2015年07月30日

FUJI ROCK FESTIVAL'15@苗場/7.26 Sun

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昨日のシャトルバス待ちに懲りて今日はホテルにタクシーを呼んで会場に直行する。最初からこうしておけばよかったと浮かれていたら携帯用のイスをホテルに忘れていたことに気づき、極度に凹みながら何とか会場付近で代用品を購入する。

Jim O'RourkeとGaman Gilberto @FIELD OF HEAVEN
いつのまにかダニエル・ラノワのような風貌と化していたジムさんの、新譜の流れからすれば意外ではないにしろ、非常にとっつきやすいリリカルでアグレッシヴな音像を浴びていたところが、昨日からの酷暑が烈暑へと歩を進めた日向の中で汗は止まらないのに胸や背筋のあたりが何やらゾクゾクとし始めて、ああこれはもしかしたら熱中症か!と思い至ったものだから、すっぱりとステージをあきらめてアヴァロン近くの木陰へと退散してしばし休憩する。お日様はともかく自分の年齢をなめたらいかんということか。水分摂って焼きそば食べて無事回復するもちょっと焦った。

TODD RUNDGREN @WHITE
高性能の地下アイドルのように踊り歌い狂う彼に今さら何も言うまい。レミー・キルミスター69歳、トッド・ラングレン67歳。今なお世界と対峙し続ける彼らの“そのまなざしにルーは、水晶でできているようにさえ見える山中の湖を ― それも酸性雨が湖中の生物を残らず滅ぼしてしまったために純粋になった湖を ― 連想した。(ジョー・ヒル「NOS4A2」)”ということであったよ。

JENNY LEWIS @RED MARQUEE
アメリカの呪いをドリーミーに歌う逆襲に、さすがライアン・アダムスを使いこなした女傑だけのことはあると焦がれるばかりであった。中盤の "With Arms Outstretched" 〜「Rabbit Fur Coat」からの数曲が特に沁み入る。こういったら彼女に失礼だけどライアン・アダムスのフロントアクトとしては最良のアーティストでありステージだったのではなかろうか。また、一度そう見えたらベーシストがみうらじゅんにしか見えなくなって困った。

RYAN ADAMS @ RED MARQUEE
「お願いがあります!フラッシュは絶対に焚かないでください!フラッシュを浴びるとライアンは倒れてしまいます!これはシリアスな問題なのです!」という通訳の女性の切羽詰まったアナウンスに緊張がいやます中、俺たちにできることはなんでもする、だから頼んだぜライアン!ライアン!と大川慶次郎のような絶叫を胸の内で爆発させた観客の熱情に応えるかのごとく、自爆するセンチメント、すなわちワタシの信頼するアメリカンロックのコアを60分の間にわたって撃ちっぱなしだったライアンとの十年戦争これにて終結。

HUDSON MOHAWK @WHITE
新譜も聴いてないしプロデューサー仕事を追ってるわけでもないけれど、リズムコンシャスなステージがまったく足りてないなと思って足を運んでみれば、オウテカとかラディアン、初期バトルスあたりの名前を思わず書いてしまいたくなるような偏執構築系があまりに好みで吃驚したし、やはり日没後のWHITE STAGEには明滅するホワイトライトから立ち上がる戦略的に暴発するリズムがジャストフィットすることを再確認して思わぬ大収穫。

WILKO JOHNSON @FIELD OF HEAVEN
精神的にはともかく体の芯に疼くような疲れがはっきりとしてきたので、オープニングから2曲ほど聴き生存確認だけして退散。


迷ったら奥に行け、という名無しの格言の行きつく果てであったORANGE COURTの廃止にはやはり喪失感がついてまわると同時に、特に金曜日のFILED OF HEAVENは6ステージ中5ステージが邦人アーティストだったというバランスについてまわる、総体としての削減/縮小感は容易になじむことがむずかしいままで、これが今後の趨勢になるのだとしたらどこまでそれに添っていけるもんかなあと、来年の20周年を前にしてこれまでに抱いたことのない寂寥と共にゲートをくぐったのであった。

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posted by orr_dg at 16:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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