2010年03月06日

買った本と読んだ本

4944173768SUMUS 13
みずのわ出版

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4166607359天才 勝新太郎 (文春新書)
春日太一
文藝春秋 2010-01-20

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4063106365ハルシオンランチ 1 (アフタヌーンKC)
沙村広明
講談社 2010-03-05

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晶文社っていうとグリール・マーカスの本なんかはどこかが引き継いでおくべきだと思う。それにしても素晴らしい特集!くわしくはこちらから「煙の樹」を読み始めるつもりが、界隈の評判に気を取られてこれを手にとってしまった。書き出しの小さな悲愴がこの本のトーンなんだとしたら哀しい話になりそうだけども連載時から余白の隅まで舐めるように読んでたからこれもそうする。マミ子とかあれだけで使い捨てるのはもったいない気がしたけど、ゴスは衣装描くの面倒だもんな。

恒川光太郎の「南の子供が夜いくところ」を読み終えた。既に境界は溶けて神様が闊歩する島の物語は神話の幻想譚。前作の読後に“より奥地のマジックリアリズムに踏み込んでいく気配が楽しみ”みたいに書いたけど、まさにそんな感じでこの奇譚は五十嵐大介に通じる気もして、そうやって通じてしまうことが果たして良いのかどうかはともかく、一度揺らしてみるタイミングではあったんだろうと思う。そうやって因果の道筋みたいなものに拘泥しなくなった分だけ夕闇のリアルはなくなったけども、覚醒したまま見るあっけらかんとした悪夢(とも言えないんだけど)の語り口は明るい諦念のようでもあって、この夢うつつの生死が新しい光なのかなあと思った。ただ、こうやって作者が住んでる場と直結するような話になると、ファンタジーの境界自体がずれていくような気がするのが故意であれ自然であれ気にならないというわけでもなくて、これで一段落したのか、あるいは「マシアス・ギリの失脚」的なサーガまで行くつもりなのかちょっと判断はつかないでいる。でもまあ最後の話を読む限りでは、もう帰ってきてる気もするけどね。
posted by orr_dg at 01:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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