2008年06月02日

シューテム・アップ/画像の振り上げた右手にご注目下さい


シューテム・アップ
オフィシャル・サイト

「Hな彼女の見つけ方 マシューの童貞卒業物語」「エリカにタッチダウン」「ジーパーズ 恐怖の都市伝説」といったいささかしょっぱいフィルモグラフィしか持たない監督の、モーターヘッドやAC/DCが鳴り響き、あげくエンディングにモトリー・クルーが流れるような新作にどういうわけでクライヴ・オーウェン、モニカ・ベルッチ、ポール・ジアマッティと言ったキャスティングが可能だったのかは摩訶不思議にしても、そこに役者としての本能的な嗅覚が働いたのだとすれば慧眼恐るべしと言うしかなく、結果として近来稀に見るゴージャスな妄想ガンアクション・ファンタジームーヴィーに仕上がって私的年間ベストテン入り確実な傑作。ネタ満載のガンさばきと殲滅&回避のアクションはすべてが斜め上を暴走していくので、そのイカレポンチっぷりを字面であーだこーだ伝えるのはまず無理というか意味がないにしても、冒頭、産気づいた妊婦を追う大量の悪党を涼しい顔でデストロイした後で、やおら産婆と化したクライヴ・オーウェンが取り上げた赤ん坊のヘソの緒を妊婦の護身用ワルサーPPKで何気なく撃ち抜いて切断した時点で、何でかしらないけど、ああこれは勝ったなと思った次第。しかも、アクションのつなぎとして無理矢理突っ込んだようなストーリーが銃規制の切なげな色合いまで忍ばせてしまっていて、25000発も銃弾撃っときながら図々しいにもほどがある。でまあ、クライヴ・オーウェンが赤ん坊を連れて銃弾をくぐり抜けると言えばあの映画を思い浮かべるのはたやすいことなので、どうせだから「シン・シティ」と「トゥモロー・ワールド」を足してジョン・ウーで割ったところにグリッケンハウスを掛けたような映画だと言って薦めてみようかというところ。というわけでグリッケンハウスって誰?って人は自己責任でお願いして、知ってる人には至福の86分をお約束しときます。

 ニ・ン・ジ・ン!
シューテム・アップ2
posted by orr_dg at 21:05 | Comment(2) | TrackBack(0) | Movie/Memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは、(ぺこり)。

オアさんの高評価に後押しされて(笑)見てきました☆
もう、大満足です。
おばかというか、ホンとガキっぽい(誉め言葉です)
クライヴ・オーウェンは『トゥモロー・ワールド』のセルフパロディか?って思いました。
赤ちゃんのへその緒といい、やたら犬に懐かれるとことか…
おっしゃるとおり、2万5千発の銃弾使って、銃規制だなんて(笑)
でも、サイコーに楽しい1.5時間でした。
Posted by mina at 2008年06月08日 20:37
>minaさん、こんにちわ
何だか突然変異みたいにできちゃった映画ですよね
辻褄をどうやって無視するかもセンスの問題で
これはかなりハイクラスだと思います
Posted by オア at 2008年06月09日 11:47
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。