういう湿気のない音は重宝するから全然あり新譜だと思ったら未発表曲やBサイドを集めたコンピだった。前のアルバムが良すぎたから新しいのを早く聴かせて欲しいんだけどな。ニューオーダーのカヴァーが意外とはまってるソロアルバムに関してはSCGに比べるとわりと正体不明度は低かったけど、それにしても今までで一番聴きやすくなっててちょっと拍子抜け。だからと言って何かを犠牲にしてるわけでもなく、SCGのアルバムで一瞬垣間見せてハッとさせたフレーズを出し惜しみしないで集中してみせた感じ。やはりバンドを閉じると心持ちも変わるんだろうか。そりゃ変わるよねえ、ということでバンドサウンドでのギターインスト・アルバムとしてもトム・ヴァーライン並に秀逸で愛聴中。
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2009年06月14日

最近とかちょっと前に買ったCD

B001UGIRK8Napoleon and Josephine: Singles, Vol. 2
Sun City Girls
Abduction 2009-04-14

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B00109TC7CTreeless Plain
The Triffids
Domino 2008-04-22

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B0026BD2IIThe Eternal
Sonic Youth
Matador 2009-06-06

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B001V6A7PA
湯浅湾
boid 2009-04-17

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SINGLES VOLUME 2なんて謳ってるけどもそういう賑やかし、あるいは俯瞰する目論見なんか論外な内容なので、そうだSUN CITY GIRLS聴いてみようなんて思った奇特な方は、”You're Never Alone with a Cigarette(Singles Volume 1)”の方がサイケデリックなロック・アルバムとしてファイルしやすいので、こっちをがんばって探した方がいいかと。基本的には、入手しやすいアルバムはハズレが多くて入手困難なアルバムは素晴らしいといった非常に分かりやすい目安があるにしても、まあ今さら足突っ込む必要があるのかとも思うので、やっぱりがんばらなくてもいいかもしんない1stのリマスター。オーストラリア大陸というよりはオーストラリア島に生きる僕ら、みたいな鬱屈気味のアーシーが大好きだったバンド。THE GO-BETWEENSとか好きな人はこれと2ndの"BORN SANDY DEVOTIONALl"は絶対聴いておいた方がいいと思うインディー復帰作!とかいって煽ってるけども、とりたててアヴァンの度合いがきつくなってるわけでもなくて、インプロよりはリフで疾走するあたりゲフィン後期よりはよっぽどクリアなロック・アルバムになってるのは嫌がらせか?もしかして。結局2回くらいしか聴かなかった”Rather Ripped”よりはリピートしそうだけど、iPodに突っ込んであるのは”SISTER”と”EVOL”という鬱陶しいリスナーなのでまあその辺は何ともというか、でももう2回は聴いたよシンプルなギターバンドにして、言葉と音が徹底して均質に等質にひり出されていくのを聴いてそれを重しにずんずん沈んでいきながらも頭上から差す細い光がいつまでも消えないでいるような酩酊はめったにないことなのでニヤニヤドキドキしてしまう。ただこういうふうに発語感を含めた言葉の力を目の当たりにすると、非ネイティヴには触れられないコアがあることをあらためて思い知らされて特にキャプテン・ビーフハートとかトム・ウェイツとかニック・ケイヴなんか聴く度にちょっと途方に暮れる気がしちゃうんだよなあ。今さら何言ってんだって感じだけども。
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2009年05月29日

今日というかもう昨日になるけど買ったレコード


Karen dalton cover

Dave Allenの新しいバンドの7インチシングルを買いにdisk unionに行ったら、Karen Daltonの1stがアナログリリースされてたので即買いする。2ndに比べると決して聴きやすいとは思わないけど、才能に殺された凄み(彼女の末路を知ってるからだろうけども)みたいなブルースが漂うのはやはりこちらだし、ジャケットも断然こちらの方が素敵だからこのアナログは嬉しい。

karen Dalton

写真によってかなり雰囲気の変わる女性だけども、この写真なんかは前髪パッツンのせいか一瞬「はなればなれに」のアンナ・カリーナに見えたりもする。

Faux Hoax

で、これが肝心のFaux hoaxのシングル。リスタートしたGOFからさっさと逃げ出して何やってるのかと思ったら、若いモンを掴まえてNO WAVEなエクスペリメンタル/ポスト/アヴァンなトラック、要するに今なら黙ってても前へ前へと引っぱりだされるような音を溝に刻んでたわけで、こういうタイム感を新生GOFに持ち込んでくれれば良かったのにとは思うけど、某Gill氏がおのれの武器をループに埋没させるわけないしな。というか動き出し方がShriekbackの時と同じだなあと思ったし、シングルはかっこいいけどアルバムの世界観まで作れるの?っていうのも同じ気がして何だけど、とりあえずこのシングルはオッサンが一歩引いてやたらとボトムをごつくしないクール&ライトが良い気分。
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2009年05月15日

最近買ったCDから3タイトル

B001W63DPAPrimary Colours
The Horrors
XL 2009-05-05

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B001TKKANCAlhambra Love Songs
John Zorn
Tzadik 2009-05-19

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B001U7B50GDos
Wooden Shjips
Holy Mountain 2009-04-14

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2nd。ハイプの徒花と散るかと思ったら別のバンドみたいにシフトチェンジしてメチャクチャかっこよくなってて笑った。もうああいうのはいいのかキミら。アンビエントな導入からカメレオンズばりのサイケデリックになだれこんで、あとは基本的にエクスペリメンタル・ネオサイケってとこ。ジェフ・バーロウの辣腕が全てお膳立てしたのか元来持ってた資質を引っぱり出したのかわからんけど、このcool&shadeはくぐもったブリティッシュ好きにはたまらんものがあるのでお薦め。騙されたと思って聴いてみようで、これも騙されたと思って聴いてみようのジョン・ゾーン。でも演奏自体は彼ではなくてその作品をピアノトリオ(ROBERT BURGER/p、GREG COHEN/b、BEN PEROWSKY/ds)でアレンジしていて”this is perhaps the single most charming CD in Zorn's entire catalog”という惹句に嘘偽りのない音が鳴ってるので、ワタシは架空のサウンドラック盤としてgonzalesの「Solo Piano」のように愛聴してるこれは一転して煙たいサイケデリックでバレアリックなガレージ。喰った音を反芻して吐き出してにんまりするジャケのオッサン4人がおそらく確たる展望もなしにひりだした音に、なんでこういう風にちょっと先の未来まで感じさせる説得力が宿るのか不思議。
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2009年04月11日

最近買ったCD

B0012LWPBSPLAYBOYS
CHET BAKER&ART PEPPER SEXTET
JAZZ TRACK 2009-03-07

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B001LINEQCI GET CHET...
CHET BAKER
LP TIME 2008-12-03

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B0018CWW7SThe Only Ones
The Only Ones
Sony Bmg Europe 2009-02-24

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B001N5BDVGHooked on a Feeling/Having a Party
The Ovations
Kent 2009-02-10

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B001T46UHSThe Atlantic Ocean
Richard Swift
V2 2009-04-07

