2007年08月01日

FRF'07@苗場/7.29 Sun

おそらくは気圧変調性頭痛により明け方より頭がどんよりと重たくて体も動かず、楽しみにしていた面影ラッキーホールも見送る羽目になって、なんでこんな日にと凹む。結局ホテルを出たのが11時過ぎ。はぁ。

DEERHOOF@WHITE
音源も何枚か持ってるしポップなフリーフォームが面白いバンドだけど、今のワタシに必要な音じゃないのかなあ。目や耳が向かうのはドラムスばかりでつまりはそういうこと、多分。

HEATWAVE@HEAVEN
キーボードが細海魚さんだし、いつのまにか素晴らしいメンバーになってた。一巡りしたせいなのか山口氏も風通しが良くてしなやかな感じ。池畑氏のスネアを頭に叩き込まれている内に心なしかモヤモヤが楽になってく。気のせいでもありがたい。

PURI@ORANGE
DEERHOOFのドラマーがMCで「面白いパーカッショングループだよ〜」みたいなこと言ってたので足を運んでみる。打楽器オンリーというわけでもなくていろんな管楽器やギター、ベースなんかをとっかえひっかえしてるけどあくまでリズムコンシャスで、でもそれは躁的なポリリズムとかではないのでリラックスして体を揺らせるのがすごく心地良い。本来ORANGE COURTはこういうミュージシャンのステージコンセプトだったよね。

MIKA@GREEN
正直グリーンで大丈夫かよと思ってたけど、杞憂どころの騒ぎじゃなかった。歌の巧さもショーマンシップ溢れるステージングも、とにかく自分の世界を表現する術に圧倒的に長けていて、けれどもそこにあざとさを全く匂わせずにピュアな多幸感だけを観客に送り届ける素晴らしいパフォーマンス。色とりどりの風船や紙吹雪、着ぐるみの動物たちが乱舞するエンディングにどうしようもなく顔がほころぶけど、彼がベイルートからのレフジーであることを想い出すと、全身で創り出したこの性善説がなおさら切実に染み入ってくる。

JONATHAN RICHMAN@HEAVEN
イメージとしては「メリーに首ったけ」登場時の怪しいシンガーそのまま。ギターやらカウベルやら脈絡なく持ち替えて、終始笑みを浮かべてラテンテイストで腰をふりつつもこれは親密さとかいうよりは不思議な生き物を見てる時のワクワク感。レジェンダリー度は皆無だけど、どこからも逃げ切ってるフットワークが浮世離れしててニヤニヤしちゃうね。

BATTLES@WHITE
今年のベストステージとかいうよりも、今まで10回参戦したフジロックでのベスト5には入るとんでもないステージ。極上にトリートメントされた繊細なフレーズの乱反射が生み出す音粒のランダムな(計算づくだよと言われそうだけど)増幅と収縮が、Jon Stanierの異様に硬質でジャストながらも筋肉の軋みすら響きそうなドラミングのまわりでくっきりと音像を描くように舞い続けて素晴らしくカラフルでダイナミックで、空気の振動にすぎないはずの“音”に溢れるばかりの生命力を宿してみせたファンタジックで濃密な一瞬の50分。

V∞REDOMS@WHITE
BATTLESのチルアウト・タイムになってしまったけどそれはそれで贅沢な一時。見る度に全方位というよりは一点突破型になってるけど、そっちの方が好きだな。

FERMIN MUGURUZA@ORANGE
今年のクロージングはこの人達。04出演時も同じオレンジでのステージがムチャクチャ楽しかったので迷わずチョイス。本来はコンバット・ミュージックだけれど、この楽しさといったらもうこれは仕方ないのでワタシ達の享楽を許していただきたい。最終日のこの時間でまだこれだけ足が動くとは思わなかったけど、さすがにステージの終わりと同時に土嚢を背負わされたような疲労困憊がいきなりやって来て、ゾンビのように足を引きずりうなだれながらホテルまで40分歩くことを考えたら祭りの後の切なさを嘆く余裕すらないのでした。

来年は日英修好通商条約調印150周年ということで『UK-Japan 2008』という政府間レベルでのイベント・イヤーになるらしく、なぜこんなことを突然書き出したかと言うことフジロックの大将であるところのスマッシュ代表日高正博氏が『UK-Japan 2008』の名誉顧問委員会の一人に名を連ねているため、来年のフジロックにはイギリスという国が色濃く反映されるのが必然となるからで、ここは一つ大英帝国勲章受勲者たる大将は政治的手管なども弄して超大物英国ミュージシャンを引っぱりだしていただきたい。ワタシとしてはPよりもDがありがたいんだけど、ああ両方呼んじゃえばいいんだな。ということでUSインディ勢がますます手薄になるのはこの際我慢しとくから、アハアハと呆けたように笑うしかないラインナップを是非とも期待したいな。
posted by orr_dg at 22:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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