え〜、去年の3日目と全く一緒です。頭痛でダウンです。気圧変調性ってやつです。従って今日は低気圧で雨が降るはずです。というわけで昼過ぎまでグダグダしてたせいで、MELEEやらキセルやらは見送り。何か3日目は鬼門になりつつあるな。
JAKOB DYLAN OF THE WALLFLOWERS@GREEN
おにぎりを買って草の上に座って聴きながら食べようと思ってたら予想通り雷雨襲来で、ちょっと離れた小高いところの木陰でおにぎり片手に静聴。もはやオヤジが誰だとか関係ないクールなルーツ・ミュージックはやっぱりピーカンで聴きたかったなあとか思ってたら、本降りどころじゃない気配になってきたので、レインスーツのパンツを取りにホテルに戻る羽目に。今からFOALS見に行っても、多分雨宿り組でRED MARQUEEは満杯だろうからあきらめた。見たかったなFOALS。今日は一体いくつ見られるんだか。
STEPHEN MALKMUS & THE JICKS@WHITE
マルクマス氏は相変わらず飄々とした優男っぷりで、ローファイ汎用フォーマットの生みの親には全然見えない。ソロになったからと言って新機軸を追求してるわけでも、かといって遺産を食いつぶしてる風でもないこの不思議な佇まいはこの人なりのダンディズムなのかもって思えたきた。80年代後半のダイナソーJrと90年代前半のペイヴメントでローファイを浴びまくった者からしたら、このぎこちないリズムとそれをほぐすようなメロディの組み合わせは良し悪しを超えたところで鳴ってるので、ただただひたすら堪能するのみで当然文句なんかない。
THE BREEDERS@WHITE
キムが再結成ピクシーズのステージで見せてた笑顔が額面通りでなかったのは「ラウド・クァイエット・ラウド 」の内容や、キムの拒絶によってピクシーズが新作を録れなかったことからも明らかで、だからこそというか、ブリーダーズの新作を携えてのステージで心底楽しそうにしてるキムの姿を見てると、チャーミングだけどもとっちらかった自己満足気味のステージも仕方ないよなと思ったりもするわけで、とりあえずはフランシスの呪縛が解けてよかったねと優しい目線で見ちゃうのは、この辺のバンドへの同志愛でしかないねもう。そういえばこの頃から雨が止み始めて、虹が見えたよ。
ゆらゆら帝国@WHITE
「やさしい動物」で始まったフジでは5回目となるステージは徹底したエクスペリメンタル風味の全10曲。こちらも今さらアゲられても微妙だなあと思ってたので、これは非常に楽しかった。こうしてフェスでいろいろなバンドを見るとなおさら思うことだけど、彼らのプレイヤビリティとか音に託した思想とか佇まいとかは既に日本では規格外かなとは思うんだけど、彼らを彼らたらしめてるのがおそらくは“日本の情緒”のようなものだったりするから面白いんだよなあとあらためて思った次第。
でもって、今年は何で締めようかなあとORANGEやらHEAVENをうろついてみたけど、Bill Laswellじゃトリには重すぎておそらく立ちつくすだけだし、RODRIGO Y GABRIELAとは個人的事情がなさ過ぎるしということで、AVALON辺りで少し休んだ後で会場を横断してRED MARQUEEへ。
NEON NEON〜ADRIAN SHERWOOD@RED MARQUEE
SUNDAY SESSIONで登板させるにはもったいなさ過ぎるNEON NEONは、パロディ解釈ではない80Sエレポップが祭りの後のわびしさを誘ってなかなかイイ。とか思ってたらチビ・デブ・ハゲのウルトラ三拍子ハー・マー・スーパースター(ショーン・ティルマン)乱入で、これ以降おいしいところは全部こいつが持ってってみんな大喜びで楽しい楽しい。何かあれだ、日曜夜のブルーな気分を「ガキの使い」で一瞬忘れる感じ。にしても45分は短すぎたよ。そして今年は総帥エイドリアン・シャーウッド直々のスラッシュ・クラッシュ・ミックスで震えつつ締め。ワタシにとって総帥のダブはギブスンが『ニューロマンサー』で響かせたそれに完璧にマッチして、いつまでたっても見果てぬ未来の音楽だったりする。独りブースにこもった総帥はリズムをカットアップしてノイズを張り巡らせ、簡単に踊って済ませるような時間なんか投げてくれない。そうしてパーティ・モードとはほど遠いながらもフロアはひんやりとシンクロしていくわけで、昂揚というよりは覚醒して祭りに見切りをつけた瞬間が午前1時過ぎ。
時間は誰にも等しく3日経てば終わってしまうわけだけど、今年は祭りの終わる寂寥とかそういうものが全くなかったのはどうなんだろう。ほとんど悩むことなく見たいステージを選べたのは逆に言えばラインナップが薄かったということだし、グリーンではサイズが小さくなって設置数も減りホワイトでは撤去すらされていたスクリーン等、ビジネスモデルとして成立しなくなってきているのではという危惧すら抱かせるスケールダウンが非日常を押しやってるんだとしたら、何かとっても残念で淋しい気がするんだけどな。ま、何だかんだいって来年も行く気満々なんで、もう少しUSポストロック勢に注力してくれると尻尾振って喜んだりしますのでよろしくお願いします、大将。
2008年07月31日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック
![ロング・グッドバイ [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ra4fJUNnL._SL160_.jpg)
![ガルシアの首 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/5158N2RMJZL._SL160_.jpg)
![狩人の夜 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/414JG7KFWHL._SL160_.jpg)
![破壊! [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/21S4KE14TEL._SL160_.jpg)
![ブリット [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/21WEF7810SL._SL160_.jpg)
![暴力脱獄 特別版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51LjG8KfMQL._SL160_.jpg)
![北国の帝王 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51w2zIrxkCL._SL160_.jpg)
![突破口! [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/31uAnfHa9FL._SL160_.jpg)
![欲望の翼 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51FHYR09NYL._SL160_.jpg)
![デス・プルーフ プレミアム・エディション [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51pEO0J4CPL._SL160_.jpg)
![男と女 特別版 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41uO2AxGkuL._SL160_.jpg)
![3-4x10月 [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41ytbHGIG%2BL._SL160_.jpg)
