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この”PLAYBOYS”なんか聴くとここからレッツ・ゲット・ロストしていくルートがまるで見えないから、やはり本腰入れてその因業を辿ってみようかなとまた面倒なことを思いついたりしたロックの狭義でどんなに追いつめてもそこをすり抜ける身のこなしがやはり文句なしにかっこいいとかいいながら即買いを薦めるのはタフでセンチメンタルでスムースでハッピーなこれRyan AdamsやSean LennonからMark Ronsonまでクレジットに見え隠れするこの新作を1枚だけ聴いてもこの人のやりたいことはあんまり分からないと思うから、スフィアン・スティーヴンスに続くトランスアメリカーナを探してる人は過去作ともどもどうぞということで。
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2009年04月02日

今日の帰りに買ったCD

B001Q8FS48Early Output 1996-1998
Fridge
Temporary Residence 2009-03-24

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B001781JXQMediocre
Ximena Sarinana
Warner Music Latina 2008-07-15

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B001KKV3AAイッツ・ソー・ハード・トゥ・テル・フーズ・ゴーイング・トゥ・ラヴ・ユー・ザ・ベスト
カレン・ダルトン
2009-01-21

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B0018CWW78Baby's Got a Gun
The Only Ones
Sony Mid-Price 2009-02-24

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まあ、昼間のあいだにいろいろあったりすると厄払いしてから帰ろうと本屋とかレコ屋に寄るわけだけども、今日はどちらかというとCDの気分だったので新宿タワレコでポイント等も駆使して4枚買ってきた。Fridgeは初期(2ndくらいまでかな)のシングルや未発表トラックをまとめたアルバムで、特にアナログのシングルまでは追いかけたりしてなかったからこういうコンピレーションは嬉しいちょうど今聴いてるヒメナ ・サリニャーナ嬢のアルバムはジャケほどコンセプチュアルでもキメ打ちでもないけど、タフで意志のはっきりした声にやたら求心力があるし、音そのものがとても良いので聴いてて愉しい。アレンジも自分でやってるんだとしたら結構凄い女性かもしんないこちらはそろそろ品薄になってきた感じなのでそそくさと捕獲。しばらく寝かせておいてから聴こう今年になってオリジナルアルバムがボーナストラックとリマスタリングの新装で再発。3rdしかなかったので今日はとりあえずこれ1枚だけ。早く残り2枚も買わなくちゃというわけでこれからカレン・ダルトン以外全部聴いてから寝よう。そうすればいろいろと落ち着くでしょ。
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2009年03月20日

リイシュー3題

B001V7UX94One Foot in the Grave -15th Anniversary Edition
Beck
Interscope 2009-04-14

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B001UFU3SI醒めた炎
トム・ヴァーレイン
LOST HOUSE A.C 2009-04-22

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B001UFU3SS夢時間
トム・ヴァーレイン
LOST HOUSE A.C 2009-04-22

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ベックのアルバムでは一番よく聴いたざらりとブルージーなフォーク・アルバムがリリース15周年を記念して、16曲のボーナストラックをプラスしてのリイシュー。1994年には例の「メロウ・ゴールド」とこれともう1枚エレクトリック・ジャンク系の「Stereopathetic Soul Manure」がぞろぞろとリリースされて、一体何なんだこいつはという異物感をまき散らしながらベックというジャンルをぶんどっちゃったのが何ともスマートだったし、その年に見たリキッドルームでのがちゃがちゃした愛すべきノイジーがとても愉しかったのも思い出したりする。来週はゆらゆらがオープニングのZeppに行くよこの人のアルバムはきちんとCDで買い直してないので、ボーナストラック皆無なのは不満だけども紙ジャケでのリイシューということでおそらく買っちゃうな。どうせなら彼が醸すダンディズムの権化みたいな3rd「WORDS FROM THE FRONT」まで一緒に出してくれれば尻尾振って買うのに。
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2009年03月18日

Cover Art of Giallo Film Soundtrack


la poliziotta

Milano Rovente

la morte accarezza

歓びの毒牙

La Tarantola

婦警さんのはジャーロじゃなさそうだけどまあいいや。最近は何でもかんでもCD化されて音源自体は手に入れやすくなってるけど、こんなジャケだったらやっぱりアナログ盤で欲しいよねえ。とは言ってもどうせおいそれとは手を出せない値段だろうから、とりあえずは目の保養に貼っておこう。
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2009年03月12日

最近買ったCDから3枚

B001JCZY8QSamba Soul Beat in Black and White
Daniela Und Ann
Sonorama 2009-01-19

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B001KKV3AKイン・ゴッド・ウィ・トラスト
ドン・ニックス
ヴィヴィド・サウンド 2009-01-21

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B001NJY5LWVignetting the Compost
Bibio
Mush 2009-02-03

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ジャケの女子2人がドイツ産のイージーリスニングなソフトロックを手なずけてキュートに歌いまくるこれはジャケ買いの1枚。ただCORTEXの"LA RUE"みたいに脳ミソがとろけそうなヴァイヴを期待してるとちょっと肩すかしかもしんない。とか言いつつけっこうリピートしてますが20年前にこれを聴いたら今みたいには愉しめなかっただろうことを思えば、年をくうのも悪いことばかりじゃない。というかまた20代でのたうち回るのは勘弁だから、若さとかそういうのはもういいやというかあんまり羨ましくもないかなボーズ・オブ・カナダの片割れが入れこんでるらしくて、確かにそんな風に鳴ったところでアルバムは始まるし、ボーズ・オブ・カナダの新譜を待ちこがれてる人はこれで一息つけるかもよ。キラキラしたレイヤーの重ね方も手触りはあくまでアナログの揺らぎだしって、このユニットの主宰者たるスティーヴン・ウィルキンソンくんをないがしろにするようでごめんなさいだけどさ。
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2009年03月04日

最近買ったCDから4枚

B001FE1YPKThe End of Trying
Dakota Suite
Karaoke Kalk 2009-01-20

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B001PJRBHUMARCH OF THE ZAPOTEC
BEIRUT
Pompeii Records/Revolver 2009-02-17

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B001NWSLP0IN MY OWN TIME-紙ジャケット+HQCD EDITION
カレン・ダルトン
OCTAVE-LAB 2009-01-21

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B001N5BDUWThe Soul of Spanish Harlem
Various Artists
Beat Goes Public 2009-02-10

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dakota suiteの新作はピアノとチェロによるインストゥルメンタル・アルバム。あえて夜中に爆音のヘッドフォンで聴いてみると荒涼や哀しみとかそんな風な色彩が溢れんばかりに流れ込んで、この豊かな感情は全くネガティヴではないなあとちょっと感動2枚組EPの新作。disc1は2ndよりは1stに近い手触りのトラッド・エキゾチカ。2ndがちょっと翳りすぎだったけど、メキシカンと組んだこの抜け方はとてもいい。disc2は意外にも宅録エレポップで、エレクトロとトラッドはリズムの親和性が高いし彼の声はこういうトリートメントによく映えるのでけっこう面白い一方この人の声はどこにも落ち着かせようがなくて聴く度に途方に暮れたような気分になる。多分どんな惹句でも彼女の歌を言い当てることなんか出来ないから、3000円自由になるお金があればとにかくレジに持っていってとしか言いようがない。1stの紙ジャケも買わないといけないんだったローカル・ミュージックとしての熱さと濃さを一張羅でめかし込んだラテン・ソウルの格好良さが詰まった絶品のコンピレーション。この辺のジャンルにあまり縁のない人ほどはまるんじゃないかな。ワタシも言うほど詳しくないけども。
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2009年02月19日

