2018年08月02日

FUJI ROCK FESTIVAL'18苗場7.28 Sat

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CARLA THOMAS開演前のFIELD OF HEAVENから見た夕焼け

午前中はドラゴンドラで天上へ。今まで十数回ほど乗ったけど、今回初めて眼下の木立に野性の動物を確認。こちらの一切に目もくれぬまま存在するものの神々しさを、うつむきながら斜面をヒョコヒョコと横切っていく小さなカモシカに見てしばし押し黙る。

木村草太@Gypsy Avalon
同行者が木村先生のファンなので一緒に話を聴いてみる。ワタシが知っているのは主にSession-22の木村先生だけれども、憲法に加えられた過剰な圧によって予期せぬバグが発見されている現在の状況を見つめる憲法学者としての自分の視線はマッドサイエンティストのそれに近いかもしれないという話が面白かった。憲法が悲鳴を上げれば上げるほどさらにメスを入れて奥底を探ってしまうということなのか。

JOY-POPS@FIELD OF HEAVEN
4月の渋谷クアトロとほぼ変わらぬ感触のステージで、その後こなしたそれなりのツアーにも関わらず惰性のような仕上がりのない超ヴェテランの瑞々しさにあらためて驚かされる。渋谷では演奏されなかった「風の強い日」が聴けたのはとてもうれしい。ハリーのガンさばきみたいなフレーズを聴けば聴くほど、できればバンドの強靱なビートの上で公平氏の艶やかなトーンと絡み合う音の粒を浴びたかったなあと思ってしまう。往時のキーと色艶のまま歌いあげるハリーのヴォーカルに、ないものねだりがそうやって加速する。

CARLA THOMAS & HI RHYTHM W/VERY SPECIAL GUEST VANEESE THOMAS@FIELD OF HEAVEN
FISHBONE@WHITE
KENDRICK LAMAR@GREEN
ブラックミュージックは優しい、というよりは優しくならざるを得なかったし、ワタシたちはそれに甘えたし甘えさせてくれた。そうした時間のせめぎあいの中で発見されたヒップホップは間違いなくモノリスであったし、世界を変える用意はある、ついてくるかどうかはキミらが決めろと一人睥睨するその姿に、ケンドリック・ラマーこそがスターチャイルドなのだろうと確信した。素晴らしいアーティストたちのステージをたて続けに見ることでそれが完全に繋がった気がしたら、知恵熱でも出たのか少し具合が悪くなった。
posted by orr_dg at 17:21 | Comment(0) | Movie/Memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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