2013年03月16日

最近でもないけど読んだり買ったりした本とか

4087206696至高の日本ジャズ全史 (集英社新書)
相倉 久人
集英社 2012-12-14

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4569679161「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)
百田 尚樹
PHP研究所 2012-11-17

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4862489826錯乱現代百物語新耳袋殴り込み発狂の島
ギンティ小林
洋泉社 2012-12-20

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4063763838ベアゲルター(1) (シリウスKC)
沙村 広明
講談社 2013-02-22

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4167316110闇の奥 (文春文庫)
辻原 登
文藝春秋 2013-02-08

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花粉と親知らずのためポンコツ化して、仕事をする最低限の正気しか保てないため索敵行動がままならず、ならばと積ん読消化中。
「〜あるいは逸脱の相倉ジャズ全史」とサブタイトルをつけてもいいくらい、できるだけ正調の裏側にまわりこもうとするフットワークが下世話に面白い。ほっといてもジャズは死んだかもしれないが、死期を早めたのは間違いなくそいつのせいだとマイルスが吐き捨てたフリージャズが、この国ではようやく芽生えたジャズの自意識であり曙光であったという切実にはかなり納得するボクシングというスポーツの高潔な側面を戦後日本の青春期の熱気とそのシンボルとして闘ったボクサーたちの光と影に編み込んだ快作。ワタシにとってここに登場するボクサーたちのような匂いのする世界チャンピオンは川島郭史が最後だったかなあ激闘の繰り広げられた沖縄の海岸で、真夜中に純白のブリーフを2枚重ね履きした四十男が、もう戦争は終わりましたよ!と見えない誰かに叫ぶに至る涙目と呪詛に満ちたポエジーはシリーズ屈指の虚しさであるがゆえに最高である。早く北海道編を!「無限の住人」以外は全て読んでいて「人でなしの恋」も持っているワタシが、これは沙村広明の集大成であると断言する。P.165でトレーネの右側頭部を粉砕すべく左ハイを繰り出す睫毛の各種角度に見惚れ、P.188で吹き出しつつ唸るこれは読み中。ネグリトを追って太平洋戦争末期の北ボルネオに消えた気鋭の民俗学者を探し求める道行きにどうやって和歌山毒物カレー事件が関わってくるのか、1/3ほど読んだところだけど今のところ期待は裏切られてない。
posted by orr_dg at 22:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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