最近買ったCD

B00004CSC0Strange Fruit
Gary Farr
Esoteric 2008-01-13

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B000006ZBB雑魚
マーク・ベノ
ポリドール 1995-09-01

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B001KQHQZ0Lapis Sky
Signals
インディーズ・メーカー 2008-12-17

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B001GNG43WJean on Jean
Jean on Jean
Kanine 2008-11-11

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彼方南部への憧憬が生んだ英国産スワンプという煙ったフォーキー。解釈と批評と一途が捻れた傑作を生み出すのはこの国も一緒同じ年、その彼方南部で実践を果たしていたのがこっち。「雑魚(MINNOW)」という身も蓋もないタイトルがぎりぎりの逆説でとどまる懐の深さに微熱がくぐもるスケッチバンドの構成からしてDIRTY THREE風味を想像してたら、隙なく端正に紡がれたリリックにちょっと驚く。ただ、日々のサウンドトラックにするには障りのある強さはやはり照井氏のアウトプットということで、勝井氏の流麗なヴァイオリンも含めて愛聴元アウトハッドのモリー嬢のソロ・デビュー。ジャケのような曇り空を愛でるつもりでいたら結構な宅録ガーリーっぷりが愉しくて、でも託してるのはビターな感情だったりする捻れ方が愛しくてナイス。

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2009年02月17日

FOLLOW ME Original Soundtrack Recording / Music by John Barry


フォロー・ミー

本編の方は昨夏にNHKBS2で放映されたので未DVD化のストレスはひとまず解消されたんだけど、そのままミア・ファーローのテーマといってもいいくらいひとりぼっちの想い出を切なく儚げに紡いだジョン・バリーのメイン・テーマがやはり麗しくて、今度はサントラ未音源化のストレスに少々苛まれてるところだったので、これはとても嬉しい初CD化。ミア・ファーローという女優の腺病質な不安定さには好き嫌いの分かれるところだろうけども、ワタシはそれをチャーミングに見せる表情とか身のこなしが好きなので来月リリースされる「ジョンとメリー」もとても楽しみ。このCDは今のところ日米ともamazonでの扱いがないようなのでワタシはこちらからオーダー済。

ジョンとメリー [DVD]ジョンとメリー [DVD]
ダスティン・ホフマン, ミア・ファロー, ピーター・イエーツ

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2009年02月04日

MONKEY STRIP ACT2/BLANKEY JET CITY

B001L1C3T8Monkey Strip Act2
BLANKEY JET CITY
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M) 2009-01-21

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1991年のメジャーデビューから2000年の解散までの10年間でブランキーのライブには50回以上行っているのだけれど、ベストライブを片手で数えてみた時には真っ先に指を折るステージが、今頃どうしてちょっと吃驚!のアルバムリリース。『MONKEY STRIP』というタイトルでリリースされたライブ・ビデオ(ワタシもシルエットが一瞬映ってる)のビデオ・シューティング・ライブが行われた1994年6月25日のクラブチッタ川崎で、撮影用ステージを取っぱらった後この日2度目となるライブが同日夜に行われて、どういった経緯で2回廻しのライブ(おそらくキャリアで唯一)に至ったのかは分からないのだけど、撮影用ということで普段はしない種類の緊張(そういうところが彼らは生真面目なんだ)を脱ぎ捨てた後の開放感と疲労感がないまぜになって、“疲れた体と昂揚した精神”というロックがポテンシャルを全開にする最高のコンディションを知らず準備していたことと、クラブチッタ川崎というロックを真っ当に楽しむことに長けた客が群れやすい磁場の影響など様々な要因がたった一度のバランスを可能にしたことで、ブランキー以外はついぞ持ち得ることのなかったロック・バンドの美しいロマンスが漂い出して火がつき暴発した幸福なステージになったのだと思う。ブランキーがいた10年間、全てに優先してライブに足を運び、曲を脳味噌に叩き込んで自分が出来る限りのことをしたつもりでいるからノスタルジーも悔いもほとんどないと思っていたのだけれど、このライブアルバムを聴いてしまったら、あの夜フロアで肩車されたパンクスがまき散らした紙吹雪がステージから漏れた照明の中をひらひらと舞っていた光景を突然思いだして、何だかグラグラしてしまって少し困ってる。本当にブランキーが大好きだったんだよ。
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2009年01月15日

最近聴いてる音楽

B0017R5UH8Rook
Shearwater
Matador 2008-06-03

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B00004UTOFGin Tonic
Françoise Hardy
EMI France 1994-01-09

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B001F6ZGPMmanmancer
shirane kenichi
3d system(DDD)(M) 2008-11-05

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B001ILDEL2Frankie Teardrop [10 inch Analog]
Lydia Lunch
Blast First Petite 2008-11-25

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前作「PALO SANTO」(新録の方)のふわふわフラフラも好きだったけど、このゴシックな洗練もかなりいい。元Okkervil Riverということでやはり繋がってくな突然思い立ってアナログの買い直し。当時のアルディとしてはコンテンポラリーな踏み出しだったから期間限定かなと思ったら、今聴いても古くさく感じないのはちょっと意外だけど、やっぱり彼女のメインからは外れるアルバムなんだよね片寄の毒が回ったのか元々の資質なのか謎だけど、歌詞やメロディのフックがところどころGREAT3なのが面白い。ドスコイなドラム叩く人じゃないから低音のあしらいもサラッとしてやたら腰にくる感じでもないし、こういう意識した聴きやすさは賢いなあと思う。朝とかよく流してる例のアラン・ヴェガ生誕祭シリーズからリディア姐さんのシングルは思ったよりも正攻法で、地下室の不穏漂うトラックが姐さんの喘ぎを後ろから煽ってかなりカッコイイ。スプリングスティーンを受けつけない体質の人はこっちを買えばいいと思うよ。
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2008年12月29日

