2010年10月01日

買った本と読んだ本

4860203526ヒップ アメリカにおけるかっこよさの系譜学 (P‐Vine BOOKs)
ジョン・リーランド 篠儀 直子
ブルース・インターアクションズ 2010-07-16

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4594062598無力感は狂いの始まり 「狂い」の構造2 (扶桑社新書)
春日 武彦 平山 夢明
扶桑社 2010-09-01

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4063583244DVD付初回限定版「よんでますよ、アザゼルさん。」第5巻 (イブニングKC)
久保 保久
講談社 2010-09

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これはもう少ししてから買おうと思ってたんだけど、前書きにあった“メキシコの線路脇でニール・キャサディが自ら凍死を選んだことと、「アメリカ的喜びを爆発させ、狂ったように歓声を上げる」キャサディにイメージに引きずられた多くの者たちが、彼に導かれて路上に出て行ったこととを、うまく結び付ける方法はひとつしかないーそれはつまり、ヒップの歴史、すなわちわれわれの生きる世界というものが、メキシコの寒さの現実ではなく、追従者たちの思い違いから始まっているのだと認めることだ。” の一節に引っ掛かって思わずレジ直行。早速読み始める国産のサイコなんかも俎上にくだ巻くだけの1が面白かったのでこれもお布施でDVD付限定版を。だんだん明日なき下品が薄まってきてる気がするけど、今週のイブニングは表紙巻頭で痔ネタだし軸はブレてないからもう少し大丈夫かな。

4062165104竜が最後に帰る場所
恒川 光太郎
講談社 2010-09-17

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4042823068フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25

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4042823076フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫 ウ 16-7)
ドン・ウィンズロウ 東江 一紀
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25

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4883793230チュウチュウカナッコ
あらい あき
青林工藝舎 2010-08-30

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新刊といいつつ収録5篇中3篇の初出は前作「南の子供が夜いくところ」よりも遡ってるから、特にファンタジーの直接性で明らかに作風が異なってるのがよく分かる。新しめの作品では「ゴロンド」の生命の想い出話は何だか説明的でピンとこなかったけど「迷走のオルネラ」には新しい強度が備わってて少しホッとしたやっぱり「犬の力」よりはこっちの本筋が愉しい。あっちにはエルロイがいるけども、この軽やかな憎まれ口のフットワークと硬くて熱いハートは代替不能だから。でもデ・ニーロはいまいちフィットしない気もするしマイケル・マンじゃせいぜいがハートの方しか描けないと思うんだけどなあ。肝心なのはフットワークの方なのにカナッコさんの天然による落差が生み出す馴れ合いペーソスぼんやりユーモアというよりは、カナッコさんが人知れず見つめる細くて狭い人生のポイントとその生き様がトコトコと通りを行くのを見守るふりをして足をかけ転がる時の身のこなしを愛でつつ感嘆するようなわりかしタフな漫画で、こういうのは誰彼かまわず無責任に薦めてみたい。
posted by orr_dg at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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