2008年02月18日

お金のある人は明日買いに行って下さい

433474379Xカンタン刑 式貴士 怪奇小説コレクション (光文社文庫)
式 貴士
光文社 2008-02-07

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無茶苦茶面白くてビックリした。蘭光生が某作家の覆面だってことは知ってたけど、その某作家がこんなにアナーキーでゴアで生首でグロで切り株でナンセンスで淫猥でポップでそして何より一途なまでに彼方に突き抜けた作品を書いてたなんて全然知らなかった。いつの時代にもこういう光景を幻視してしまう力を持った人間はいるのだろうけど、それを文字に置き換えてなおかつ生業として表現してくれるおかげでこうやって目にしてニタニタできるわけで、そういう意味では巻末に文章を寄せている平山夢明とはその因縁がどうのよりも完全に同列で語られるべきで、平山夢明の読者は今すぐこれを買って貪り読むのが妥当だとしか言えないなと昨日今日知った若輩者が偉そうに檄を飛ばします。明日買いに行って下さい。

4778030583能登の白クマうらみのはり手 (THE VERY BEST OF Tatsuhiko Yamagami)
山上 たつひこ
小学館クリエイティブ 2008-01

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続けて読んだのがこれ。江口寿史が編んだ完璧な撰集。「がきデカ」で為されていた作者による翻訳/安全弁を取っぱらうとこういうことになる。マンガの場合ギャグの達成は1コマで足りてしまったりもするけど、これはその1コマの破壊力をそのままストーリーにつなげた(ストーリーなんかないけどね)バカ力が天才というかクールなキチガイの跳躍力なわけで、読めば読むほどこの躁幸感は病みつきになる。最近は読中の本とこれと2冊カバンに入れて、思い出したようにパラパラめくっちゃあやられてる。今日は帰りの京王線でP52のタバコをふかすイボグリくんの2コマに破顔しました。これも明日買いに行って下さい。
posted by orr_dg at 22:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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