2010年12月25日

買った本読んだ本

4396633521民宿雪国
樋口毅宏
祥伝社 2010-12-01

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448813503X悪魔に食われろ青尾蠅 (創元推理文庫)
ジョン・フランクリン・バーディン 浅羽 莢子
東京創元社 2010-12-11

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4150412308オッド・トーマスの予知夢 (ハヤカワ文庫NV)
ディーン クーンツ 中原 裕子
早川書房 2010-12-17

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4022508191身体のいいなり
内澤旬子
朝日新聞出版 2010-12-17

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4901477773マイナー音楽のために―大里俊晴著作集
大里 俊晴
月曜社 2010-11-24

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まだ読んでない。活字の詰まり方からして今回はスポイル百景ではないのだろうかと思わせておきながら既に訝っている。何やら真っ当そうなあとがきまであるしこれは愉しんだ。主人公の精神病質を晒した上での話なので、オブセッションの額面と流れをなかなか掴ませてくれないし、しかも妄想のあれこれが非常に硬質で端正な筆致(浅羽莢子氏の名訳!)で描かれるので、混濁を混濁と思えなくなる目眩ましを意図的なアクロバットで処理していて素晴らしく饒舌で芳醇な神経戦である。読後に再構成する妙味はガイ・バートの『ソフィー』なんかを想い出したこれは読み中。何だかいろいろと縛りを解いてるようだけど大丈夫だろうか。一人称がやけに饒舌なのもちょっと気になる。あまり得意じゃないクーンツの大盤振る舞いにならなきゃいいんだけど「なんでみなさんそんなに死ぬのが怖いんですかね。そんなに素晴らしくたのしい人生だったんですか。あたしは終わりが見えて清々してますけど」この言葉が凍りつくまでと溶かされるまでの自分史としての地獄めぐり。世界に祝福など請うていない、自分をてなずけたいだけなのだという方々に男女問わずこれは休みになったら少しづつ読んで沁みこませる。

posted by orr_dg at 01:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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