2008年ワタシのベストテン/音楽


2008top10music

■ 「BRUNO PRONSATO/WHY CAN’T WE BE LIKE US」
これは冷醒したファンク・ミュージックなので、ワタシみたいにあまりミニマルとか聴かない人間でもフックが簡単に見つかるのが楽しい。
■ 「NICK CAVE & THE BAD SEEDS/DIG!!! LAZARUS DIG!!!」
昨年のGRINDERMANに引き続いてまたもや地雷炸裂。ニック・ケイヴは間違いなくキャリアのピークにあるから、尻込みしてないで早く日本に呼んでくれ。
■ 「Dosh/Wolves and Wishes」
ここに宿った幸福とも思える感情は音楽を聴く理由の一つだったりする。
■ 「Dan Penn/Junkyard junky」
こういう人生の手なずけ方が気になって仕方ない年齢になってきたということなんでしょ、おそらく。
■ 「Echo & The Bunnymen/OCEAN RAIN」
リイシューだけど、肝心なのはDISC2のロイヤル・アルバート・ホールでのライブテイクで、バンドというかイアン・マッカロックのキャリア・ハイ。まさにホワイト・ライト・ホワイト・ヒート。来日公演と一緒にいろいろなことまで想い出してちょっとぐらぐらした。
■ 「GONZALES/SOFT POWER」
これだけポップスの滋養にあふれながら、これってもしかしたら売れちゃうんじゃない?とは到底思えない神経への障り方が大好き。嫌みなくらい美しいし。
■「J.SPACEMAN & SUN CITY GIRLS/MISTER LONELY」
これも負けず美しい散り際のセンチメント。ただどんな花が咲いていたのか、そもそも咲いてたのかも分からないのだけど。
■「OKKERVIL RIVER/the stand ins」
どうしてこういう音楽が好きなのか考えると、必ずVIOLENT FEMMESに辿り着く。諧謔と自嘲と飄々はおそらくアメリカの正気なんだと思ってるから。
■「Bruce Springsteen/Dream Baby Dream」
これはシングルなんだけど突っ込まざるをえなかった。なにしろスプリングスティーンの歌がこれだけ切々と響くのは「NEBRASKA」以来な気がするから仕方ない。
■「VAMPIRE WEEKEND/VAMPIRE WEEKEND」
何かやたら切羽詰まった感じがするのがとても好ましくて、鳴ってる音とは裏腹に全然ハッピーミュージックじゃないのが信用できる。これ1枚で解散しても全然不思議じゃないというか、むしろそうして欲しい気もする。悪いけど。

順番はアルファベット順。どちらかと言うとリイシュー漁りやサルヴェージに精を出してたので、新譜で縛るとこんなもんかなあ。何にしろ地味だけど。


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2008年12月13日

枯れた日々に水を撒く音

B001EN4616Money
The Skeletons
Tomlab 2008-11-04

by G-Tools

B001G1FL5GI Wish Too, To Be Absorbed
Aidan Baker
Important 2008-10-28

by G-Tools

B001FY2LCKJust a Souvenir
Squarepusher
Warp 2008-10-28

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B000003BTCManic Pop Thrill
That Petrol Emotion
Diablo Records UK 1997-03-25

by G-Tools

何の所為なのか帰宅するといつの間にかおやすみなさいをしておはようと言った後はもう事務所にいるような感じで、ぐだぐだと辺りを見渡す時間がこれぽっちもなく、玄関脇にはamazonのロゴが荷姿もそのまま重なっててそれすら叶わない不在伝票のあれこれは本当にワタシ行きのブツなんだろうか。というわけで唯一インプット可能な音楽だけで外界と繋がってますこれは最近ではけっこうな当たり。ひしゃげて痙攣しながらのクロスオーヴァーっぷりはスノッブ臭を抜いたKnitting Factory系だけどNO WAVEの末裔としても楽しめて◎NadjaのAidan Bakerによるソロワーク集はDISC2のドローンが気怠くて、しばしばソファで沈没フリクションの新曲だって言われてM5を聴かされたら信じるかもしんないジェンキンソン氏の新作はヤケでも躁でもない軽やかなアッパーが楽しいこれはサルヴェージ作業の一環。3rdまで買い直しが済んだら次はThe Mighty Lemon Dropsあたりをサルヴェージ予定。とか思ったらSwervedriverがすごい勢いで再発されてるからそっちが先ということで。
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2008年12月03日

ALAN VEGA 70th Birthday Limited Edition EP SERIES

B001F4YH6IDream Baby Dream [10 inch Analog]
Bruce Springsteen
Blast First Petite 2008-10-28

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B001F4YH6SShadazz [10 inch Analog]
The Horrors
Blast First Petite 2008-10-28

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B001J32W9YDiamonds Furcoat Champagne/Ghostrider [10 inch Analog]
Primal Scream
Blast First Petite 2008-11-25

by G-Tools

B001ILDEL2Frankie Teardrop [10 inch Analog]
Lydia Lunch
Blast First Petite 2008-11-25

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アラン・ヴェガ生誕70歳を記念してのトリビュート・シングルがBLAST First Petiteより10インチアナログというコレクティブルとして実に的確なフォーマットでつるべ打ちのリリース開始。現時点でリリースされてるのは、ブルース・スプリングスティーンとホラーズの2枚。スプリングスティーンのカヴァーは新録ではなくて、2005年のソロツアーで演奏されたテイクを収録。「夢を見続けてくれベイビー、君の笑顔が見たいだけなのさ」というシンプルなリフレインが美しく染みわたる素晴らしいカヴァーで、ボスが何でスーサイド?って束の間思ったりしたものの、路地裏の過剰なロマンティストという点で相通じる出自を今も忘れずにいるのかと思うとちょっとグッと来た。ホラーズによる宅録風味のゴスも面白いけどこの手堅さはちょっと遠慮気味だったりしたのかな。このシリーズは今後もリディア・ランチ、プライマル・スクリーム、ジュリアン・コープ、ライアーズ、スピリチュアライズド、グラインダーマンといった涎の出そうなメンツによるリリースが続いていくし、モダン・アートをあしらったジャケも含めて(スプリングスティーン盤ジャケはエドワード・メープルソープ作品)、これは手元に置いとくしかないということでコンプリートすることを決定。さすがにスプリングスティーン盤は追加プレスがあったみたいけど、基本的に2000〜3000枚の限定生産なので気になる人は急いだ方がいいかも。

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2008年12月01日

最近買って聴いてるCD

B001I1SFT8Canopy Glow
Anathallo
Anticon 2008-11-18

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B001H1OYHQAlmost Live From Eli's Live Room
Why?
Anticon 2008-10-14

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B00005YU94In the Studio
The Special A.K.A.
EMI 2002-02-08

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思わず息をひそめる弛緩しないポップスはスフィアン・スティーブンス好きには軽々と届くと思うし、フリーキーすれすれにデオドラントな音はanticonのレーベル買いでも大丈夫。せっかく来日するのにライブ行けそうもないや。大人はめんどくさいなもうスタジオ・ライブということでレイヤーの圧着が少し緩んだ分だけ彼らなりに生々しくなってるのが楽しい。このWhy?を中心にさっきのAnathalloなんかも合わせたanticonのティン・パン・アレイ的新機軸はとても面白そう。ホントにハズレのないレーベルだよねえこれもCDで買い直して聴き直し。やはり名盤。スペシャルズが持ち合わせたレベル・ミュージックとしての煽動力はジェリー・ダマーズが滲ませてたことがすごくよく分かるから、テリー・ホール主導の軟派な再結成(彼のフニャモラは全然嫌いじゃないけども)にそっぽを向くのも当然の話。ちなみにCDDBに情報上げた誰だか、ジャンルがReggaeってありえないでしょ。Alternative & Punkに変えて再送信しちゃうよ。
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2008年11月13日

