2007年12月18日

ゆらゆら帝国@SHIBUYA-AX 12/17


ゆらゆら帝国20071218

感情の震えや肉体の揺れをマシーナリーではなく感情や肉体そのもののトリートメントで昏睡させたフリーキーが新譜の面白さで、今回のツアーはそのひきつり気味の再現が楽しかったのだけど、今夜のツアーファイナルではその昏睡を自ら解き放ってみせて少し驚いた。とは言ってもシュリンクはそのままに振り回すものだから、圧縮されたそれらが醸す化合熱でオープニングの「おはようまだやろう」から何だかもういろいろと真っ赤になってるし、マイクのリバーブもいつもより深く潜る感じで怪しげ。続く「なんとなく夢を」も当然熱に浮かされたようなシングルバージョン。圧巻は坂本さんがギターをマラカスに持ちかえて腰を振りまくる「あえて抵抗しない」で、ダブの欠片を這いずるファンクで縛りつけた異常なカッコよさが既にこの夜のハイライト。その後は久しぶりの「2005年世界旅行」やら「侵入」やら差し込んで終盤のピークはやはり「ロボットでした」のエクスペリメンタル・ファンキーでこれはもう何度聴いても全然飽きないな。ラストのこれも久々な「星になれた」では、散々まき散らした自分らの熱や毒気にあてられたのか、いまいち絶唱が叶ってなかったようなのがやや残念で「ロボットでした」で終わっても良かったかなという気がしないでもない。というわけで今夜の変わり身には少しばかり意表をつかれたのだけど、開演前のSEが今までのアンビエント・ノイズから甘茶ソウルに変わっていたことなども併せてみると何だか次のドアを開けつつあるのかなという気もして、今月30日のLIVE2007FINAL@恵比寿LIQUIDROOMもじんわりと立ちくらみしそうなステージになりそうで当たり前のように胸がはずむし、でもって坂本さんに「よいお年を」とつぶやいてもらえればこれはもう言うことなしの年の瀬。

※画像は先日リリースされた『できない/あえて抵抗しない』の12inch Remix Vinylで、アートワークだけでもこれは買い!
posted by orr_dg at 14:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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