2006年09月28日

ゆらゆら帝国/スチャダラパー@LIQUIDROOM


yurayura&sdp

まずはスチャダラパー。最も熱心なリスナーだったのが「WILD FANCY ALLIANCE」から「偶然のアルバム」あたりなので既に10年以上経っているのだけれど、人生の余白を凝視した果てにネガがポジに裏返る瞬間を、ポケットの中で握りしめた拳のように小さく震える男気のトラックで掴まえたヒップホップが本当に大好きだった。などと過去形で書いてしまうのが申し訳ないくらいのスチャダラ気分で思わず顔がほころび体も揺れる。サポートのラッパーは脱線3のロボ宙でこれまたビバ90年代!ワタシの中では彼らが顕した人生の気分はフィッシュマンズにつながったりもしていたことや何かも色々と立ちのぼってきたステージで、11月発売の6年ぶりの新譜も楽しみなとても快い気分で終了。
ゆらゆら帝国は「ドア」でひそやかにスタート。今夜は滲み出る熱に注力するステージで、いつにも増して坂本さんのSGを締めつけて絞り上げる圧力が強い。一郎さんはなぜかシャツにネクタイ姿。襟元も長袖のボタンも全部きっちり留めて最後までまったく緩めないままなので、見ているこちらが暑くて息苦しい感じ。何かの罰ゲームですか一郎さん。いつもそうなんだけど、「タコ物語」のジャンクでフリーキーなアンサンブルを聴くにつけ、この空気の震えの先にいるはずのトム・ウェイツをマーク・リボーのギターで体感できなかった不幸にまたもや絡め取られることになる。などとつらつら妄想している内に、今夜は対バンということもあって「無い」をラストに1時間弱で坂本さん両手を挙げて退場。良い夜でした。

posted by orr_dg at 15:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | Live | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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