2008年09月04日

amazonじゃ買えない本


MUTE

『MUTE』
“現代アートシーンの最前線で注目されている若手・中堅作家をワンテーマで紹介する” がコンセプトのアートマガジン。と言いつつもテキストはほとんどないに等しく、作品を見せることを念頭に抑制を効かせて編集されているので展覧会の図録のようなまとまりと落ち着きがあってじっくりページを繰ることができる感じ。Sean Landers、Frank Magnotta 、David Harrison あたりの気の触れ方がとても好ましい。

以下、紹介文より
創刊号には落合多武やデビッド・シュリグリー、ヨックム・ノードストリュームをはじめ、1959年〜1983年生まれの個性的な作家総勢29名が集結。発行は年2回、日英のバイリンガルとなっており、限定3000部の完全保存版となっている。

協力ギャラリーには奈良美智・蜷川実花らの作品を取り扱う小山登美夫ギャラリー、ウォルフガング・ティルマンス、ゲルハルト・リヒターら海外有名作家らを取り扱うワコウ・ワークス・オブ・アートをはじめ、世界8都市、20ギャラリーが名を連ねている。

現在の取り扱い店舗は丸善本店・紀伊国屋新宿店・ジュンク堂新宿/池袋本店・ナディフ各店・リブロ渋谷店・タワーブックス新宿店/渋谷店・ユトレヒト・PROGETTO・エビスアートラボ・恵文社・青山ブックセンター青山本店/六本木店・TSUTAYA ROPPONGI。


アーティスト・プロフィールなど詳細は発行元:他人の庭まで


陽気幽平2

『首帰える・おぶさりダルマ』陽気幽平experience II
以前紹介したこれが、前書きを読むとどうやら壊滅的に売れなかったらしいのだけど、何か間違った使命感の下で第2集を刊行してしまったらしいので、それに応えるべく早速購入。う〜ん、面白いでしょこれ。何で売れないんだろ。因果応報とか無常観とかともすれば説教臭くなりそうなところを、受け身は各自が勝手にとれといわんばかりに切れ味の鈍い投げっぱなしジャーマンで放り出す陽気幽平センセーが相変わらずアナーキーかつシュール。表題作「首帰える」(送りがながちょっと変)は、切株からはじまって人面瘡やらカニバリズムまで盛り込んだ挙げ句、生首の悲哀で閉じたエンディングに至っては最早突っ込む気すら失せて思わず頭を垂れたし、「おぶさりダルマ」ではいつしか悪人に同情する予期せぬ逆転に何度読んでも戸惑う不条理ホラーが加速する。もう一つ、バカな若者がキャンプ場から森に迷い込んでフリークスに遭遇する「消えた森」は、やっつけ気味のエンディングまで含めて由緒正しいヒルビリー・ホラーの時代を超えた再現がかなりいける。とまあ思いつくまま煽れるだけ煽ってみたので、あとはお気に召すまま自己責任でどうぞ。
posted by orr_dg at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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