2010年05月26日

買った本読んだ本

4043913036粘膜兄弟 (角川ホラー文庫)
飴村 行
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-05-25

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4150412162オッド・トーマスの救済 (ハヤカワ文庫NV)
ディーン・クーンツ
早川書房 2010-04-30

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4791765397東京から 現代アメリカ映画談義 イーストウッド、スピルバーグ、タランティーノ
青土社 2010-05-22

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4794927460大尉のいのしし狩り (晶文社ミステリ)
デイヴィッド・イーリイ
晶文社 2005-06-01

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飴村行の新作を買って帰るときのワクワクは一時期のスティーヴン・キングのそれに該当するようだよ。今回はヘモやん(豚姦偏愛老人)がキーパーソンかこれは読了。作中の会話でも登場する「禁断の惑星」的展開が今回のネタで、きわめてモダンホラー的な前フリにも関わらずこのシリーズの特性ゆえ心理活劇で回収せざるを得ないわけだけども、それを不完全燃焼と感じさせないラインとしてはこれがギリギリかなあという感じ。その能力を奇異に感じさせない環境として修道院を舞台にすることでオッドの立ち位置はとてもスムースになっているけれど、それが少々霊的無双状態につながっている気もして(頻発される「霊的磁場」という理由づけ等)、ならば脛に傷持つ修道士軍団vsイドの怪物というサイキックな展開に未練を持っても仕方なかろうというのが先ほどギリギリと書いた理由で、エルヴィスに代わる道連れについても次作のトーンを少々測りかねてる次第このモチーフと語り手のコンビネーションは鉄板に過ぎるけども、それは批評を放棄して身を任せてしまえる伝統芸の愉しさに他ならないから購入。これはちょっと行きたかったなタイムアウト(旧題『ヨットクラブ』)」の悪意と言ってもいい抑え込み方が大変に好みだったので遡ってみた。

そして例のこれも読了。
4575236926日本のセックス
樋口毅宏
双葉社 2010-04-20

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これは368ページにわたる極めて極めて極めて秀逸なGREAT3論であり、サヴァイヴした片寄明人へのラブレターであり、あの時代を同じようにジタバタと生き延びた(死ねなかった)同級生たちへの同窓会通知である。だからそこからこぼれ落ちる人たちがどのように読むのか一切念頭に置かずにそこからこぼれ落ちないワタシは恥ずかしげもなく言うが、傑作である。アナタには通知が届いただろうか。届いたなら出席しますに○をつけて、空き地にぽつんと残された門にへばりつく郵便受けに今すぐ投函しよう。次はブランキーか。
posted by orr_dg at 16:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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