最近買ったCD

B001EOQUDMUn Dia
Juana Molina
Domino 2008-10-07

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B000040JFCMarch to Fuzz
Mudhoney
Sub Pop 2000-01-18

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B00004UB8WWhat's the Matter Boy?
Vic Godard & Subway Sect
Universal/Polygram 2001-04-10

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B001GJ7ZMKCardinology
Ryan Adams & the Cardinals
Lost Highway 2008-10-28

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ファナ・モリーナはこれまでよりほんの少しひんやりとグルーヴィーで、このジャンルのフィメール・アーティストではどんどん図抜けていく感じJOY HEIGHTSと共に年明けの日本をサーキットするマッドハニーともずいぶん縁遠くなってたので、SUB POP〜REPRISE時代の2枚組ベストでちょっとしたご機嫌伺い。コステロのカヴァーなんかも収録されたDISC2のレア・テイク集がとっちらかってて楽しい最近はCDで買い直してない音源のサルヴェージにいそしんでてこれもその1枚。スウィンギング・ジャズやらソウルをフェイク気味にあしらったパンク・ソングは今聴いても全然アリ。やっぱり早すぎたよねえ、この人はいくら傑作でも立て続けにリリースされるとありがたみが染み込まないから、これくらい間を空けてくれた方がいいな。というわけで今作も当たり前のような傑作で、あらためて“& THE CARDINALS”とクレジットの入った鈍色のバンドサウンドが鳴り響く鋼のロマンティシズム。ただね、ワタシの中では2005年の夏にいまだ決着はついてないから、早くけりをつけてくれよって感じ。ホント頼むよ。


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2008年10月29日

最近買ったCD

B001E45SZSCar Alarm
The Sea and Cake
Thrill Jockey 2008-10-21

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B00154QT14リトル・ハピネス
アルミナム・グループ
Pヴァイン・レコード 2008-05-02

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B000ARG2AUMoments from This Theater
Dan Penn & Spooner Oldham
Proper Box 2005-09-13

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B0017RRDMSPortal
Alexander Tucker
Atp Recordings 2008-07-01

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B001E1DJD4Elephants...Teeth Sinking Into Heart
Rachael Yamagata
Warner Bros. 2008-10-14

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上の2枚はiPodで通勤用及び朝起きてから家を出るまでの穏やかな景気づけ。下の3枚は帰宅後あるいは休みの日とかにソファで沈没しながら聴いてないようで聴いてる心持ちでのんべんだらりと。

posted by orr_dg at 16:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月15日

最近はこうしたものばかりを聴いてる

B00000013GNobody's Fool
Dan Penn
Repertoire 1997-04-08

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B0015FHI9Kワン・マン・ドッグ
ジェームス・テイラー
Warner Music Japan =music= 2008-05-28

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B00005I974レイ・イット・オール・アウト
バリー・マン
ドリームスヴィル・レコード 2000-08-25

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B00005I8VDターミナル・ラヴ
ピーター・アイヴァース
ワーナーミュージック・ジャパン 2001-05-23

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ダン・ペン以外はもともと持ってたCDだけども、"Nobody's Fool"がというかダン・ペンが思いのほか効いて、気がついたらこんな風に少し微笑みながらやさぐれて一人歌う作品ばかりをとっかえひっかえ聴いてばかりいる。前や隣を見ようが後ろを見ようが、聴くべき音楽なんていくらでもあるわけで、別に閉じこもったわけでも前線離脱でも何でもないし、後ろの音楽は自分でつなげていけるからそういう楽しみも大事にしときたい。と素直に思えるようになってきたところ。
posted by orr_dg at 01:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月01日

Ocean Rain−Collector's Edition/Echo & The Bunnymen

B001FBIFPUOcean Rain
Echo & The Bunnymen
Rhino 2008-10-27

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ディスコグラフィーから1枚選べと言われても決して選ばないアルバムだけど、これはもうボーナス・ディスクのためだけに買う。とか言ってたら、ある時期世界で一番好きなバンドだったかもしれないくせにCD1枚も持ってないことに気がついた。初来日の渋谷公会堂、スモークの中をバックライトが浮かび上がらせたシルエットで4人がステージに現れて、横一列(ピート、レス、イアン、ウィルだったかな)の布陣で“オーヴァー・ザ・ウォール”が始まった時の光景は今だって思い出せる。疾走するテレヴィジョンのような青白い熱がゆらめくステージは彼らが屈指のライブバンドだったことの証でもあって、その割にはオフィシャルなライブ音源としてはこれまでミニLP“Shine So Hard”くらいしかなかったのが不思議なくらいだから、このボーナス・ディスクに収録されたロイヤル・アルバート・ホールのライブは「ポーキュパイン」リリース後のバンド絶頂期の記録ということで、これは久しぶりに胸ふるえるサルベージ企画。ただ、トラックリストを見て気がついたのは「ネヴァー・ストップEP」に収録されていた“Do It Clean”が見当たらないこと。出来が悪いどころか当時はこの1曲しか聴けないのが恨めしいくらいの出来だった記憶があるから、何か理由があって未収録なんだとしたら何だかもったいない気がするな。

Live at Royal Albert Hall on 18 July 1983
01. Going Up
02. Villiers Terrace
03. All That Jazz
04. Heads Will Roll
05. Porcupine
06. All My Colours (Zimbo)
07. Silver
08. Simple Stuff
09. The Cutter
10. The Killing Moon
11. Rescue
12. Never Stop
13. The Back Of Love
14. No Dark Things
15. Heaven Up Here
16. Over The Wall
17. Crocodiles

posted by orr_dg at 16:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月13日

最近買ったCD

B001CTUHZQThe Stand Ins
Okkervil River
Jagjaguwar 2008-09-09

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これは凄くいい。ちょっとケヴィン・ローランドっぽいヴォーカルもいいし、やさぐれ気味のギターに寄りそうピアノやストリングスの細かな緊張感がカントリーの早歩きと立ち止まりに乗っかっていくのとか、闇から出てきて光に目をすがめてるような歌詞もいい。これは過去作を片っ端から買うことにしよう。

B0019H57GAWorried Well
31 Knots
Polyvinyl 2008-08-19

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エモの巧妙なデザインって意味じゃこういうのもマスロックになるのかな。ピアノ多用のM4とか構成はMUSEなんだけども音が乾いてるせいで感情がどんどん通り過ぎてへばりつかないのが気持ちいい。KID A以降のradioheadをポストロックとして消化してるのは当然で、USオルタナの最新型サウンドスケープとしてかなり面白い。でもこういうのってライブはどうすんだろうな。

B0009F9OPSSounds Like a Sandwich
Cato Salsa Experience
Smjz 2005-06-27

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B000WULVECI See You Baby EP
Two Bands and a Legend
Smalltown Supersound 2007-11-13

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この2枚はamazonでも店頭でも手に入れ損ねたのでeBayで落札。最初のはTwo Bands And A Legend前夜の共演ライブ盤でまだCSEは遠慮気味だけども、ぶっ放すテナーとアルトの回りを飛び交うテルミンがガレージで出会ったM5は圧巻。次のはTwo Bands And A Legendの新録かと思ったらアルバムのアウトテイクで、タイトルトラックは13分に及ぶGroove Armadaのカヴァー。そんなのカッコイイに決まってるわけで、凄まじく極悪なリフ地獄が至福。早くセカンド出してくれ。そして来日してくれ。

