2009年09月10日

the thing + otomo yoshihide japan tour 2009 tokyo 3 days


the thing + otomo

結局3日間皆勤。少々硬めだった初日(山下洋輔セットではそれが幸いした硬質なやりとりが愉しかったけども)と、このツアーの基本イメージとなるギターセット(ジム・オルークをプラス)の2日目を経ての昨晩。本編最後の曲で坂田明がリードをとった終盤、凄まじく高速で細かく刻みつつも着地の気配すらないステップを踏むように吹き続ける坂田明に他4名がここで振り落とされたらどこへもいけないとばかり追いすがる数分間はまさに天上の音楽。こんな風に今自分がどこにいて何を聴いているのかといった意識の輪郭が完全に溶けてなくなる感じは滅多に味わえなくて、これはライブの場でしか起こりえない特殊で絶対的な愉悦で今まで数えるほどしか降りてきたことのない瞬間。そしてニルセン・ラブがスネアを叩き込んで夢から覚めてみれば、マッツ・グスタフソンは泣き笑いのように上気した顔でニルセン・ラブの胸をこづき、フラーテンは何やら一人で吠え、大友氏は両腕を高々と掲げる。そして坂田明はといえば何だかけっこううまいこといったねえ、といった風情で満足げに微笑んで、これこそがワタシ達は世界に対して確実に勝っていると錯覚できる瞬間。こういう時間があることを知ってるからこそいろんなことをあきらめないでいられるんだよね。
posted by orr_dg at 13:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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