2010年08月04日

FUJI ROCK FESTIVAL '10@苗場/7.31 Sat

2日目。今日は後半勝負なので午前中はドラゴンドラで恒例の天上行き。高いところに行くと、例えばこの時乗ってたゴンドラからとか、そんなに高くなくても勝鬨橋の真ん中からとか、命には関わらないけど取り返しのつかないこと、財布とか腕時計とか靴の片方なんかを落としてみたくなってドキドキしてしょうがなくなる。だけどもそんな葛藤があることなどおくびにも出さず到着してみれば、JAGA JAZZIST男子の部御一行がずらり揃ってソフトクリームをペロペロとなめてらっしゃって、気づいた客と記念撮影などしてご満悦の体。ノームみたいなヒゲ生やしたドラムの人もペロペロ。つうかキミら帰らんでいいのか(最終日のAFPでもこの御一行と再び遭遇。満喫し過ぎ)。

DIRTY PROJECTORS@RED MARQUEE
昨日のオレンジを見逃したので、急遽決まったレッドのステージへ。音の粒を丹念に一つ一つ集めては突然パァッとまき散らす瞬間の“パァッ”が眩しくてすごく気持ちいい。そしてそれを人力でやり遂げるギクシャクはワタシ達の不格好な歩き方走り方笑い方そのもので愛おしい。

MATT&KIM@GYPSY AVALON
昼ご飯の朝霧シチューを食べながら遠目でチェック。GYPSYでああいうモッシュになるの初めて見た。あえて隙を消さないことで場の空気を取り込んで勝っちゃう人たちか。特に待ち構えてなくてもこういう音楽がいつのまにか始まってるのがフェスの愉しいところで、しかもボ〜っとご飯食べながらへらへら聴いてられる脇の甘さが許される幸せ。食後は昼寝タイム。

KITTY DAISY & LEWIS@FIELD OF HEAVEN
例えばMUSTANGにあった捻れた憧憬みたいな空気は皆無で、自分と自分の世界のルーツへのストレートなリスペクトで溢れてると言う点では想定内。ただやはり、そこからはみ出して予定調和の色を塗り替える筆づかいを探しちゃうんだよね。そんなこんなと近くにいたイモくさい外人と垢抜けない日本人♀の集団がうるさくて仕方ないのもあって早めに中座してレッドに向かう。外人客に関しちゃ、身ぎれいにしてる人とそうでない人の落差が異常に烈しくて、マナーも見てくれにマッチして非常に分かりやすい。今年は特にダメ外人が多かったような気がする。

22-20s@RED MARQUEE
バンドと自分の再生のためにブルースのスケールで封印したデモニッシュを解いたマーティン・トリンブルは、何でオレはこうなってしまうのか分からないといった相変わらずの風情で激して弾き激して歌い、なおかつ苛立ちそのものを飼い慣らしたことによる自信のようなものが新たなカリスマのようにも映って本当に素晴らしいステージだった。ワタシにとってのUKギターバンド最後の砦は陥落しなかったということでこれはめでたい。

JOHN FOGERTY@GREEN
やっぱりファミリートゥリーの根っこにいる人がポテンシャル全開にしたらそりゃあ強いよねえ。アメリカンロックっていう幻想を全身で浴びた時の官能みたいなもんはリアルなことこの上なくて、ある種の宗教体験に近いんじゃないのってなくらい。それにしても「雨を見たかい」なんて縁起でもないなあと思ってたら、ステージが終わる頃になって土砂降り開始という出来すぎで、これがロキシーの涙雨。

ROXY MUSIC@GREEN
素晴らしいじゃないか。前半のどっぷりヨーロッパ哀歌なセットで一見/初見の客が地蔵と化そうが、Jealous Guy以降の怒濤のアッパーチューンはグリーンのトリにふさわしい華やかな弾けっぷりでセットリスト自体はほぼ完璧だし(Tara〜A Song For Europeとかたまらん!)、期待を裏切られたとか言う人は、それはアナタの期待が安っぽかったということだよ。大衆の空気なんか読まないのがロキシーなんだよ。ダンディズムは霞を食うんだよ。というわけで文句なし。

CHRIS CUNNINGHAM@GREEN
非実在青少年的に一瞬やばかったりはしたものの、基本的には”Sheena is a parasite”とか”Rubber Johnny”とかプレステのCMとかいった肉体再構成チューンのセルフリミックスで新たに度肝を抜かれることはなかったけども、巨大なスクリーンとグリーンのサウンドシステムというこの場でしか体験できないショーのサイズとしては極上でかなり得した気分。相変わらず精密でロマンチックな人だ。
posted by orr_dg at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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