B0001N9ZKWI Want to See the Bright Lights Tonight
Richard & Linda Thompson
Ume Imports 2004-09-28

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“The Calvary Cross”のオリジナルを聴きたくて買ったら、ボーナストラックのライブ・ヴァージョンがもう素晴らしすぎる。感情を縛りつけるようなギターと、その呪縛をふりほどくドラムスがどうしようもなく美しくてこれ1曲だけでもお金を払う価値があったよ、ホント。
posted by orr_dg at 00:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月09日

最近買ったCD

B00166QJRULive in Santa Monica '72
David Bowie
EMI 2008-07-22

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ボウイ自身が「このステージで僕は完全にジギーとなった。もはや演じてるとかではなく、僕は彼になった」と語ったステージを収録した例のブートレグ・ライブがオフィシャル盤としてEMIよりリリース。モーション・ピクチャー盤は映像のイメージもあってどうも重たいので、どちらか選べと言われたらバンドサウンドが跳ねまくるこちらを推すよ。

B0015XQGNQExitingARM
Subtle
Lex 2008-06-03

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前作「for hero for fool」のサイケからプログレまで突っ込んだ力作っぷりからすると、得体の知れなさが軽やかに再臨したsubtle3部作の掉尾を飾る(と言われる)新作。subtleに関しては歌モノとして楽しんでる部分が結構あるから、最新のdose oneを堪能できるという意味でもこれはとても良い。そう言えばこないだ来日してたんだよねえ、リキッド行きたかったな。

B0017V7H9SThe Devil, You + Me
The Notwist
Spunk 2008-06-17

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6年ぶりの新作。このバンドの途方に暮れながら疾走する感じが好きだったんだけど、さすがに6年間も途方に暮れてるわけにはいかなかったのか、あたりを見回す落ち着きが出てきてるのが良くも悪くもってとこ。13&GODを経由してもう少しとっ散らかるかと思ったんだけどね。こういうMorr系の音は少し飽きてきた気がしないでもないので、Styrofoamの新作も多分買わないかな。

B0018Q7HPGREMIX 2005-2008
ゆらゆら帝国
SMA(SME)(M) 2008-07-02

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リミックス盤は全部持ってるんだけど、iPodに突っ込むために購入。ただ、こうやってまとめて聴いてみると坂本さんの攻撃的ノンシャランとも言える思想が浮かんできて、こんな風にカギ括弧付きの「表現」とか「意味」とかいうものをあんまり信用してないというか興味がない、むしろ鬱陶しがってるとこちらに思わせてくれてる間はずっと面白いままいてくれることでしょう、多分。お買い得。
posted by orr_dg at 12:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月29日

最近買ったCDから3枚

B00163LUAOMister Lonely
J. Spaceman Sun City Girls
Drag City 2008-04-22

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あらかじめ身構えてたせいか劇場ではさほど途方にくれなかったにしても、これを聴いて思い出されるのがそこかしこのグロテスクな手触りばかりなのはやはりハーモニー・コリンはハーモニー・コリンだったんだなあということ。で、こんな風にはきだめのドリーミーをJason Pierceが、切れ切れのセンチメンタルをSUN CITY GIRLSが鳴らしてみせたのは、毒をもって毒を制すように仕掛けたハーモニー・コリンの異常に冴えた耳のおかげ。ジャケもとてもよい。そしてこれがSUN CITY GIRLSの遺作だったりもして合掌。

B000BAVXCIEvery Conversation: The Story of June Brides and Phil Wilson
June Brides
Cherry Red 2005-12-06

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唯一のオリジナル・アルバム“There Are Eight Million Stories”がCD化されてないみたいのでこれを購入。ペイル・ファウンテンズが日本まで届いたのは“都会っ子の屈託と憂鬱”っていうインデクスが洗練されて分かりやすかったからかなあと、これ聴いて思った。この人達の脇目もふらない目配りのなさはセンス/解釈の腕比べにも興味がなかったってことでその辺のイナタさがバンドのカラーだったにしても、すごく良い曲を演ってることを自覚してないような天然のバウンシーがとっても楽しくて良い。来月にはカメレオンズの1stが25周年記念盤でリリースされるし、少し80年代に閉じこもってみたい気分。もう後ろ向きでも懐古趣味でもいいです。

B001732TFSLive in Japan
13&ゴッド
アート・ユニオン 2008-05-14

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とは言っても、今日挙げた3枚からどれか1枚薦めるとなったら間違いなくこれ。エレクトロポップとヒップホップを寄り添わせた高性能のアヴァンポップがスタジオワークの産物ではなく、限りなくエモーショナルな出会いで成立していることを熱く証明してみせる素晴らしいライブ盤。これを通過した後なんだから、近々リリースされるThe Notwistの新譜に期待するなって方が無理でとっくに買う気満々。
posted by orr_dg at 23:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月09日

最近買ったCD(のごく一部)の続き

B0017IKQQCWolves and Wishes
Dosh
Anticon 2008-05-13

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朝露に世界が映ってるようなドリーミーと笑顔でブレイクスルーするプログレッシヴ。ワタシにとっての多幸感を音にしたら今日のところはジャストでこの音。martin doshはおそらく朝起きるたびにどんどん天才になってるね。最新作が最高傑作っていうanticonの法則はまたしても有効だし、もうね、みんなこれを聴けばいいと思うよ。

B0013MYB6SIn the Interim
Jet Black Crayon
Function 8 2008-04-08

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トミー・ゲレロ絡みだとこのユニットが一番好き。『Low Frequency Speaker Test』みたいな漆黒のヒップホップではないけども、1日の終わりにソファに深く沈み込んで閉じこもるアブストラクトが切なくて良い感じ。

B0014DC028The Secret Life
The New Bloods
Touch And Go 2008-04-08

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確かにレインコーツなんだけども、これってヴァイオリンをディストーション・ギターに代えても成り立っちゃうような気がしてその辺どうなんだろ、とレインコーツは全てアナログで買った世代はちょっと意地が悪いです。多分、本人達にしたらスリッツもレインコーツも何それ?って感じで、ライアーズがギャング・オブ・フォー一門でくくられちゃったのと同じでありがた迷惑かもしれないけど、こちらの彼女らはカウンター/ポストとかと関係ないところで走り出した屈託のなさで音が跳ねまくってて、部屋で聴くよりiPodに突っ込んで外で聴くと楽しいのもそういうことなわけで、レインコーツとか知らない世代が素直に面白がればいいんだよねと念のためフォロー。
posted by orr_dg at 22:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

最近買ったCD(のごく一部)

B0013E140CNoface Butt 2 Eyes
EL-MALO
Traffic 2008-03-19

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クールをきどってるわけでもないのに汗の臭いがまったくしないデオドラントっぷりは相変わらずで、これはもう体質なんだろうしそこが大好きなわけで。でそんなつもりは毛頭ないにしても香ってきちゃうこのポスト・モダンは、例えればダグラス・クープランドの漂白感とかそういう感じで、当事者にはなり得なくて俯瞰して一歩引いちゃうけどシニカルじゃないよ、実はこれでも結構混乱してるんだよってのはある種のダンディズムか。当然音の方は隙なしのウェルメイド。じゃなきゃカッコつけられないから。

