2011年08月02日

FUJI ROCK FESTIVAL '11@苗場/7.29 Fri

frf2011
※B.A.D.@WHITE開演前

ネガティヴ満載の天気予報で心はどんよりとしたまま既に折れそうな心を上から下までGORE-TEXでフル装備してみれば、何だこれくらいなんてことないわ、もっと酷い目には何度も遭ったし、と拍子抜けしてみせるのは不感症のせいなのかどうか、でも苗場でさえ非日常を掴まえられなくなってるのはまあ確かで、こうやって人は枯れていきます。

DAD MOM GOD@GREEN
池畑潤二、アイゴンとかいった名前につられてみたけど、それだけの面子を集めても演りたいのは真っ黒いスカパラかなあと。冷牟田氏がこだわるロックの窮屈な感じはそんなに嫌いじゃないんだけど。

NATSUMEN@ORANGE COURT
聴く度に思う夏が熟れて落ちる寸前の焦燥がいつにも増して切なくて胸がいっぱいになり、NATSUMENもAXSXEも今度こそ大丈夫だろうという気がした。いや、今度こそというか今まで以上に。アインもえらそうにしてたしな。いや今はホインか。9月にはアルバム出るしツアーもあるから正座して待つ。それにしても新しい名刺代わりにしては饒舌すぎて熱すぎて心が溶けた。

GRUFF RHYS@RED MARQUEE
SFAをコンセプチュアルな縛りで転がすのはもう一杯一杯な気もするから当面はこういうのでいいんじゃないかと思うし、ネオンネオンみたいな飛び道具よりはゴーキーズみたいにドリーミーな方が嬉しいから今回はけっこうフィットして愉しかったけど、マヌ見るために後ろ髪引かれつつ中座。

MANU CHAO LA VENTURA@GREEN
2002年のステージとはバンド編成も全く異なるにしても、何よりマヌ・チャオ自身に9年の歳月を感じてしまったなあというのが正直なところ。客の上げ下げだけとってみればさすがのステージングだけれども、全身で体現していた音楽の力と意志がどうもメランコリーを帯びてきたような気がするし、スクリーンにアップになった顔にもどこか苦みが漂って言ってみればRebel Waltzの風情だった気もする。彼のようなアーティストに対して想い出で語り続けるのはふさわしくないかもしれないけれど、一度絶対を感じたものは永遠に絶対であって欲しいと思ってしまうワタシたちのエゴが疲弊させてしまっているのだろうなと思うといろいろと複雑ではあるし、ワタシも年を取った分だけ相応に賢くなってるわけでもないのがさらに申し訳なく思ったりもしたよ。でも見られて本当に良かった。

LEE SCRATCH PERRY with MAD PROFESSOR@WHITE
一つ終える度にMAD PROFESSORのブースのところへ行っちゃあ、次は何だっけとセトリをしげしげと眺め、入りがうまくいかないともう一回やり直しだわなとトラック止めて、Push Up Rain、Push Up Rainとトーストすればその後で降りが強くなるわ等々、まあ知ったこっちゃないわなのスピリットへ羨望の眼差しを向けてたら時間前にも関わらずひょいと消えてしまうわで、こんな風に野望が自分の内にしか向かわない人間ばかりなら世の中がどんなにピースフルであることか。まあその代わりに発展もないだろうけど、それで払わされるツケとどっちを選ぶかなんていうことを満艦飾の爺さんの佇まいから考えさせられるとは思いもしなかったな。

SISTERS OF MERCY@RED MARQUEE
徒花は徒花のままに俺はコレで飯を喰ってるぜという潔さはカッコイイけど、さすがにいくら何でも焚きすぎだろうっていうスモークに見え隠れするアールの効いたエルドリッチの腹のラインにヒプノティックなゴスビートがまとわりついた結果、立ったまま寝落ちすること数度の後、 奥地に向かうため中座。しかし向かった先のWIDESPREAD PANIC@HEAVENでベースプレイヤーが昨晩苗プリ内の売店で見かけて、バムの父ちゃんくらいあるかなとか言ってた巨大な容積の外人であったことを確認した後で沈没。

BIG AUDIO DYNAMITE@WHITE
ポケットチーフ差したスーツに帽子で登場したクラッシュの“粋”担当は、帽子を取った頭がどれだけ禿げ上がっていようと生きのびた者に特有のそのフラットな身のこなしであくまで軽やかにふんわりとそして笑みを絶やさず、一度正しいことをするとずっと正しくいられるのだなあと、正しくありたいともがいてばかりの人間は羨望と尊敬で少し泣きそうだったのである。1982年、1993年、そして2011年。できればもう一度くらい会えればいいなと思う。
posted by orr_dg at 22:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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