2011年08月04日

FUJI ROCK FESTIVAL '11@苗場/7.31 Sun

frf20110731
WILCO@WHITE開演前

天候も多少は落ち着きそうなので、とりあえず一回は行っておこうと運行再開したドラゴンドラで天上へ。そしたらレストハウス前で結婚式やってました。ドラゴンドラ動いて良かったねえ。というわけで昼過ぎまでのアクトはすべてスルー。日を追うごとに執着が薄れていきます。

BRITISH SEA POWER@WHITE
AVALONで昼飯を食べた後でちょっと坂を下って見に行った。ヴァイオリン女子が加わっていたせいもあるのか前回のGREENで炸裂していたショーマンシップは若干おとなしめになったものの、1枚も音源持ってないワタシのような客もすんなり愉しめる開放感は完全にフェス向き。絶えず客の方を向いてながら手の止まらない演奏はツアーで叩き上げてんだろうね。そう言えば前回はTシャツ買いました。

MANNISH BOYS(斉藤和義x中村達也)@GYPSY AVALON
中村達也チェックだったはずが、例のアレも手伝ってかAVALONが凄まじい人で溢れたせいで達也の姿はまったく見えず。どうやらMANNISH BOYS名義による音源のリリースもあるようで、例によってやんちゃをやるエンジンとして達也がかり出されているようで、まったく気の利いてない直情径行型のレベルソングを二人してがなり立ててた。例のアレはフルコーラス演ったけど、アレについてはすべてを個人的な出来事として各論で表明しない限り総論に意味などないでしょうという意思表示だったように思うし、自らピエロになって下世話に転がすという狙いについては、かつてZERRYという人が打ち立てた金字塔への敬意の意味合いもあったんだろうと思う。だから客が喜ぶうちはピエロのままとことん演りつくすべきだし、そもそもアレで何かが変わると思うほど斉藤和義はうぬぼれてないと思うよ。

TINARIWEN@FIELD OF HEAVEN
チラ見してからトイレ行こうとか食べもの買いに行こうとか思ってたのが、聴けば聴くほどずぶずぶはまって動けなくなった。ギター2本(アコギ、エレキ)とエレキベースとパーカッションの4人編成で全員ターバンに民族衣装。アフリカン・ブルース・ロックとかいう感じで紹介されてるけど、いわゆるブルースのコード進行というよりは、控えめだけどかなり奇妙なポリリズムと抑揚を抑えたヴォーカルにギターがユニゾン気味にまとわりついてのドローン気味なループが非常にヒプノティックに足元から効いてくる。で、途中で客席に求めたハンドクラップがこれまた裏でも表でもない厄介なリズムで、あれだけ一生懸命集中して手を叩いたことなんか初めてだったよ。というわけで今回ぶっちぎりの未体験ゾーン。

CORNERSHOP@FIELD OF HEAVEN
ステージで鳴っている音と歌はまごうことなきCORNERSHOPなんだけど、まあ何というかティジンダーという人のキャラクターをまったく読み違えてた気がする。声を張ることもなくただ歌い、弾くというより撫でるようにギターを弾き、直立したまま体のパーツで動いているのはギターに添えた両手だけだし、他にすることと言えばやたらと水を飲むことで、落としたペットボトルのキャップが転がるのをじっと見たかと思えばそのままで、飲み干したわけでもないのに新しいのを開けてみたりする。やる気がないというか異常に淡々としてるというか、まるで最初期のJ・マスキスのようである。半分だけ見て中座しちゃったので最終的にどう転んだのか分からないけど、飄々としてチャーミングなビートの首謀者があんな風な暖簾に腕押しクンだったことにけっこうな衝撃を受けたのは確かで、ただまあ正体が割れたという点でスッキリとはしたので良しとしよう。

YELLOW MAGIC ORCHESTRA@ GREEN
再始動後は基本的にアンビエントなアレンジが中心であるようなことを聞いていたので、この夜の思いのほか硬質でビートコンシャスなステージは、311以降の世界へのステートメントでもあるのだろうと思う。世界を矯正するストイックと端正な官能が同居して、GREENでこういう気分になったのは初めてだった気もする。部屋でもう一度ヘッドフォンで聴きたい。

CAKE@WHITE
コンバインを運転してる人か、桟橋で釣りの餌売ってる人か、要するにいなたさ最大級の人が酸いも甘いも噛みしめた声で歌い上げます人生を!ってな感じの、おもしろうてやがて悲しきCAKEのみなさんをwilcoの素晴らしき露払いとさせていただいたよ。

WILCO@WHITE
時間もないから喋ってないでどんどん演ろうか!ってジェフが言うくらいで、約90分20曲の至福。終盤でのBeing There 3連発は、拙くも心を込めて歌ったJesusのご褒美でしょうか。昨年の単独と今回とでこちらの欲求不満もだいぶおさまったし集客のめどもそれなりに立ったような気もするから、これからはアルバムツアーの度にちょこっと寄り道してもらえればうれしいなあ。といったわけでWILCOで3日間を締めるという僥倖もあって、BUDDY GUYのキャンセルは残念だったけども、鬱陶しいことは全部忘れて東京に帰れます。ではまた来年、ごきげんよう。あ、GRINDERMANでもなんでもいいのでそろそろNICK CAVEが見たいです。
posted by orr_dg at 23:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お暑うございます。

どのエントリにコメントしようかと迷いましたが
いろんな意味でやっぱりここかな。
GYPSY AVALONでのことを知るいいきっかけになりました。
アレとか金字塔のこととかちゃんと調べてみましたよ。

おかえりなさい。
ドラゴンドラにも乗れましたね。
Posted by セイ at 2011年08月12日 10:55
大変にお暑うございまして溶けてしまいそうです

きちんと騒いでる人がいれば一緒になって騒いで
いつも頭の片隅をどんよりさせておくべきだと思ってます
もちろんそれはワタシのような人間に対してで
当事者の方々は心穏やかで静かな日々を希求されてしかるべきですが
Posted by オア at 2011年08月12日 23:58
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