B0015HQGIMOh, Run into Me, But Don't Hurt Me!
Various Artists
Sub Rosa 2008-04-15

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今一番聴いてるのはこれ。1920〜30年あたりに78回転のドーナツ盤(いわゆるSP盤)に録音された無名の女性ブルース・シンガー達のコンピレーション。ちょっと前ならソウル畑でPENNY GOODWINみたいな発掘もあったけども、こちらはドーナツ盤1枚に吹き込んだ歌だけが存在の証になってるようなシンガー達に人生で一瞬だけ陽が差した昂揚がヒスノイズの中から立ちのぼってくるようで、このあてのない遠く彼方の歌声が今に繋がる切ないドキュメントがとっても良いです。

B0016HNOXQThird
Portishead
ISLAND 2008-04-28

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ベス・ギボンズのシルエットがあんなことになってしまってても、歳月は残酷だねえなんてぼやきはこのパッケージとはまるで無縁なのでひとまず安心。ただまあ、2ndのオープニングトラック聴いた時みたいな寒気はないというか、以前に比べればベス嬢のヴォーカルは呪詛度低めで慢性胃炎が治っちゃった感じなんだけど、その分ジェフ・バーロウのトラックは殺伐度が増してて、このどうにも喰えないコンビネーションはやはりさすがの発明品でフォロワー全滅なのも当たり前か。となると後はトリッキーの復活待ちなんだけど、狙ったように来るねニューアルバムが。で、何かメチャクチャかっこいいんだけど完全復活とみていいのかこれ。
posted by orr_dg at 00:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月16日

今度はホントのファンクの祝祭

B00164PPEKStation M.X.J.Y(紙ジャケット仕様)
マキシマム・ジョイ
インディペンデントレーベル 2008-05-17

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前回はビクターがどんな下手うったのか分かんないけど、今度はやっとやっとでホントに出そうな感じ。既に頭の中じゃ"Do It Today"のカッティングがキラキラ鳴り響いちゃってるからマジでお願いします。特典のミニチュア帯欲しいからunionで買おう。
posted by orr_dg at 22:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月14日

最近聴いてるCD

B0012EF8AAWe Can't We Be Like Us
Bruno Pronsato
Hello Repeat 2008-02-25

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ここのところミニマルとかクリックとかご無沙汰だったけど、 ”At Home I'm A Tourist”なんていうタイトルを目にしたもんで聴いてみたら大当たり。元メタルバンドのドラマーだったりとか先の曲名の出所なんかひっくるめてみると、決してカラフルじゃないのにあちこちで跳ねる音の正体も何となく分かってくる感じ。ひきつった残響に滲む快感とかはこの手に門外漢なロック・ミュージックのリスナーにも無邪気に面白がれるからお薦め。

B0014DBZT2Dig!!! Lazarus Dig!!!
Nick Cave and the Bad Seeds
Mute UK Indie 2008-04-08

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GRINDERMANに続いて絶好調のニック・ケイヴ。死に損ないのタイム感が異常なテンションなのに艶っぽささえ感じるのはやはりバッド・シーズだからというかミック・ハーヴェイだからというか、野郎共の鬨の声みたいなコーラスもこのバンドならではの格好良さ。今、一番ステージ見たいんだけど、豊洲のあれ以来どこも呼ばないのが残念でしょうがないよ。

B0014DC05KRichard Swift As Onasis
Richard Swift
Secretly Canadian 2008-04-08

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ジャンキーメロウな傑作” Dressed Up for the Letdown”に続いての新作と思いきや、ダルでレイジーでひしゃげたインストを中心にそれぞれ約20分収録のディスクをごっついケースに2枚組EPとして収めた嫌がらせのように面倒くさいフォーマットに苦笑い。相変わらず底を見せないって言うか、音源ごとに違う手札を切ってくるのも含めて喰えないというかめんどくさい男だけど、ルーツ・ミュージックへの偏愛をわざわざ脇道を遠回りして奏でるようなこういう音楽は大好きだから仕方ないね。
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2008年03月19日

ヘヴィー・ローテーション

B000UCH60KThe Movie
Clare & The Reasons
Frog Stand 2007-09-04

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これはすごくイイ。密室で醸成したバウンシーが鍵穴からキラキラとこぼれる。本人なのかどうか分からないけどストリングスのアレンジが素晴らしくて、パディ・マクアルーンのソロとか持ち出したら少し褒め過ぎかなってくらい。スフィアン・スティーブンスとかヴァン・ダイク・パークスなんかのクレジットも客演とか言うよりは完全にイーブンでの共演で、このルーツ・ポップの地肩の強さはちょっとした驚き。地声なのかコーティングなのか前作未聴なので分からないけど、ドリーミーなのに薄刃のエッジが効いた声も完璧な余韻で響いて最近ぶっちぎりの愛聴盤。

B0010V4TZUVampire Weekend
Vampire Weekend
XL 2008-02-05

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これは脳天気どころか目指してるのは彼岸ですか?とも思える切迫感にグッとくる。アフロディジアックだろうがファンカポリタンだろうがあくまで素っ気ないスネアの音が現実逃避をギリギリで許してくれなくて、だからこそ夢の中って言うよりは寝起きの酩酊がいつまでも続いているのがたまらなく幸せ。ビートが育ってしまうとこのバンドはおそらく終わりだから、これはもう決死の一発屋さんとしてリスペクトしときます。ライブも当たりはずれありそうだし。
posted by orr_dg at 23:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月03日

Jesca Hoop/Kismet

B000T4SXCYKismet
Jesca Hoop
Red Ink 2007-09-18

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“ジェスカの音楽は裏表の4つあるコインなんだ。古くからの魂と黒い真珠、良き魔女、そして赤い月。つまりは真夜中に湖に泳ぎに行く時の気持ちみたいなもんだよ”トム・ウェイツがこんなコメントを寄せるのもうなずけるジェスカ・フープのデビュー・アルバム。ひしゃげてよじれた音への偏愛は時折のぞかせるにしてもジャンクヤード・プリンセスとかそういうのでは全くなくて、湿度の低い声がしなやかにスイングするおかげでキャラクターよりもまずは歌が親密な身のこなしで届くし、寓話と幻想を散りばめつつもあくまでリアルな息づかいの歌詞には、私が育てたセンチメントを聴いてちょうだい的な押しつけがましさがないのもすごく良い。もともとはトム・ウェイツの家で子供達の乳母をしてて彼が直々にデモをプッシュしたみたいだし、アルバムではスチュアート・コープランドが叩いてる曲があったりクレジットにはデヴィッド・バーンやルパート・ハインへの謝辞なんかもあって何だか既にボスキャラ達の暗躍ががすごいんだけど、これがハイプでないことくらいはアルバムを聴けばすぐに分かるし、何より道筋さえついちゃえば一人でズンズン歩いて行っちゃいそうな背筋のタフさも魅力だから追っかけ甲斐もあるってもんだよ。あ、当然のごとくというか至極当たり前のように美しい女性です。一応。

