2011年05月06日

GW手抜き気味映画メモ Part1

20110506

ファンタスティックMr. FOX
完成は前後したけども「ダージリン急行」では既に父さん不在だから、一家総出のタスク・フォースものとしてはこれが最後になるのかな。これまでは父さんの反抗期を真ん中に据えてたけども、ここではひとたび「だって俺たち野生動物だし」と唱えてみれば母さんから息子まで加担してのレジスタンスは、ワイルドでスマートな父さんサイコーと!いうファザコン花火打ち止めの見事な一発。とは言え実はけっこうなツイストだった寝返りネズミのリンチもあっさり呑み込んじゃった黒い味わいはさすがの滋味だし、ジャーヴィス・コッカーによるネタ提供のブルーグラスバンドはロバート・クラムデザインにも見えて相変わらず嫌みなくらい洒脱で、すみからすみまで才能とセンスの美しい発露と幸福なダンディズムにあふれた愛すべき仕事。

ミスター・ノーバディ
これだとビッグバンとビッグクランチの無限ループじゃないの?とかまあ、ここまでバカげたことをそうとは気づかせないままぶちまけ続ける妄想の強靱なキープ力にはほとほと恐れ入る。ただまあ、失敗した恋愛とその人生が死屍累々と横たわる分岐の果てを2時間以上観せられた後では、しかもそのモザイクがやたら緻密であるだけに最後の最後でこれが僕のベストエンドだ!とか言われたところでそこから浮かび上がるだけの運命の浮力を感じられない徒労感が昂奮を上回ってたのは正直なところ。それと何より乗り切れなかった一番の理由はジャレッド・レトがジム・キャリーに似ていると思ってしまったことで、彼が善人を演じる時によくやるちょっと困って途方に暮れた風に「ごめん、ぼくピュアなもんだから…」って赦しを請うような顔つきが本当に苦手なのに加えて、映画の空気がこれもまた割と苦手な「エターナル・サンシャイン」に通じる無邪気で図々しいひたむきさに通じる気もしたものだから、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い物言いはワタシの目がそうした理由で曇っていたからであると頭に入れてもらった上で、逆に言えば「エターナル・サンシャイン」がウェルカムなら愉しめるだろうねとそういう風に薦めれば間違いないんだろうと思う、多分。
posted by orr_dg at 21:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | Movie/Memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック