2005年11月06日

コープス・ブライド/君のためなら死ねるとまでは言わない


corpse_bride
オフィシャルサイト

素直に喜べばいいと思うのだ。バートンが烽火を上げた“居場所なきもの”からの戦いに加担した気分になっていた者は。少なくともバートン個人は戦いに勝利したと思えるし、今や一大勢力となった“GOTH”にも少なからぬ影響を与えていることは明白で、“居場所”は与えられたように見えるじゃないか。思春期の庇護者は別に求めればいいだけの話で、その役回りをいつまでもバートンに求めるのは酷というものだろう。「猿の惑星」以降、バートン自身が自らその役回りを降りてしまったのは明らかだし、闘う“ふり”をしないだけの誠実さは十分すぎるほど持ち合わせているがゆえの転向なんだろう。
ここでのバートン・ガジェット満載の超絶人形アニメも、作品としては文句なしに楽しめる。ただ(ああ、やっぱり愚痴だ)、ビクトリアが闘わずして獲得した幸福は“居場所なきもの”の礎によるものでしかないのだが、こうしたハッピーエンドをサラッと描いてしまう勝者のさじ加減がやや鼻につく。ああ、鬱陶しくてごめんなさい、もう言いません。

posted by orr_dg at 14:08 | Comment(0) | TrackBack(1) | Movie/Memo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ティムバートンのコープスブライド
Excerpt: 試写会でコープスブライドお先に観てきた。公開は22日からよ。個人的には実写の方が好きです、ティムバートン監督作品は。キャラクターの細かいしぐさかわいい
Weblog: NO or KNOW future
Tracked: 2005-11-06 19:03