Jesca Hoop
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2008年02月20日

Guts for Love/Garland Jeffreys

B000VQQLNIGuts for Love
Garland Jeffreys
Cherry Red 2007-12-11

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ご多分にもれずワタシも”ESCAPE ARTIST”でこの人を発見したクチなので、その後ライブアルバムをはさんでリリースされたこのアルバムを聴いた時は、AORチックなジャケといい何だか腑抜けちゃったなあと思ってちょっとガッカリしたのを覚えてる。ただまあ、パーソナルな歌をコンテンポラリーな空気で聴かせるのがこの人の持ち味だってことは”ESCAPE ARTIST”以前のアルバムを聴けばすぐに分かることで、そもそもが”ESCAPE ARTIST”だって針がストリート方面に振れるように的確にアレンジされた職人風なエッジが面白かったわけで、クレジットを見てみればルーモアのリズム隊にE・ストリート・バンドのキーボーディスト、ホーンはブレッカー・ブラザーズでバック・コーラスはルー・リードにデヴィッド・ヨハンセン、ジャケットの写真にいたってはアントン・コービンだったりするし、一見出たとこ勝負とはほど遠い周到なプランの下に為された技のようにも見えるけど、この人のアルバムはいつもこんな感じでギャラの高そうなミュージシャンが馳せ参じちゃうのがミュージシャンズ・ミュージシャンたる所以でもあって、計算ていうよりは気がついたら御輿に乗ってる感じなんだろうな。このアルバムにしてもデニス・デイヴィスとトニー・レヴィン、タイロン・ダウニーにデヴィッド・サンボーンと制作費どっから出てんだろってくらいの面子で、前作でのやさぐれ路線からポップ&メロウへの微調整なんか軽々とこなしててそれはもう呆気にとられるくらいなんだけど、ようやくのCD化で本当に久しぶりに聴いてみたら実はそんなに悪くないどころか、やっぱりこの人のヴォーカルはミドルテンポの方が沁みるなあということで思いのほかしっくりくるポップ・アルバムで何だか得した気分。だけど、あれをボーナス・トラックにしたってことは”Rock ’N’ Roll Adult”はCDリリースする予定がないってことで、それはもう何だかとても残念だから何とか考え直してくんない?チェリー・レッド。

Escape ArtistEscape Artist
Garland Jeffreys

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posted by orr_dg at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

BURN TO SHINE 5:SEATTLE, WA 01.27.07

B0011HOF48Burn to Shine 5: Seattle Wa 01.27.07
2008-02-19

by G-Tools

1. Spook the Horse / another new year
2. Harvey Danger / little round mirrors
3. Tiny Vipers / on this side
4. Blues Scholars / morning of america
5. Dave Bazan / cold beer and cigarettes
6. Benjamin Gibbard / broken yolk in western sky
7. Eddie Vedder / can't keep
8. Minus the Bear / arctic knights
9. The Cave Singers / called
10. The Long Winters / departure
11. Kinski / crybaby blowout
12. The Can't See / barfight
13. Triumph pf Lethargy Skinned Alive to Death / big bed
14. Jesse Sykes and the Sweet Hereafter / the air is thin

お馴染みの廃屋ライブはシリーズ5。えらく地味だった前作のポートランドに比べると、やはりロックの吹き溜まる街シアトルだけあってそれなりに粒がそろったラインナップで楽しめる。ただまあ、以前のシカゴやワシントンに比べるとローカル色が薄いというか、垣根が低くて物わかりが良すぎる感じが逆に物足りない気がしないでもない。だから絵に描いたような良質が突っ込む余地を与えないEddie Vedderとかよりは、Minus the Bearの痙攣する疾走とかKinskiのズタ袋のようなエクスペリメンタル、むさ苦しいオヤジ達がドライブしまくるThe Long Wintersとかそういうのになるとようやくソファから少し身を乗り出したりもしてみる。他だとDave Bazanはむさ苦しさとメランコリーが際立つソロシンガーぶりがやっぱり良かったけど、Tiny Vipersみたいに疳の強そうなキュート系はもうまったく守備範囲じゃないなあとあらためて気づく。確かに可愛いんだけどCD買ったりとかはもうないな。このシリーズで特筆すべきはやはり奇をてらったりはしないけどありきたりには絶対落ちない秀逸なカメラワークで、音の体温までつかまえるような踏み込みとわきまえが相変わらず絶妙。ということで次作も楽しみだなあと言いたいところだけど、なぜかシリーズ4のルイヴィルがすっ飛ばされてるのが気がかりで、Will Oldhamを大本命にShipping Newsとかむちゃくちゃ楽しみにしてるんだからお蔵入りは絶対勘弁ね。
posted by orr_dg at 01:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月07日

寒さこらえて聴いてます

B0010E8M46ワイルディング・イン・ザ・ウェスト
ボニー”プリンス”ビリー
P-VINE 2008-01-23

by G-Tools

最近はタワレコに行くたびに新譜が出てるような気がするウィル・オールダムのボニビリ名義でのライブ。よれよれのロマンスと浮き草の漂泊は相変わらず、というかライブだとこの歌声は確実に男前度が上がってるから始末が悪い。そしてひげ面の禿げたオヤジが愛くるしく思えてきてもっとたちが悪い。で、やっぱり『OLD JOY』は公開無理なのかな。すごく観たいんだけど。

B000W0875SLust Lust Lust
The Raveonettes
Savoy Jazz 2007-12-04

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今までで一番ジザメリ度が高い3rdアルバム。君たちはこれが演りたくてリヴァーヴを育ててたのか。“Lust”とか“Candy”とか散りばめたタイトルといい内ジャケのSuneはリードの兄ちゃんみたいなヘアスタイルになってるしで、ああもうどんどんこの調子で行ってくれ。でもってSharinはそのガタイのまんまスージー・スーでいいよもう。ちなみにUK盤はジャケやインナーが3D仕様でご丁寧に3Dメガネまで付いてんだけど、正直言ってだから何?って程度しか飛び出しません。でもこういう企画倒れはとても80年っぽくて素敵。あと落としどころなんかこれっぽっちも考えてないところとかね。

B0010V4U0ELovers Prayers
Ida
Polyvinyl 2008-01-29

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3rdくらいまでしか聴いてなかったのでこれは久しぶりの新譜。繊細精緻なアコースティックってイメージだったけど、加えてルーツやアーシーとか言った気配でしっとりと成熟していてこれはとても良い。感傷のため息じゃなくて、遠くを見やる意志とそこに向かう足取りが親密だけど凛とした風を吹かせてる。そのそよ風が控え目なのは相変わらずだとしても。クレジットを見るとウッドストックにあるレヴォン・ヘルム(!)のスタジオでレコーディングされてて御大も1曲だけ叩いてる。それにしてもこの腰の落とし方は本当に素晴らしいので、もうこっちの方をどんどん歩いていってもらいたいな。
posted by orr_dg at 22:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする